「人工甘味料」は心臓病のリスクをアップさせる
過去の研究では、キシリトールには血小板凝集や血栓形成促進作用があることが報告されていることから、研究グループは「明白な心血管リスク因子を持たない1次予防対象者においても、キシリトールが残留リスクを及ぼす可能性がある」と指摘しています。
キシリトールは、野菜、果物、白樺などの広葉樹といった天然素材を原料とする糖アルコールの一種で、糖質に水素を添加して化学的に安定させた人工甘味料です。砂糖と同等の甘味度を持ちながら、砂糖と比べて約25%カロリーが低く、厚労省から安全な食品添加物として認可されています。虫歯菌の増殖を抑制する作用もあることから、ガム、キャンディー、グミなどの食品をはじめ、砂糖がわりに使うパウダーや歯磨き剤など、幅広く普及しています。
しかし、今回の研究で長期的には心臓や血管にとってマイナスになる可能性が出てきました。今後もさらなる研究が必要でしょう。
■血栓を形成しやすくさせる作用がある
キシリトールだけでなく、ほかにもさまざまな人工甘味料が心臓血管疾患リスクとの関連を指摘されています。たとえば、フランス国立衛生医学研究所などの研究で、人工甘味料の総摂取量が多い人は心血管イベントのリスクがアップすると2022年に報告されています。


















