(8)拾得物にはさまざまなドラマがある
ショッピングセンター内の拾得物は少なくない。そのすべてはインフォメーションセンター兼防災センターに届けられる。もちろんお客さまへの対応もここで行う。ところが困ったことに、「落とし物なのか捨てていったものか」と判断に迷うものも持ち込まれる。汚れた靴やボロボロのぬいぐるみ、中身が空のエコバッグなどである。経験上、汚れた靴の場合、片方だけなら落とし物の可能性が高い。両方揃っている場合は新しい靴を買ったので捨てていったと考えられる。
ぬいぐるみの場合、その状態いかんにかかわらず拾得物として扱う。なぜなら、汚れていたりボロボロであったりしても、所有者本人にとっては大切な宝物の可能性が高い。だから、ぬいぐるみの拾得物に関しては結構な確率で問い合わせの電話がかかってくる。
以前、15センチほどの小さなうさぎのぬいぐるみが清掃スタッフから届けられたことがあった。白いうさぎが汚れて灰色になっていたので、正直なところ「捨てたものでは?」と感じたが、その翌日、問い合わせの電話が入ってきた。
■「元・白いうさぎ(?)」との再会に涙を流さんばかりだった女の子

















