綱とり挑む貴景勝 “最大の敵”は復権目指す2人のカド番大関

公開日: 更新日:

 当然ながら、すんなり綱とりを許してくれる雰囲気にはない。

 10日に初日を迎える大相撲1月場所。横綱昇進に挑戦するのが、先場所優勝した大関貴景勝(24)だ。

 貴景勝は押し相撲一本。角界では「四つ相撲を取れないと昇進は困難」という声も出ているが、本人は「だからこそ、挑みがいがある」と、むしろ鼻息が荒い。

 ライバルは多い。その筆頭が、元大関の照ノ富士(29)だ。先場所は優勝決定戦で大関と賜杯を争い、本割では盤石の相撲で貴景勝を破っている。1月場所も高い壁となって、立ちはだかるだろう。

 それ以上に大きな壁となりそうなのが朝乃山(26)と正代(29)の2大関だ。この3人、ただ同格というだけではなく、実力も拮抗している。貴景勝は朝乃山とは4勝4敗、正代には7勝5敗と勝ち越すも、もっか3連敗中だ。ちなみに朝乃山と正代も、4勝4敗と互いに譲らず。

 しかし、貴景勝は先場所優勝し、「いち抜け」。残る2人は大関昇進以降、優勝できないどころか、先場所を揃って休場している。かたや綱とり、かたやカド番大関では、世間の見る目も違う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意