著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

子どもの近視(5)赤色光を1週間に10回照射「レッドライト治療」

公開日: 更新日:

 今回は「レッドライト治療」についてお話しします。日本では取り扱うクリニックはまだ多くはありませんが、海外では有名な治療法です。

 レッドライト(赤色光)に近視抑制効果があることが発見されたのは2014年、中国でのことです。赤色光は、青や緑などほかの可視光線と比べて波長が長いという特徴を持っています。そのため目の奥まで届き、近視の原因である眼軸の伸びを抑えることができるのです。

 中国の研究では「近視進行予防効果は90%に近い」とするデータが出ています。日本では東京医科歯科大学(現・東京科学大学)が臨床研究を行っており、「オルソケラトロジーや、特殊なデザインのメガネによる近視抑制治療と比較しても、レッドライト療法の効果は圧倒的に高かった」と発表しています。

 治療では、専用の医療機器を使用します。日本の眼科で取り扱っているのは、アイライジング(Eyerising)という機器(国内未承認)の1種類となります。上部が双眼鏡のような形をしており、眼鏡部分に目を当てると、レッドライトが目に照射される仕組みになっています。使用時間は1日2回、1回につき3分間。治療時間の間隔は4時間以上空け、1週間で5日、合計10回照射します。

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