お笑い界 偉人・奇人・変人伝
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吉本興業会長・大﨑洋さんとの台風のような出会い…突然「今いくよ・くるよ」のネタを書くことに
今回は先日、吉本興業を退社された大﨑洋前会長のことを書かせていただきます。大﨑会長に初めてお会いしたのは1985年の2月の終わり頃だったかと記憶しています。阪神・巨人さんとの打ち合わせで「うめだ花月…
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なかやまきんに君のタンクトップ姿は800人の生徒の中でも目立っていた
登録者数200万人以上、人気マッスルユーチューバーでもある、なかやまきんに君はNSC大阪22期生。キングコング、ダイアン、南海キャンディーズ・山ちゃん等々、後に売れっ子となる生徒が大勢いた中でも異彩…
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“大歌手”森昌子がたどり着いた境地「お客さんに笑顔になってもらいたい」
2019年に惜しまれながらも引退された森昌子さん。初めてお会いしたのは10年以上も前。NGK(なんばグランド花月)の公演でゲスト出演された際に西川きよし師匠との「漫才」の台本を書かせていただいたのが…
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芸人→弁護士目指した角田龍平 司法試験に落ち続けた日々を支えた“師匠”オール巨人の言葉
大学に通いながら1年間オール巨人さんの弟子に付いていた角田君でしたが、巨人さんほか先輩方との才能の違いを目の当たりにして“憧れ”が“絶望”へと変わり、漫才師への夢を諦めることに。師匠たちが許してくれ…
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角田龍平は島田紳助に「天才」と認められるも…芸人から弁護士へと華麗な転身
元芸人から弁護士へと華麗な転身を遂げ京都に事務所を構え、本業はもちろん、テレビにラジオに文筆活動に活躍する角田君。先日、彼のラジオ番組に出演させてもらい、久しぶりに再会し、オール巨人さんの弟子時代の…
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宮川花子が漫才復帰「生きるってしんどいわ…でも頭はスッキリ! そこは大助と違うとこです」
2019年12月に血液のがんの一種である多発性骨髄腫であることを公表し、治療・リハビリを続けてらっしゃるベテラン夫婦漫才師の宮川花子さんが10日、夫の大助さんと共に大阪の吉本本社で4年ぶりに漫才の舞…
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千鳥の恩師が同級生の親友だった! ドラマのような偶然がきっかけで濃い関係に
テレビで顔を見ない日がないほどの超売れっ子になった千鳥。2人はNSC出身でもなく、漫才番組で顔を合わせてあいさつをする程度で深い関わりはありませんでした。距離が縮まったきっかけは2008年から「ba…
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吉本新喜劇の最年長「和子のおばちゃん」は“漫才の神様”いとし・こいし師匠の唯一の弟子
吉本新喜劇の最年長。「和子のおばちゃん」で有名な桑原和男さん。 私が初めて新喜劇を書いた1990年からお世話になっています。 「こんな(役の)出し方では意味がないんちゃうか? もうちょ…
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新喜劇・たつじいネタ誕生の裏話「完全にとんでもうて、考えてるふりして寝てしもたろと思って寝たんよ」
吉本新喜劇でずっとおじいちゃん役を演じて「たつじい」の愛称で慕われてらした井上竜夫さん。亡くなられてからもう7年近くになりますが、今も楽屋へ伺うと「おはようさん」という穏やかな声が聞こえてきそうです…
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大平サブローさんから聞いた驚愕の事実 新ネタは「お互いのセリフを覚えるだけで、ぶっつけ本番」
お会いすると「おはようございます」の後に必ず「平成の秋田実、本多先生!」と恐れ多いことを言ってくださり、ニヤリと笑われる大平サブローさん。 私が初めてお会いしたのは1985年、阪神・巨人さん…
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島田珠代はカメラが回ると“破天荒スイッチ”がオン! トリッキーなアドリブを連発
舞台セットが揺れるほど強烈に壁にぶつけられて「痛いな! なにすんのん!」ではなく「優しいのね」と何事もなかったかのようにほほ笑みを返し、トリッキーな動きのボケで人気のある吉本新喜劇のタマちゃんこと島…
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中田ボタンの巻(下)新人だったキングコングに「腐った靴はいて舞台に立つような、失礼なことすな!」と一喝!
2月20日に吉本興業とのマネジメント契約終了が発表された中田ボタンさん。前回お話ししたとおり、芸人・スタッフ含め長年「抱かれたい芸人ナンバーワン」に君臨した、芸人界の男伊達。身だしなみには本当に気を…
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中田ボタンの巻(上)「文句があんねやったら、わしに直接言うてこい!」
2019年3月から体調不良で休養されていた中田ボタンさんとのマネジメント契約を双方の合意により終了すると、2月20日に吉本興業から発表されました。 本来は師匠と呼ぶべきですが40年近くにわた…
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浅香あき恵が繰り出すネーティブも納得の大阪弁と気遣いは「大阪のおばちゃん」そのもの
ワンマンで嫌みな女社長から、涙を誘うお母さん役まで、どんな役柄でも自在にこなされる浅香あき恵さん。新喜劇になくてはならない存在です。 初めてお会いしたのは1985年ごろ、記憶が正しければ「吉…
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島田一の介さんの策士な一面 師匠に「相方が見つからないので新喜劇に紹介を」と
人情味あふれるお父さんからカン違いだらけの大ボケまで、どんな役柄も自然体でこなされる吉本新喜劇には欠かせない“名バイプレーヤー”島田一の介さん。 私が新喜劇を初めて書いた1990年の「吉本新…
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いつも穏やかな池乃めだかさんが顔をしかめて「反則や!」とボヤいたワケ
この夏、80歳を迎えられる吉本新喜劇の“小さな巨人”池乃めだかさん。一度だけ楽屋で「めだか師匠」と呼んだ時に「やめてや~若い時から知ってんのに、お尻こそぼうなるがな」と笑いながら拒否されて以降、ずっ…
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三浦マイルドは「僕がいながら申し訳ありませんでした!」と土下座してきた
「M-1グランプリ2022」のチャンピオン・ウエストランドがネタの中で「R-1グランプリ」を揶揄するネタをしたことに噛みついて、“バトル”を展開中の「R-1ぐらんぷり2013」チャンピオン・三浦マイル…
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ヨネダ2000の魅力 常識人だからこそ生み出せる「非常識で不条理な世界観」
「M-1グランプリ2022」でハリセンボン以来13年ぶりの女性コンビとしての決勝進出で話題を呼んだヨネダ2000。フリ以外、セリフらしいものはほとんどなく、DA PUMPの軽快なリズムに乗せて餅つきを…
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若かりし日の松本人志が見せた“キワどいボケ” 礼儀に厳しいオール巨人の楽屋の前を素通りすると…
お正月の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)でかまいたちの濱家君が“松本さんが巨人さんに楽屋で挨拶をせずに素通りした”という話を紹介して話題になっていましたが、あのエピソードを若手時代の…
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さや香は元気でハキハキしていて「思わず見てしまう」雰囲気を持っていた
「M-1グランプリ2022」は結果としてウエストランドの“毒舌漫才”が圧勝しましたが、さや香も大健闘。“しゃべくり漫才”の可能性をより高めてくれたと思いました。審査員の志らくさんが「(中田)ダイマル・…