お笑い界 偉人・奇人・変人伝
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小林亜星が豪快に語った作曲法 そして「寺内貫太郎一家」頑固オヤジ役ができあがるまで
「北の宿から」をはじめ、日立製作所の「♪この木なんの木気になる木~」やエメロンシャンプーの「ふりむかない~で」など耳に残る数々のCM曲を作られた作曲家の小林亜星さん。 作曲法について尋ねると亜…
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カルーセル麻紀には「ナンボギャラ払ろても値打ちあると思うで!」上岡龍太郎さんが絶賛していた
あの天才・上岡龍太郎さんがことあるごとに「(カルーセル)麻紀の壮絶な体験聞いてみ、この子にはナンボギャラ払(はろ)ても値打ちあると思うで!僕みたいに口先だけで言うてんのとはわけが違う、深さが違う!」…
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柳沢慎吾の芸で“ひたむきに頑張る”を痛感…原点は「一生懸命やってる姿が一番かっこいい」だ
先月の「笑点」演芸コーナーで、十八番ネタ「ひとり甲子園」の7分にわたる熱演が話題になった柳沢慎吾さん。20年以上も前に十数分のロングバージョンを目の前で見せていただいた時と変わらない躍動感とパワーに…
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RIKACOのプロポーション維持の秘訣は…実にシンプルだけどとても難しいものだった
タレント、モデル、実業家としてマルチな活躍を続けているRIKACOさん。20年以上前、お会いした当時は自由奔放なコメントで話題になっていました。 楽屋入りも元気ハツラツ、画面で見ていた以上に…
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天童よしみは歌い始めると「大阪のオモロい、ちっちゃいおばちゃん」から一変していた
♪なめたらあかん~のCMでもおなじみ、演歌の女王・天童よしみさん。初めてお会いしたのはインフルエンザの魔よけとして無料配布された「よしみちゃん人形」が話題になっていた1998年ごろでした。 …
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ガクテンソクの舞台を2006年に初めて見た 印象は「とにかくツッコミがうまい」こと
「THE SECOND2024」で見事に優勝を飾ったガクテンソクの奥田君とよじょう君。「M-1グランプリ2005」でアマチュアながら準決勝に進出、NSCを経ず、オーディションで当時の若手の劇場・bas…
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濱田岳「わろてんか」最終収録のリハーサル後に涙の訴え…仕事への熱意と凄みを見せつけられた
濱田さんと初めてお会いしたのは、NHK連続テレビ小説「わろてんか」の漫才指導の時でした。子役時代からキャラクターの違う役を見事に演じ分けていらっしゃったので、間近で濱田さんを見られるのが楽しみでした…
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松坂桃李さんに「わろてんか」で漫才指導を 仕事の取り組み方と真摯な姿勢に心打たれた
吉本興業の創業者・吉本せいさんをモデルにしたNHK連続テレビ小説「わろてんか」(2017年下半期)。私は「漫才指導」として2カ月間、現場に参加をさせていただきました。 初めて稽古場に伺った時…
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正司照枝師匠の謙虚さ、好奇心、探究心にはいつも感心させられた
7月8日、1960年代から80年代にかけて上方漫才界で一世風靡された三姉妹「かしまし娘」の次女、正司照枝師匠が亡くなられました。享年91。 私のような「漫才作家」にとっては、雲の上の存在の師…
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陣内智則くんの一言で、自分のふがいなさに涙した…彼には大きな借りがある
司会に、コメンテーターに舞台にとジャンルを問わずに活躍の場を広げている陣内くん。「任せておけば大丈夫」という安心感・安定感がスタッフサイドにあるのでしょう。それでいて、視聴者からは先日のお笑いタレン…
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陣内智則が独自のワールドを確立できた理由 考え抜く工夫、こだわりと努力を惜しまないこと
「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)でお笑いタレント・永野くんにキレて飛びかかったことが話題になっている陣内智則くん。 “マジギレ”と騒がれていましたが、陣内くんのことなのでもっといい形…
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桂米朝師匠は上方落語の古典として演じられている演目の数多くを掘り起こした
先日、亡くなられた桂ざこばさんが「ちゃーちゃん」と慕い、敬愛し続けた桂米朝師匠。今回はお笑いの世界で仕事をする者として、また、いち落語ファンとして米朝師匠の存在がどれほど上方落語に貢献されてきたか、…
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追悼・桂ざこばさん GⅠで「3-5-8(ザコバ)」馬券を1万円買い続け、ついに高額配当のはずが…
ざこばさんが「ちゃーちゃん」と呼び、敬愛してやまなかったのが師匠の桂米朝師匠。 ラジオのスタッフから聞いた話ですが、米朝師匠のラジオ番組で、落語はもちろん伝統芸能にも精通したプロデューサーが…
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追悼・桂ざこばさん 「同じ演目」でも「同じ噺」はない“ざこば落語”の真骨頂
上方落語界の重鎮、桂ざこばさんが亡くなられました(享年76)。 感極まれば人目もはばからず涙を流す、喜怒哀楽をストレートに表現される個性は本当に貴重な存在でした。怒ってらっしゃる時は取り付く…
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小松政夫さん「僕のギャグにはモデルがいるんですよ。先生や先輩や同僚が実際に言っていたことを誇張してるから」
半世紀以上前は「ドギツさの関西」「小洒落た(小粋な)関東」という感が強かったでしょうか。そんな中、関東発でありながら「電線マン」や「しらけ鳥」はもちろん、数多い“バカバカしいギャグ”を一生懸命にやっ…
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追悼・中尾彬さん 無音で「ひ・さ・し・ぶ・り」と一音ずつ口の形を変えて挨拶をされた
先月16日にお亡くなりになった中尾彬さんとは、トーク番組などで20回以上お世話になりました。 初めてお会いしたのは20年以上前。口数こそ多くはありませんでしたが、ここというところで短くバッサ…
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追悼・今くるよ コンビで売れっ子になった“運命の日”を振り返る時、いつも語っていた言葉の重み
今月27日、漫才、ラジオ、バラエティーなど30年以上ご一緒させていただいた、今くるよさんが亡くなられました。東京NSCの授業前に一報が入り、直後の授業で涙があふれて押し黙ってしまい、「ごめんね、実は…
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キダ・タローさんの楽曲創作「すぐ出来ます。ひらめき言うんかな」を詳しく伺うと…
5月14日に93歳で亡くなられた「浪速のモーツァルト」ことキダ・タロー先生。先生ほど、皆が好き嫌いなく敬愛されたタレントもいなかったのではないでしょうか。40年にわたって、数え切れないほどご一緒させ…
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ルー大柴の適応力は素晴らしい 関西生トーク番組に初出演後「怖い番組だね~」とニヤリ
初めてお会いしたのは30年近くも前でしょうか。アデランスのCM「トゥギャザーしようぜ!」でブレークし、東京の番組ではよく見かけていました。日本語と英語をチャンポンにした“ルー語”で人気を博していまし…
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“世界の盗塁王”福本豊さんは国民栄誉賞を打診され…「立ちションもできんようになるやん」
阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)でパ・リーグ盗塁王13年連続、年間106盗塁という世界記録(当時)も樹立した福本豊さん。1970年代から80年代にかけて全盛時代の福本さんは誰にも止められ…