発掘おもしろ図鑑
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「ミュージアムグッズのチカラ」大澤夏美著
博物館や美術館で展示を見た後、出口近くで来訪者を待ち構えるミュージアムショップ。ついつい財布の紐がゆるくなる、ここでしか手に入らない品々が並んでいる。 そんなミュージアムグッズに魅了され、著…
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「眠れなくなるほどキモい生き物」大谷智通著 猫将軍絵
「入水自殺するカマキリ」「天敵であるはずのネコに近づいていくネズミ」――意思に反してカマキリやネズミをそうした行動に駆り立てているのは実は寄生虫だという。 カマキリを宿主にする寄生虫の正体はハ…
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「最強の神様100」八木龍平著
お正月には、日本人の7割の人が初詣に神社を参拝。初詣だけでなく、日頃から参拝を欠かさない人、また「苦しい時の神頼み」と何かあれば、神社に駆け込む人も多い。日本人と神様は切っても切れない仲だ。しかし、…
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「東京の城めぐり」辻明人著 小和田哲男監修
東京の城といえば、誰もがすぐに江戸城を思い浮かべるだろう。かつての江戸城は、現在の千代田区全域と中央区の大半、そして港区の一部を含む世界でもまれな大城郭だったゆえに、その存在感は半端ない。 …
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「名画のドレス」内村理奈著
西洋絵画は、描かれた人物もさることながら、身に着ける服がリアルに描写されていて、驚かされることが多々ある。 西洋服飾文化史の専門家である著者によると、服飾の細部まで描写するのは、人物の性格や…
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「たくましくて美しい糞虫図鑑」中村圭一著
「糞虫」と聞くと、ファーブル昆虫記に登場する動物のウンチを丸めて転がすフンコロガシを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、糞虫の99%は糞を転がさないという。 糞虫は糞を食べるコガネムシの総称で…
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「パフェが一番エラい。」斧屋著
パフェ評論家の著者は、年に約365本、これまでに3000本を制覇。それでも食べ尽くせないほど、巷には魅力的なパフェがあふれているという。 パフェの見栄えの美しさ、かわいさ、華やかさは、他のス…
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「ときめく カエル図鑑」高山ビッキ文 松橋利光写真 桑原一司監修
そのユニークな姿形に親近感を覚えるからか、縄文土器にもその姿が描かれ、多くの童話や絵本などにも登場するカエル。 都会暮らしではお目にかかる機会も少なくなってしまったが、カエルは昔から人間にと…
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「スモールワールズTOKYO 公式撮影地ガイド」長尾真志写真・解説 SMALL WORLDS監修
東京・有明の「スモールワールズTOKYO」は、世界最大級の屋内型ミニチュア・テーマパーク。8000平方メートルのフロアに、「関西国際空港」やフロリダの「宇宙センター」などの現実世界から、エキゾチック…
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「NHK浮世絵 EDO-LIFE 東海道五拾三次」藤澤紫、NHK『浮世絵EDO-LIFE』制作班編著
浮世絵師・歌川広重の名を世に知らしめたヒット作「東海道五拾三次」は、江戸から京都に至る東海道の53の宿場を描く。 当世(うきよ)の出来事を切り取り、メディアとしても機能していた浮世絵には、グ…
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「見つける東京」岡部敬史文 山出高士写真
緊急事態宣言下の東京で、遠出もままならず、運動不足対策に散歩を始め、わが町の知られざる魅力に改めて気づいたという人も多い。 本書は、そんなふうに誰もが見過ごしてきた東京の魅力を教えてくれるビ…
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「虫のぬけがら図鑑」安田守著
子ども時代、夏になるとセミのぬけがら(羽化殻)をせっせと集めていたという方も多いのでは。 大きく頑丈なセミのぬけがらは、風雨の当たらない場所では1年以上もそのまま残っていることもある。ゆえに…
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「四季彩図鑑」北山建穂著 永方佑樹詩
冒頭から漢字のテストで恐縮だが、「蒲葡」「掻練」「褐返」という言葉をご存じだろうか。順に「えびぞめ」「かいねり」「かちかえし」と読む。 実はこれ、すべて、色を表す日本語だ。 日本人は…
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「がっかり妖怪大図鑑」村上健司著
今年も猛暑が続くが、エアコンも冷蔵庫もなかった時代のご先祖たちは、怪談話で涼を得ていた。幽霊と共に怪談に欠かせないのが妖怪だ。多くの妖怪は、人を襲って食べるなど、えたいの知れない恐ろしい存在だ。だが…
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「隈研吾建築図鑑」宮沢洋画・文
オリンピックで世界中の視線を集める新国立競技場の設計者・隈研吾氏。押しも押されもせぬ日本を代表する建築家が、これまでに手掛けたプロジェクトはまもなく1000件の大台に届くという。 その中から…
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「町田忍の昭和遺産100」町田忍文・写真・絵
日本の元号は現在の令和まで、これまでに248。そのうち「昭和」時代は、正味63年間も続き、歴代最長だった。同時に昭和は、電灯しかともっていなかった日々から、パソコンが登場し情報社会が幕開けするまで、…
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「古くて素敵なクラシック・レコードたち」村上春樹著
毎年、ノーベル賞候補に名を連ねる著者が、若き日にジャズ喫茶を経営していたエピソードはあまりにも有名。趣味で集めたレコードは、これまで約1万5000枚に及ぶという。実はジャズほどではないがクラシック音…
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「浮世絵動物園」太田記念美術館監修 赤木美智、渡邉晃、日野原健司共著
江戸時代の人々も、現代人と同じように、猫や犬はもちろん、さまざまな動物を身近に置き、かわいがった。荷物や人を運ぶのに活躍した馬や牛も、日常の風景の中に溶け込んでいた。上等な馬は、ステータスシンボルで…
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「インド神話物語百科」マーティン・J・ドハティ著 井上廣美訳
約11億人もの信者がいるヒンズー教は、キリスト教、イスラム教に次ぐ世界宗教だが、信者のほとんど(約10億人)がインドに集中しているため、あまり馴染みがない。 日本人にとっても、ヒンズー教とい…
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「トキワ荘マンガミュージアム」コロナ・ブックス編集部編
かつて豊島区椎名町にあったトキワ荘は、手塚治虫をはじめ、赤塚不二夫や藤子・F・不二雄と藤子不二雄(A)の両人など、マンガ界のレジェンドたちが、若き日に共に暮らした伝説のアパートだ。 1982…