人形町の老舗洋食店「来福亭」のメンチ付きオムライスと冷えたビールで整う

公開日: 更新日:

 ディープな街のディープな店を巡っていると、気持ちが高ぶっているのでそのときは感じないが、帰宅したときに意外と消耗していることに気付く。

 それは若い頃、東南アジアや西アフリカの辺境を何週間も旅してローカルな店で飲み食いして帰国したときの感覚に似ている。そんなときは地元の冷房の効いている蕎麦屋なんかで冷たいおろし蕎麦を手繰りながら冷酒をすするとホッとする。

 が、店を出る頃にはまた行きたくなる気持ちがもたげてくる。辺境、場末、ディープといった場所には人を夢中にさせる何かがある。そんなわけで今回、いったんホッとするために向かったのは人形町。

 人形町はアタシの好きな街だ。時間があるとついフラッと来てぶらぶらしながら粋な酒場で一杯やりたくなる。昔は人形浄瑠璃などの芝居小屋があり、その関係で人形職人が多く住んでいたことから人形町と呼ばれるようになった。今話題の吉原遊郭が元はここにあったことは意外と知られていない。大正時代にはカフェが軒を連ねていたという。人形町のハイカラで艶っぽい雰囲気はその歴史を見ればうなずける。今回はその人形町で明治37年創業、100年以上変わらぬ味を出してくれている洋食の「来福亭」にお邪魔した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    WEST.重岡大毅の結婚にファンの怒りと落胆…“祝福されないアイドル”がやらかす「3つの誤算」

  2. 2

    巨人・阿部前監督「9月復帰」情報の真偽…読売グループ内には同情論も、懸案は…?

  3. 3

    中学時代をジャージーで過ごした鈴木奈穂子が、法政大女子高から大学に内部進学してNHK人気アナになるまで

  4. 4

    山本美月は九州の女子校で偏差値トップ「筑紫女学園」から明大農学部へ 祖父も生物教師の“リケジョ”

  5. 5

    北島三郎(4)「毎日が目標です。後ろへは戻れない」 地元・八王子のイベントで生涯現役宣言

  1. 6

    サンド伊達レギュラー14本…40~50代の芸人に仕事集中、「リスク分散」しなかった各局のダメージ度

  2. 7

    桑田真澄氏の発言が波紋 巨人の内部事情暴露のやけっぱち…来季監督の芽は完全消滅か

  3. 8

    狩野舞子は“ジャニーズのガーシー”か? WEST.中間淳太の熱愛発覚で露呈したすさまじい嫌われぶり

  4. 9

    WEST.重岡大毅の授かり婚の事後報告に“騙された”とファン激怒 あの目黒蓮も…今も難しいアイドルの結婚事情

  5. 10

    「24時間マラソン」満身創痍の星野真里が完走も…募金額46%減&ゴール直前の乱入騒動に非難の嵐