初日から大関に2連勝! 琴ノ若が祖父の元横綱「琴桜」を襲名する日

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 初日の貴景勝に続き、9日は正代を突き落とし、大関2人を撃破したのが前頭琴ノ若(24)だ。

「(3月場所の優勝争いは)自信になった。これからも、自分の相撲を取ることだけを考えていきます」(琴ノ若)と、立て続けに大関を下しても浮かれる様子はない。

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 父は元関脇琴ノ若、祖父は元横綱琴桜。相撲エリートとして生まれ、自宅を兼ねる佐渡ケ嶽部屋で育った。

 取り口は父親に似て右四つ、左上手。ときには突っ張りも繰り出す。1、3月場所はともに11勝4敗。先場所は千秋楽まで優勝争いをして2場所連続3度目の敢闘賞を受賞した。

 2日目にして早くも三役以上の無敗力士がひとりもいなくなった事実が象徴するように、いまの上位陣は好不調の波が激しいというか、飛び抜けた存在がいない。

 琴ノ若はいまは亡き祖父の琴桜から、「大関に昇進したら、わしのしこ名をやるぞ」と言われているそうで、「琴桜」を襲名する日はそう遠くないかもしれない。

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