子どもの近視(3)進行を平均60%軽減する「アトロピン点眼薬」
今年の春ごろから始まった、アニメ「ちびまる子ちゃん」のCMをご覧になった方はいらっしゃいますか。参天製薬株式会社が展開する「子どもの近視に関する啓発メッセージ」です。
参天製薬といえば目薬を販売する会社ですが、あのCMでは特定の商品をアピールしているわけではありません。CM内容は、まるちゃんが近視の話をして、「気になったら眼科へ」で終わります。物を売らない思い切った内容のCMだと思いますが、こういったメッセージCMをつくる企業が現れるほど、「子どもの近視」は深刻な状況にあるのです。
文部科学省の調査によると、裸眼視力1.0未満の子は小学生で36.1%、中学生で59.4%、高校生で71.5%(2025年度)。スマートフォンやタブレットなどが家庭だけではなく学校でも普及したことが、子どもの近視の増加につながっていると考えられています。
幼稚園や小学校のお子さんは、物が見えにくくなっていることに気がつかないことが珍しくありません。なんらかの目の病気でお子さんが眼科に来院した際には、親御さんに定期的な視力検査のための来院を眼科医は呼びかけています。


















