今、こんな「昭和の街」が大ブーム
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清瀬の人情酒場「みゆき食堂」の揚げ出し豆腐はうまいのなんの
最近、アタシの好きな酒場食堂に行っていない。コロナ禍以降、昼からの通し営業の店は増えたけれども、まだまだ少ない。時間の融通がきく還暦世代は午後3時ごろから食堂のおかずで一杯やりたいのである。 …
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新宿「仲足龍造栄養研究所」の肉刺しで元気いっぱい
犯罪者は犯罪現場に戻るというが、犯罪者ではないのにまた新宿に戻ってきてしまった。 そんなわけで新宿の4回目。実は絶対に忘れてはならない店があるのだ。それは「仲足龍造栄養研究所」。この名を知っ…
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雑色「よし成」恐るべし!刺し盛り、鶏カラ、肉ピーマン炒めに銘酒を合わせて…「鰻丼にビフテキ」以上だ
黒沢明が「七人の侍」を撮るとき、「鰻丼にビフテキをのせたような映画」という表現をしたという。 そんな映画ばかり見ていると小津安二郎的なものが欲しくなる。例えば「お茶漬の味」みたいな。新宿のよ…
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新宿のロシア料理店で蘇る労組委員長を務めた30年前の思い出
出版社に勤務していた30年ほど前、労組委員長を4年間務めたことがある。 ボーナス時期になると会社側の交渉窓口の総務課長X氏と裏調整に入る。妥結のための根回し。それは会社関係者が来ないホテルの…
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茅ヶ崎「えぼし本店」肉厚の鯵刺しのねっとりした歯応えとうま味
フォレスタコンサートの仕事で久しぶりに茅ケ崎に来たので、この街に詳しい小学校時代の同級生と一杯やろうということになった。 とにかく茅ケ崎駅の乗降客の多さに驚いた。駅ビルも大きくしゃれた商業施…
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新宿「食堂 長野屋」ワタも混ぜ込んだイカ煮の煮汁だけで日本酒5合はイケる
先週、TOKYO MXの「5時に夢中!」でこのコラムが取り上げられた。この場を借りて御礼申し上げる。 見ていて出演者の岩井志麻子さんのコメントに膝を打った。「新宿のワルはプロ、渋谷はアマチュ…
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西口の「ぼるが」でもつ焼を食べながらかつての新宿に思いを馳せる
以前、渋谷が怖いと書いたら同世代から賛同を得た。新宿も怖いけど渋谷とは怖さの種類が違うという。アタシもその意見に賛成。それは新宿ならばアタシらの言葉がまだ通じると思えるからだろう。ま、年取った証拠か…
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五反田「大衆魚酒場 福松」マグロの目玉周りのゼラチン質もタレをかけたご飯もサイコー
アタシの主戦場が五反田界隈なので、どうしても取り上げる店が増えてしまう。ご容赦ください。 とはいっても、実際のところ五反田の進化は目を見張るものがあり、この街を歩くのはことのほか楽しいのです…
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白山「ジャズ喫茶映画館」にはシニアや外国人観光客が足を運ぶ
昭和の商店街には必ずといっていいほど本屋とレコード屋があった。 レコード屋にはアタシの大好きな映画音楽コーナーがあり、スペクタクルや西部劇など大概のジャンルが揃っていた。中学生の頃、買ってき…
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原宿「南国酒家」カニの卵入りふかひれスープと五目あんかけ焼きそばで蘇る家族の思い出
渋谷の大規模開発によって桜丘界隈は見る影もないほど変わってしまった。 昔、さくら坂の横を一本入ったところに中華料理の名店・南国酒家があった。昭和36年創業というからアタシと同い年。そのことを…
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渋谷・道玄坂を散策…24時間営業の居酒屋、道頓堀劇場の舞台に上がる賭けをした思い出
渋谷は100年に一度の大規模開発の真っただ中。ならば今のうちに若い頃よく飲み歩いたエリアを再訪しておこうと渋谷中央街へ。 井の頭線渋谷駅横の道玄坂に抜けるガード周辺はいまだに昼から飲める昭和…
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渋谷道玄坂「元祖くじら屋」鯨のフルコースでスタミナ補給
アタシは最近の渋谷を歩くのが怖い。いまだに工事をしているJRのホームが怖い。絶対に迷子になる地下道が怖い。スクランブル交差点が怖い。高い所から降りる長いエスカレーターが怖い。スマホを見ながら突進して…
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恵比寿「めし処こづち」で隣のオニイチャンに対抗して、肉豆腐卵かけご飯に赤星をグビ~
前回は恵比寿駅西口周辺の昭和的エリアを歩いたが、東口にも似た雰囲気の場所が残っている。 東口向かいの雑居ビルの1階には昔からの鮮魚店があり、その横のえびすストアは昭和35年から続くド昭和な商…
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恵比寿「たつや 駅前店」では80歳くらいの女子が生ビールのジョッキを両手で抱えて飲んでいる
昭和の面影を残す街を歩き、酒場や食堂を訪ねていると、どうしても東京の東側が中心になる。 おかげさまでこの連載も100回を数えたから、そろそろ西側に足を向けてもいいかもしれない。 そん…
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戸越銀座「キッチン TAIYO」で50年ぶりのブラウンソースの香りに感激
昭和40年代終わり頃の話。半ドンの土曜日、学校から腹ペコで帰宅すると、アタシの親父が「みんな帰って来たから五反田行こう」と家族6人で昼飯を食べに行くことがあった。 五反田には老舗の洋食屋が何…
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蒲田「天ぷら すずき」で生ビールとチューハイで、そして揚げたての天ぷらをかき込む至福
中くらいの大きさのトマトが4個で322円(税込み)。北海道産の玉ねぎとジャガイモがそれぞれ3個で106円(税込み)。これを聞いて男性読者諸氏はどう思われるか。 高いとか安いとかピンと来ないよ…
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明石「立ち呑み処 たなかや」たこの旨味は官能的な歯応え、出汁のよく出た汁は皿まで舐めた
仕事で7年ぶりの明石である。 アタシの興味はもっぱら海の幸でうまい酒を飲むこと。仕事そっちのけかい! と言われそうだがご勘弁を。目の前の瀬戸内の魚で一杯やること以上にこの世の幸せがあろうかっ…
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時代を超えた名古屋「大甚」の異空間…広い土間、古い大きなテーブル、小皿に盛られた肴
連載100回目というわけではないが、ぜひご登場願いたい店がある。100年酒場としておそらくそこは全国の居酒屋好きにとっては聖地のような店であり、かの太田和彦氏が日本一の居酒屋と太鼓判を押した店。それ…
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根津「車屋」で厚みがあり脂の乗った鯖の一本寿司を堪能
台風の影響で暑さが少し落ち着いたある日の昼下がり、上野納涼祭で風鈴の音を聞き、桃色の蓮の花を愛でようと不忍通り散歩としゃれこんだ。 いや、ほんとは根津あたりで一杯やるのが目的なんだけどね。浴…
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有楽町「ニユートーキヨービアホール」蘇る親父と「銀ブラ」の思い出
日曜日の夕刻になると競馬中継を見終わった親父が「ザギンで銀ブラでもするか」と、いきなり言い出すことがあった。 今思うとそれは競馬で勝ったときで、実に分かりやすい親父だったのだが……。母親はじ…
