重道武司
著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

コクヨの直接出資を受け入れ「ぺんてる」経営陣の因果応報

公開日: 更新日:

 因果は巡る――といったところか。7年前のクーデターで創業家出身社長を追い出した老舗筆記具メーカー、ぺんてる(東京・中央区)の経営陣が今度は、回り回って創業家保有株を手に入れた業界最大手、コクヨによってその軍門に下る形となった。

 ぺんてる経営陣が取締役会で古参役員らの退任を求めた堀江圭馬社長(当時)に解任動議を突き付け、返り討ちにしたのは2012年5月のこと。後任に納まったのが現社長の和田優氏だ。

 堀江氏は返り咲きを策したものの、他の創業家一族らの反対で失敗。18年3月、やむなく、保有していた発行済み株37・45%を日本政策投資銀行系の上場投資会社、マーキュリアインベストメントの設立した受け皿ファンドに約70億円で売り払った。

 ところが今年5月、マーキュリアが、そのファンドを101億円でコクヨに転売。コクヨが実質的な筆頭株主に躍り出たのだ。水面下で業界2位、プラス(東京・港区)との資本業務提携を模索していたぺんてる経営陣はこれに強く反発。「間接出資の経緯が不透明で、信頼関係が築けていない」などとして、コクヨが求める業務提携協議にも応じない姿勢を示してきた。

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