正代「勝ち越せれば」の危うさ…無欲で後ろ向きな性格アダ

公開日: 更新日:

 現実的と言えば聞こえはいいが……。

 大関正代(29)が11月30日からトレーニングを再開した。新大関として臨んだ11月場所は3勝2敗10休。3日目の高安戦で左足首靱帯損傷のケガを負い、次の1月場所はいきなりカド番で迎えることになる。

 そんな正代は来場所の抱負を聞かれると、「勝ち越せればいいかな」と話した。カド番である以上、2場所連続負け越しだと大関から陥落。勝ち越せば、今の地位をキープできる。だから「勝ち越したい」というのだ。もちろん、左足首の回復具合や今後の調整も加味した上で、慎重な発言になったのだろう。

 しかし、2場所前に優勝した大関が「勝ち越せればいい」とは、あまりに欲がなさ過ぎないか。

 そもそも正代はネガティブな性格で知られ、大言壮語を口にすることもなかった。対戦相手が誰かも、事前に知ろうとしない。あらかじめ名前を聞くと嫌なイメージばかり浮かぶそうだ。そのため、取組当日に師匠に相手の名前を明かされるまでは、誰と戦うかも知らないという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁