テレビ 見るべきものは!!
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松田龍平「探偵さん、リュック開いてますよ」3つの要素が溶け合って生まれる“重力の軽さ”
クセになるドラマだ。強い中毒性と言ってもいい。金曜深夜の松田龍平主演「探偵さん、リュック開いてますよ」(テレビ朝日系)である。 主人公の一ノ瀬洋輔(松田)は探偵&発明家。地方の温泉街にある、…
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TBS系日曜劇場「リブート」の魅力は「先が読めない」こと
当初、多くの人が奇想天外な設定に驚いたはずだ。日曜劇場「リブート」(TBS系)である。 パティシエの早瀬陸(松山ケンイチ)は、妻・夏海(山口紗弥加)の白骨死体が見つかったことで殺人容疑をかけ…
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「再会 ~Silent Truth~」“過去の秘密”と“現在の関係”という二重構造が物語に緊張感を与えている
序盤戦で抜群の牽引力を示している。「再会~Silent Truth~」(テレビ朝日系)だ。 神奈川県のある町で起きた射殺事件。担当刑事の飛奈淳一(竹内涼真)は驚いた。使用された拳銃が、23年…
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「テミスの不確かな法廷」松山ケンイチは難役を微かな表情の変化や指先の動きなどで繊細に表現している
裁判官の安堂清春(松山)は東京から前橋地方裁判所第一支部に異動してきた。「空気を読む」とか、「遠慮する」とかは一切なし。思ったままを口にして周囲を困惑させたりする。一見真面目で物静かな男だが、ちょっ…
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「新年早々 不適切にもほどがある! ~真面目な話、しちゃダメですか?~」コメディーだからこそ言える“本音”が秀逸
年末年始に放送されたスペシャルドラマの真打ちと呼べそうだ。4日の「新年早々 不適切にもほどがある! ~真面目な話、しちゃダメですか?~」(TBS系)である。 物語は2026年1月から始まった…
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2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作
今年のドラマ「ベスト3」を選んでみたい。 1本目は「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)だ。吉野千明(小泉今日子)と長倉和平(中井貴一)が「老いと死」という新たなテーマと向き合った。…
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放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ
とんでもないドラマが登場した。13日に始まった、放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK、全3話)だ。 物語の舞台は100年後。40年続いた火星移住が見直され、地球への帰還が始まる。リリ…
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宮崎美子「介護スナック ベルサイユ」は見ているうちに、自分なら誰と会いたいかを考えさせられる
どこかにこんな店があったらいいかもなあ。宮崎美子主演「介護スナック ベルサイユ」(東海テレビ・フジテレビ系)だ。 客は要介護認定を受けた人たち。謎のママ・上杉まりえ(宮崎)と介護士資格をもつ…
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夏帆×竹内涼真「じゃあ、あんたが作ってみろよ」が描くのは“自分感覚”で生きることの大切さ
気がつけば12月。夏帆×竹内涼真「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)も第3コーナーに差し掛かってきた。 父親譲りの「昭和の価値観」で生きてきた勝男(竹内)。恋人に合わせることで「普通…
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天海祐希「緊急取調室」ドラマはドラマの最終回で完結して欲しいという思いも捨てきれない
2014年に始まった天海祐希主演「緊急取調室」(テレビ朝日系)。 4年ぶりとなる第5シーズンだが、ヒロインの真壁有希子(天海)、小石川(小日向文世)、菱本(でんでん)、玉垣(塚地武雅)らキン…
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テレビ東京「コーチ」は62歳という年齢を味方につけた唐沢寿明の新境地
今期ドラマにおける思わぬ佳作かもしれない。唐沢寿明主演「コーチ」(テレビ東京系)だ。 主人公の向井光太郎(唐沢)は警視庁人事2課所属の熟年職員。元々は捜査1課で活躍していたが、なぜか外された…
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日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」競馬という「血の継承」の世界と、人間の「心の継承」が交差していく
日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)は、競馬を通して「家族」の意味を問い直す、今期屈指の人間ドラマだ。タイトルには「ロイヤル」とあるが、王族ならぬ競馬界の馬主一族が描かれる。 主人…
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NHKスペシャル「未解決事件~逃亡犯へ 遺族からの言葉」オンエア直前に番組と現実がリンクした
「こんなことが起きるのか」とびっくりした。番組と現実の際どいリンクだ。1日に放送されたNHK「未解決事件~逃亡犯へ 遺族からの言葉」である。 いつもは1件の未解決事件を取り上げ、過去の経緯から…
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大泉洋「ちょっとだけエスパー」脚本・野木亜紀子の遊び心に期待大
異色度では今期ドラマのナンバーワンかもしれない。大泉洋主演「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)である。 主人公は会社をクビになり家族も貯金も失ったサラリーマン、文太(大泉)だ。謎の企業「…
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北村有起哉「小さい頃は、神様がいて」日常に潜む感情の揺らぎをすくい上げる
連続ドラマを見る醍醐味は、ある一定期間とはいえ登場人物たちの「人生」に付き合うことだ。彼らに何が起きているのか、これからどうなっていくのかが関心のポイントとなる。その意味で、「小さい頃は、神様がいて…
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三谷幸喜脚本「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」が目指しているのは、まさにシェークスピア劇だ
今期ドラマの目玉ともいえる一本だ。三谷幸喜脚本「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)である。 時代背景は昭和59年、架空の「渋谷八分坂」が舞台だ。劇団を追われた…
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明治期の“普通ではない女性の生き方”を、令和の“普通ではない女優”髙石あかりが具現化
NHKの新しい連続テレビ小説「ばけばけ」が始まった。主人公の松野トキ(髙石あかり)のモデルは、「怪談」などで知られる作家・小泉八雲の妻、セツである。 明治維新によって世の中が大きく変わり、そ…
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「激レアさんを連れてきた。」は“他人と違ってたっていいじゃん”というメッセージを笑いと共に発信し続けた
9月29日に最終回を迎えた「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系)。とても珍しい体験をした人=激レアさんをスタジオに招き、直接話を聞くという番組だ。 スタートは2017年秋。8年間に60…
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木竜麻生「いつか、無重力の宙で」過去の自分と現在の自分を交錯させながら新たな「夢」に挑む
夜ドラ「いつか、無重力の宙で」(NHK)が、いい出足を見せている。 主人公は大阪の広告代理店で働く30歳の望月飛鳥(木竜麻生)。社内では「できる人」と評価されているが、実際は「便利な人」とし…
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藤木直人「最後の鑑定人」彼の新たな代表作となりそうなドンピシャの役柄
藤木直人は不思議な俳優だ。コンスタントにドラマで見るし、主演作も少なくない。だが、代表作がすぐに出てこない。 上戸彩と共演した「高校教師」(TBS系)は、もう20年以上前の作品だ。昨年、医師…
