照ノ富士“2場所20勝”目指し稽古再開…大関3人衆は尻に火か

公開日: 更新日:

 実力さえ発揮できれば、どの力士よりも強い――それがすでに相撲を取る稽古を再開している元大関の照ノ富士(29)だ。

 先場所は貴景勝と優勝を争い、優勝同点の13勝2敗。元の地位に戻るためには、続く2場所で計20勝を挙げなくてはならない。本人も初場所に向けて、「まずは2ケタ勝利を目指す」と、足場づくりに余念がない。

 かつては相手を抱え込むような強引な相撲が目立ち、両ヒザを負傷。糖尿病にも悩まされ、一時は序二段まで落ちながら、執念で這い上がってきた。相撲ぶりも以前とは変わってきている。

「191センチと上背があり、しかも怪力無双。昔は深くまわしを取り、腕力任せに投げを打つなどの相撲だったが、今はまわしを引きつけて着実に寄る相撲が武器です。特に立ち合いで相手の前まわしをうまく、素早く取れるようになった。先場所は優勝決定戦でこそ貴景勝に押し負けたが、あれはヒザが限界だったからだろう。ヒザが悪い照ノ富士にとって、1場所“16番”は厳しい。それでも本割では貴景勝の当たりに下がるどころか、むしろはね返していたほどの力がある」(ある親方)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?