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荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

近視の子供が増加…外遊びで太陽光を浴びると進行予防になる

公開日: 更新日:

 はじめまして。眼科医の荒井宏幸です。私は神奈川県にある「クイーンズ・アイ・クリニック」の院長をしており、専門は視力矯正治療です。

 この連載では目の悩みや病気、症状、治療方法などをお伝えしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 最初に取り上げるテーマは「子供の近視」です。私のところにもマスコミの方が取材に来られて「子供の近視は増えていますか」とよく質問されますが、答えはやはり「イエス」なんですね。私が眼科医となった33年前と比較しても、かなり増えているなという印象。当クリニックにも子供の近視に悩む親御さんが、お子さまを連れて多く来院されています。

 近視とはどんな症状なのかを簡単に説明しましょう。近視は屈折異常のひとつ。平行光線が網膜の前方で像を結ぶため、近くにあるものを見るときにはピントが合うが、遠い所はよく見えない状態のことをいいます。

 文科省が昨年11月に公表した2022年度の学校保健統計調査によると、裸眼視力1.0未満の割合は、小中高いずれの段階でも過去最多。小学生では37.8%、中学生では61.2%、高校生は71.5%でした。

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