動かない体を思うように動かせる ロボットリハビリ機器「HAL」の注目度
「動かそう」としていることを速やかに察知し、体の動きをサポートしてくれる──。足や手などが不自由な人の力強い味方になりそうなのが、筑波大学の山海嘉之教授が開発し、同大発のベンチャー企業CYBERDYNEが実用化した「ロボットスーツHAL」だ。2024年からリハビリ治療に導入している国立精神・神経医療研究センターの松井彩乃医師(整形外科医長)に話を聞いた。
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ロボットリハビリ機器は大きく装着型と据え置き型に分類される。HALは装着型ロボットになる。
「HALの優れた点は、装着者の『動かそうとする意思』を読み取る力が高く、思った通りに動作を補助してくれることです」(松井彩乃医師=以下同)
意思を正確に読み取って補助するのは技術的に難しく、通常のリハビリでは、患者の思う動作とわずかにずれたり、タイミングが合わなかったりすることがあるという。
「患者さんにとって、思うようにいかないことはストレスになります。一方、HALは意図した通りにスムーズに動かせるので、『うまく動かせた』という成功体験になります。すると脳は『繰り返すとよりいいことがある、もっと動かそう』と認識し、動こうとする機能が強化されるのです」


















