早朝は危ない…「朝の心臓対策」が命を守る
「毎朝、午前6時から10時までの間、心臓血管系は一連の予測可能な生理的変化を経験し、それが心臓発作のリスクを劇的に高めるのです」
英ロンドン「ナショナル・ハート・クリニック」の創設者である著名な心臓専門医が、デーリー・ミラー紙でこんな警鐘を鳴らしています。
それによると、早朝の時間帯は、一時的に血液の粘り気が増し、PAI-1と呼ばれるタンパク質が急増して血栓を分解する能力を最大80%低下させるうえ、目覚めてから45分以内に動脈が収縮し、コルチゾールが急増するといいます。
ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールは、血管を収縮させるうえに血中ナトリウムを増加させる作用があり、血圧の急上昇を招きます。また、コルチゾール濃度が上がると血糖値やコレステロールの数値が高くなるため、高血圧、高血糖、高コレステロールという心臓病の代表的なリスク因子が揃うことになり、心臓に大きなマイナスとなるのです。
さらにデーリー・ミラー紙では、早朝の目覚まし時計による突然の覚醒は身体にショックを与えるとしています。とりわけ、自覚なく血管内にプラークを抱えていたり、慢性的なストレス、睡眠不足、高血圧があるなど高リスクに該当する人は、心臓のポンプ機能が30~50%低下し、心臓や血管への負担がより増大するリスクがあるといいます。また、起床後の最初の30分間の激しい運動は、最悪のタイミングで心臓に大きな負担をかけることになるため、避けるべきだと警告しています。


















