「睡眠時無呼吸症候群」の恐さ…心臓や血管の病気を引き起こす
重要なのが高血圧との関連です。本来、夜間は副交感神経が優位になり血圧が下がるはずですが、OSAでは交感神経が刺激され続けるため、夜間高血圧や早朝高血圧の原因になります。日本や米国のガイドラインでも、OSAは他の病気が引き金になって起こる2次性高血圧の主な原因の一つとされています。
■顎が小さい日本人は太っていなくても要注意
また、心房細動との関連も深く、OSAを合併していると再発率が高くなります。さらに、冠動脈疾患、心不全、脳卒中などの重大な疾患についても、OSAはこれらを引き起こしやすいだけでなく、すでにこうした病気が背景に潜んでいる場合にも高い頻度でみられることが知られています。
とりわけ太った中高年の人が要注意なのは、首まわりや上気道の周囲に脂肪がつくことで空気の通り道が狭くなり、睡眠中は筋肉がゆるむためさらに閉じやすくなるからです。加えて、肥満では舌の根元にも脂肪がつき、眠っている間に舌が後ろへ落ち込みやすくなることで空気の通り道がふさがれやすくなります。


















