著者のコラム一覧
碓井広義メディア文化評論家

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授などを経て2020年3月まで上智大学文学部新聞学科教授。専門はメディア文化論。著書に「倉本聰の言葉―ドラマの中の名言」、倉本聰との共著「脚本力」ほか。

「続・続・最後から二番目の恋」前シリーズにはなかった「老いと死」もじんわりと温かい世界観で描かれる

公開日: 更新日:

 小泉今日子中井貴一のダブル主演「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)が始まった。2012年に第1期、14年が第2期だったから、吉野千明(小泉)や長倉和平(中井)とは11年ぶりの再会になる。

 何より、2人の関係性が大きく変わっていない様子にホッとする。ちょっとしたことで口論になることも、それでいて互いに認め合っていることも以前と同じだ。長倉家のリビングで交わされる日常会話にも心地よい懐かしさがある。

 その一方で、2人ともちゃんと年齢を重ねている。千明はテレビ局の定年まで1年を切った59歳。和平は定年後も市役所で働く63歳。今回は前シーズンにはなかったテーマが織り込まれている。それは「老いと死」だ。

 千明は平坦な舗道で転倒し、和平の肩は当たり前のように痛む。しかも千明の上司と和平の同期が突然亡くなり、それぞれにショックを受ける。

 千明が言う。

「さみしくない大人なんていない。大人は自分の時間が有限なことも、今から素晴らしい大きなことが起きないことも知っているから」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”