近づく米中間選挙 米中首脳会談で見え隠れしたトランプ大統領の思惑
中国の習近平国家主席夫妻は9月23日夕刻、国賓待遇で米ワシントン郊外のアンドルーズ統合基地に到着し、トランプ大統領と握手を交わした。ローマ教皇の訪問を除けば、同空港で外国首脳を米大統領が出迎えたのは1962年にケネディ大統領が同盟国のマクミラン英首相を迎えて以来である。トランプ大統領らしい歴史的な演出にも見えた。
ベッセント米財務長官はほぼ同じ時刻に、米中間の関税と一部の輸出規制を抑えるため昨年成立した300億ドル相当の品目について、新たな期限を2カ月延長し来年1月10日とすると表明した。
この延長期間中、中国共産党の中央委員会第5回総会が10月26~29日に開催される。11月18~19日のアジア太平洋経済協力会議(中国・深圳)では、ロシアのプーチン大統領とトランプ大統領、習近平国家主席による3カ国首脳会談の可能性がある。さらに12月14~15日のG20サミット(米フロリダ州マイアミ)でも、米中首脳は再び会談する見通しである。
すでに、トランプ大統領は9月2日、12月11日までの政府資金を手当てするつなぎ予算案に署名し成立、27会計年度(26年10月~27年9月)が始まる10月1日の政府機関閉鎖は回避され、27会計年度予算を巡る与野党の攻防は11月3日の中間選挙後に持ち越されている。


















