正代
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大関復帰の照ノ富士に「土俵の地盤沈下」食い止めへの期待
久々の「強い大関」誕生だ。 3月31日に伝達式に臨み、正式に大関復帰を果たした照ノ富士(29)。「もっと稽古に精進して、上を目指したい」と、最高位も視野に入れている。 気がかりはもちろんヒザのケガだ。両ヒザに分厚いサ...
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有名無実で問われる大関の存在意義 いまだ揃って安泰なし
大関が「無用の長物」の代名詞となる日も近そうだ。 場所前に鶴竜、3日目から白鵬が休場した3月場所。横綱不在の本場所を盛り上げてしかるべきは3人の大関陣なのに、9日目が終わって大関陣全員が安泰の日はいまだゼロなのだ。 ...
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横綱白鵬の聖火リレー出走に障害が…予定日は千秋楽の翌日
名誉と本業、どちらを選ぶのか。 大関正代が辞退を申し出た聖火リレー。本来ならば5月5日に故郷・熊本県宇土市を走る予定だったが、なにせ5月場所(9日初日)の4日前だ。相撲協会はコロナ対策として、本場所の2週間前から外出を禁止し...
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大栄翔が初優勝 平幕V続出「戦国時代」の裏の“角界の凋落”
令和3年も平幕力士のVで幕を開けた。 24日に千秋楽を迎えた大相撲1月場所。2敗で単独トップに立っていた前頭筆頭・大栄翔(27)が隠岐の海を突き出し、自身初の賜杯を手にした。埼玉県出身としても、追手風部屋所属力士としても初め...
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初場所賜杯争い正代に無言の重圧…吹っ切れた大栄翔に勝機
賜杯の行方は千秋楽まで持ち越しとなった。 ともに2敗で優勝を争う大関正代(29)と平幕の大栄翔(27)。22日はいずれも白星を手にしたものの、果たして「軍配」はどちらに上がるのか。 苦しい立場なのが正代だ。横綱不在と...
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綱とり挑む貴景勝 “最大の敵”は復権目指す2人のカド番大関
当然ながら、すんなり綱とりを許してくれる雰囲気にはない。 10日に初日を迎える大相撲1月場所。横綱昇進に挑戦するのが、先場所優勝した大関貴景勝(24)だ。 貴景勝は押し相撲一本。角界では「四つ相撲を取れないと昇進は困...
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崖っぷち横綱鶴竜…初場所で死に物狂いなら“台風の目”に
窮鼠猫を噛む――と言ったら横綱に失礼か。 貴景勝の綱とり、照ノ富士の大関復帰ロード、そして正代、朝乃山の大関2人のカド番脱出と、見どころの多い大相撲1月場所。そんな中、台風の目、ダークホースとなりそうなのが横綱鶴竜(35)だ...
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照ノ富士“2場所20勝”目指し稽古再開…大関3人衆は尻に火か
実力さえ発揮できれば、どの力士よりも強い――それがすでに相撲を取る稽古を再開している元大関の照ノ富士(29)だ。 先場所は貴景勝と優勝を争い、優勝同点の13勝2敗。元の地位に戻るためには、続く2場所で計20勝を挙げなくてはな...
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正代「勝ち越せれば」の危うさ…無欲で後ろ向きな性格アダ
現実的と言えば聞こえはいいが……。 大関正代(29)が11月30日からトレーニングを再開した。新大関として臨んだ11月場所は3勝2敗10休。3日目の高安戦で左足首靱帯損傷のケガを負い、次の1月場所はいきなりカド番で迎えること...
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新大関正代も左足首痛め休場…原因は「負ける稽古」不足
番付が上から順番に4人、いなくなった。 12日、新大関正代(29)が左足首の靱帯損傷で、休場届を提出。これで白鵬、鶴竜の両横綱に加え、朝乃山、正代と大関2人も休場という異常事態だ。 正代は3日目、高安を突き落とした際...
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冷や汗白星発進の新大関・正代に“守り思考”という新たな敵
狙われる立場ということを如実に表した一番だった。 8日、新大関正代(29)が前頭筆頭若隆景相手に今場所初白星。しかし、苦戦も苦戦、冷や汗ものの勝利とあれば、喜んでばかりもいられない。 「若隆景は左おっつけが得意だが、こ...
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白鵬が「力士代表」名乗る笑止 合同稽古に参戦した本音
態度だけはデカいOBが久々に姿を見せ、相変わらずエラソーに振る舞う――多くの力士にとっては、そんな印象だろう。 16日から国技館の相撲教習所で始まった合同稽古。初日は横綱白鵬(35)、新大関の正代(28)、大関貴景勝(24)...
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新大関・正代は横綱に狙われる…合同稽古に白鵬参戦の魂胆
いまさら「行かない」とは言えなくなった。 16日から22日まで国技館の相撲教習所で行われる合同稽古。出稽古は5日から解禁されたものの、複数の関取が一堂に会す合同稽古の方が効率はいい。 前日までに、新大関正代(28)や...
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正代は2横綱と相性最悪…それでも“綱とりの壁”がない根拠
大関に昇進した正代(28)。故郷熊本への帰省から戻り、12日には都内の部屋で稽古を再開。今後は横綱候補の一角として期待がかかるとはいえ、白鵬(35)、鶴竜(35)との相性の悪さを懸念する声があるのも事実だ。 ■対戦成績は散々だ...
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大相撲出稽古解禁でも痛しかゆし「一発で感染拡大」の恐怖
力士が大手を振って出稽古に行けるのはいつの日になるのか。 正代の優勝、大関昇進で幕を閉じた9月場所。去る5日から2週間限定で出稽古が解禁となったものの、稽古を再開したばかりの力士も多く、本格的な稼働には至っていない。 ...
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正代が賜杯第1号 熊本県出身の力士が優勝できなかったワケ
角界七不思議のひとつともいわれている。 9月場所を制した正代(28)の出身地、熊本県は相撲が盛んな土地として知られている。江戸時代と明治には、いずれも「不知火」という横綱を2人輩出したことでも知られ、現在も県内各地に相撲道場...
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新大関・正代「九州場所消滅」は調整や休養にむしろプラス
新大関にとっての追い風になりそうだ。 先月30日の伝達式で正式に大関昇進を果たした正代(28)。9月場所を制した新大関は口上で「至誠一貫の精神で、相撲道に邁進してまいります」と誓った。 そんな正代にとって残念なのが、...
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秋場所Vの正代 懸念される「腰高」は横綱昇進の大きな武器
「優勝したんだとはわかってはいるけど、まだ自分が追い付いてない感じですね」 優勝一夜明け会見で、こう話したのが9月場所を制した正代(28)だ。 13勝2敗で殊勲賞と敢闘賞に加え、自身としても熊本県出身力士としても初めて...
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正代初Vも「番付不在」と評論家苦言…白鵬は延命で高笑い
熊本県勢として初めて賜杯を手にした力士となった。 27日の千秋楽。初顔合わせにして優勝を左右する一番となったのが2敗の関脇正代(28)と3敗の新入幕・翔猿(28)の対戦だ。2敗で単独トップに立つ正代が勝てばそのまま優勝。翔猿...
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“正代は大関昇進チャンス”と尾車事業部長 協会が急ぐワケ
23日、9月場所11日目にABEMAの解説をしていた中村親方(元関脇嘉風)が、「正代、大関とりもあると言われています」と水を向けられた際の話だ。 中村親方は「そうなんですか?」と腑に落ちない様子で、「昔は大関とりの場所だと言...
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翔猿がV争いトップ 押し相撲で進化、出稽古禁止も追い風に
俊敏な相撲でライバルを制した。 24日、新入幕の翔猿(28)が2敗で並ぶ若隆景と対戦。立ち合いで変化した若隆景に翻弄されることなく素早い対応を見せると、最後は叩き込みで決着をつけた。 この日は大関貴景勝が不戦勝、正代...
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電光石火の相撲で朝乃山を撃破 白鵬が“打撃技”封印のワケ
ヒジや張り手を振り回していた昨日までとは、まるで別人だ。 結びの一番で朝乃山(26)を下し、2敗をキープした横綱白鵬(35)。前日の正代戦は、張り手にこだわるあまり自滅。テレビの前のファンも、今日はどんな手を使うのか? と興...
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朝乃山は2敗キープ 大関とりの“最低ライン”は条件付き11勝
師匠の高砂親方(元大関朝潮)が中継席で見守る中、何とか2敗をキープした。 大関とりを狙う朝乃山(26)は16日、正代に勝利。得意の右四つの体勢をなかなかつくれずに苦戦したものの、右を差して寄り切った。これで7勝2敗。ここ2場...
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“掌底一閃”で白鵬連勝 懸賞1本の不人気でいざ本性丸出し
無観客の館内にたった1本だけむなしく回る懸賞旗……。目の前で「不人気」を突き付けられた横綱白鵬(34)の怒りに火がついたのだろう。 2日続けて立ち合いで相手を張った白鵬。遠藤に繰り出した初日のそれはまだ「張り手」だったものの...
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大相撲無観客3月場所 序盤に垂涎の取組ギッシリ“真の狙い”
いやでも応でも気合が入ること間違いなし。 6日、相撲協会が発表した3月場所(8日初日、大阪)の初日、2日目の取組が、相撲ファン垂涎の好カードが目白押しとなったのだ。 初日の結びの一番は横綱白鵬(34)vs遠藤(29)...
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新型コロナで力士も外出自粛…「荒れる春場所」に拍車の声
8日初日の3月場所(大阪)は、通称「荒れる春場所」と言われている。寒暖の差が激しく、体調を崩す力士が多いため、番狂わせも起きやすいということだ。 その荒れる場所がさらに荒れそうな気配を漂わせている。新型コロナウイルスの影響で...
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大相撲揺り戻し群雄割拠 誰が優勝か、さあさ寄っといで!
パソコンにそのまま打ち込むと出るわ出るわ「特賞流」「特商柳」、1字ずつ変換して「徳勝龍」。これから主役のひとりだぞ、学べよワープロ。 「自分なんかが優勝していいんでしょうか?」 いいんだよ。幕尻だなんて、そんな無粋なこ...
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徳勝龍は近大、正代は東農大 大卒力士の活躍が目立つ背景
2人目が出てくるのも、時間の問題かもしれない。千秋楽まで徳勝龍(33)と正代(28)が賜杯を争った1月場所。前者は近大、後者は東農大のいわゆる「学生相撲」出身力士だ。 大卒力士の活躍はいまに始まったことではない。大卒では唯一...
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徳勝龍の幕尻V盛り上がりで再燃 相撲ファンに白鵬“不要論”
いよいよその時が来たようだ。 20年ぶりの幕尻優勝を果たした徳勝龍(33)が27日、木瀬部屋で一夜明け会見を行った。 「夢のよう。まだふわふわしている」 と話し、「千秋楽まで三役の力士とやってなかったんで。(優...
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20年ぶりの幕尻V 徳勝龍を支えた肝っ玉母と美人妻を直撃
五月人形のような童顔力士が、泣きに泣いた。 前頭17枚目の徳勝龍(33)が、2000年3月場所の貴闘力以来となる20年ぶりの幕尻優勝を果たした。26日の千秋楽、対戦相手は大関貴景勝。すでに2横綱は休場しているため、残った番付...