こんなに空気が吸えるんだ…小島可奈子さん睡眠時無呼吸症候群の手術を振り返る
小島可奈子さん(元タレント/50歳)=睡眠時無呼吸症候群
今年3月に手術をして、「衝撃」と言えるくらい鼻の通りが良くなりました。ただ、喉の手術も同時にしてしまったことが“運命の分かれ道”でした(笑)。「鼻と喉の手術は別々にした方がいい」──それは強くお伝えしたいです。
始まりは12年前、「寝ているとき、呼吸が止まってるよ」という主人からの一言でした。結婚するまで自覚はなく、初めて「そうなんだ」と気づかされました。思えば、若い頃から寝るのが好きで、長いときは17時間も寝ていた経験があります。役者をやっていた頃は、レッスンで鼻呼吸がうまくできないことに気づきました。でも、口呼吸がクセになっているせいだと思いましたし、毎朝だるいのも、朝が弱い体質だと思っていました。
主人から指摘されて、ネットで調べてみると「睡眠時無呼吸症候群」という病気があることや、検査には1泊入院が必要だと知りました。当時、子供を産んだばかりで「入院はできない」と医師に相談したところ、「そういうことならCPAP(シーパップ)を使ってみてください」と言っていただいて、寝ている間、鼻に空気を送りこむ装置を使わせてもらったのですが、当時の装置は大きくて、赤ちゃんが横で寝ているのに音も大きめで気になって、かえって眠りづらくなりました。
「どうしてもこの機械が苦手で……申し訳ございません」と丁重に謝ってCPAPをお返ししてから、長い年月を経た今年、とある病院のポスターで睡眠時無呼吸症候群の簡易検査があると知りました。申し込むと自宅にキットが届いて、それを身につけて寝て、装置ごと送り返すと結果が届くというものでした。
それをやってみた結果、「睡眠時無呼吸症候群ではありません」と判定されたのです。主人に「違うらしいよ」と伝えると、「そんなはずはない。こっちがヒヤヒヤして眠れないからちゃんと調べてほしい」と懇願されました。
次にネットで見つけたのが、鼻の中の骨が出っ張っていて手術した人の手記でした。「これかな?」と思い、専門医院を探して受診したところ、「鼻の骨が出っ張っていますね」と指摘されました。ただ、先生の話では、多くの人が成長の過程で出っ張るものらしく、それでも鼻呼吸できる人もいるそう。
次に鼻にカメラを入れて診ていただくと、「奥でアレルギー炎症を起こしていて、空気の通り道を狭くしている」と指摘されました。もともとハウスダストアレルギーだったので、素直に納得できました。どうやらアレルギー炎症と骨の出っ張りは併発率が高いそうです。
先生は「確かにこの場合、CPAPは合わないね」と言い、さらに喉の奥も診察して「喉の周りの肉が分厚くて空気が通りにくくなっている」と指摘します。こうして私は、鼻の骨を削る手術、鼻の奥の過敏な神経を切る手術、軟口蓋と呼ばれる喉の周りの肉を切って整える手術をすることになりました。
先生は「鼻と喉は別の日に分けてやる人が多いですよ」と言ってくださったのですが、娘の卒業や入学が控えていたので、「1日で済ませたい」と希望してしまったのです。


















