弱すぎ大関陣3人で初日わずか1勝…倒した相手が「殊勲」と呼べない体たらく

公開日: 更新日:

 カラスが鳴かない日があっても、大関が負けない日はない。

 2大関がカド番で迎えた大相撲名古屋場所。10日の初日は大関3人のうち2人が黒星と、ある意味、期待を裏切らない滑り出しとなった。

 最初に負けたのは、大関在位11場所目で早くもカド番4回の正代(30)。成長著しい琴ノ若と立ち合いでぶつかると、ろくに粘れず引いてしまい、あっさり押し出された。これには中継を解説していた元横綱北の富士氏も「最悪の負け方」「何と解説すればいいか、困るね」とケチョンケチョンだ。

 今場所が初カド番の御嶽海(29)は隆の勝に勝利。大関陣の負の流れを断ち切れたと思いきや、今度は貴景勝(25)が霧馬山に力負けである。

 首のケガの影響か、ここ最近は自慢の押しもサッパリ。この日も霧馬山を下がらせることができず、土俵際でまわしを取られた瞬間、力を抜いて諦めた。

 大関を倒した琴ノ若、霧馬山など、三役から幕内上位には気鋭の力士が多い。むしろ、今の大関陣なら、どちらが上位かわからないほどだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理