阪神
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最も難しいホームランバッター育成に必要なこと・邪魔なもの…僕はロッテ時代に教わった
優勝するチームには、必ず投打のタイトルホルダーがいるものだ。そんな中心選手を自前で育てられれば、チームは黄金時代を築くことができる。 現場の要望に合わせて必要な選手をドラフトで指名する。正しく育成するには、球団が主導となり、...
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阪神が警戒!今オフFA近本光司に「巨人の誘惑」…昨年も大山獲り画策、もう両球団に“聖域”はない
なんとか虎に一矢報いたが……。 巨人は昨21日の阪神戦に勝利したものの、今季は3勝8敗と大きく負け越していることもあり、ここまで22勝21敗1分けと、勝率5割付近をウロウロしている。 昨季は4年ぶりのリーグ優勝を達成...
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僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」
二軍の存在意義とは何だろうか。まず二軍監督が「この選手は絶対にいいので使って欲しい」と一軍の首脳陣にはっきり言えること。逆に一軍や球団から「あいつを上げろ」と言われることがあるが、調子が上がっていないなら「二軍では推薦できない」とキ...
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“巨人銀行”から白星量産の藤川阪神に吉兆データ…2年ぶりの優勝にこれ以上ない追い風
お得意様から着実に白星を取った。 阪神は20日、巨人を4-0でシャットアウトして3連勝。才木が今季初完投初完封勝利を挙げた。これで対巨人戦は8勝2敗。まさにお得意様である。 首位を快走するチームはこの5月、9勝5敗1...
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広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず
甲子園球場に爆笑が渦巻いた。昨18日の阪神-広島のメンバー表交換で、広島の新井貴浩監督(48)がこの3連戦で初めて、阪神の藤川球児監督(44)と視線を合わせて握手を交わしたからだ。 1戦目は新井監督が藤川監督に視線を一切合わ...
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“完全無視”にSNSは喧々諤々!広島新井vs阪神藤川 両監督の《めっちゃバチバチ》はガチンコか、プロレスか
<めっちゃバチバチやん><新井さんの態度は理解できる><こういう緊張感はあっていい><藤川が視線を合わせないのなら分かるけど> SNSは喧々諤々だ。甲子園に不穏な空気が漂ったのは、16日の阪神ー広島戦の試合前。笑顔でメンバー...
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僕は選手をあえて突き放すこともある…「そのやり方を選択したのは自分やろ」というプロの鉄則
ロッテの二軍コーチだった頃、ある選手が僕のところに来てこう言った。 「自分はもうダメです。どうしたらいいですか?」 長い間、二軍でも結果が出ずに悩んでいた選手だった。 球団も首脳陣も能力を評価していたが、二軍暮...
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打撃コーチが試合中、絶対に言ってはいけない最悪な一言 傾向と対策を頭に入れることは大事だが...
プロの試合前のミーティングってどんなことをやっているのか。 例えばよくあるのが「ボール球を振るな」というもの。これはスコアラーと打撃コーチの共同作業。どの投手に対しても「低めのボール球になる変化球を我慢しよう」というミーティ...
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負けたら辞める一軍コーチ、所在があやふや二軍コーチ…決定的な違いは「責任」の有無
僕の指導者歴はかれこれ9年になる。ロッテで選手兼二軍打撃守備コーチを任された現役最終年を皮切りに、阪神で二軍打撃兼野手総合コーチ、ロッテで二軍監督、一軍ヘッドコーチを経験している。一軍と二軍の両方を知るが、コーチの仕事は大きく違う。...
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僕は本来「教え魔」だが、最優先は「選手をみること」。むやみに教えまくるのがコーチではない
阪神から移籍したロッテで、選手兼任で二軍の打撃守備コーチを務めたところから、僕の指導者人生が始まった。 二軍でもあまり試合に出ない選手にモチベーションを保たせるのは難しい。僕はあえて「一軍のレギュラーになるなら、こうした方が...
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阪神・森下翔太「オカダの全否定」から約1年での逆襲…前年には「絶対無理よ。おーん」とバッサリ
「このいまのスイングじゃ、絶対無理よ。おーん。はっきり言うたるけど」 昨年6月19日の甲子園練習。打率.241、6本塁打と不振に陥っていた森下翔太(24)に、当時の岡田彰布監督がマンツーマンで打撃指導を施し、その打撃についてバ...
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コーチ時代を振り返る…二軍でくすぶる選手の共通点に「調整のような打撃練習」「意志や工夫の欠如」
ここからはコーチの話をしよう。 千葉ロッテに移籍して3年目の2012年、僕は選手兼任で二軍の打撃守備コーチを務めることになった。 「兼任」という立場の選手は少ないが、いざなってみると、選手の時と視点が変わることに気が付...
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阿部巨人「球団史上初の赤っ恥」招いた深刻すぎる阪神アレルギー…ちらつく「V逸確率100%」の不吉
「伝統の一戦」とは名ばかりの一方的な展開が続いている。 1-10で敗れた前夜に続き、巨人はGW最終日となった6日の阪神戦も、森下に先制打、2ランを浴びるなど三回までに6失点。初回の守備で中野と交錯した一塁の岡本が負傷退場した打...
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もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと
僕の同期で27歳の若さでPL学園(大阪)の監督に就任した藤原弘介は、2003年夏の甲子園に初出場し、最高成績は06年センバツ4強。転任先の佐久長聖(長野)では、監督就任直後の12年夏に10年ぶりの甲子園へ導くと、計5度の出場を果たし...
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阪神に“石井大智ショック”直撃! リリーフ陣の絶対的存在が登録抹消で虎ブルペンは大打撃
阪神の石井大智(27)が昨30日、登録を抹消された。情報管理を徹底する藤川監督の方針か、球団発表は「体調不良」。例によって詳細は明かされなかったが、リリーフ陣の大黒柱が離脱したショックは小さくない。 石井はここまで11試合登...
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かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか
甲子園に春夏通じて8度出場した佐久長聖(長野)の藤原弘介監督が3月末で退任した。 2001年にPL学園の野球部内で暴力事件が起こり、河野有道監督が引責辞任。半年間の対外試合禁止処分を下された後、代わって母校PL学園の監督に就...
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落合博満氏も評価 佐藤輝明を支える「2人の師匠」…9号弾で首位走る阪神を牽引
「去年はバットが寝て出てきていた。あれでは高めは打てない」 「上からバットが出るようになり、何でもかんでも振るタイプだったが、ボールを見極めて振れるようになってきている」 先日、阪神の佐藤輝明(26)について、TBS系の...
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阪神・藤川監督 OB、メディアに堂々とウソつく「タヌキっぷり」…首位快走のウラに徹底した情報管理
昨27日の巨人戦は接戦を落としたものの、26日に77年ぶりとなる「対巨人戦開幕5連勝」を達成、今季14勝9敗1分けで首位を快走しているのが阪神の藤川球児監督(44)だ。 昨オフ、指導者経験ゼロから就任した青年監督は、20日の...
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阪神・佐藤輝明いよいよ覚醒か…OB明かす「自信つけた一打」と「打席の変化」
またバックスクリーン左に運んだ。 阪神の佐藤輝明(25)が25日の巨人戦で赤星のフォークをとらえ、リーグ単独トップとなる8号3ラン。チームの5連勝、首位浮上に貢献した。 20日の広島戦の2本塁打同様、バックスクリーン...
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PL学園 堅守の裏に名ノッカーあり…河野有道コーチはとにかく寡黙。無言がかえって怖かった
僕がPL学園3年春にセンバツに出場した1992年から甲子園のラッキーゾーンが撤去された。本塁打は前年の18本からランニング本塁打1本を含む7本に激減した。第1号が星稜(石川)の怪物・松井秀喜で、開幕戦の圧巻の2連発を目撃し、衝撃を受...
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雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した
厳しい練習や過酷な寮生活を乗り越え、目指すは甲子園出場。僕は1年秋からレギュラーに定着したが、やっと目標を達成できたのは3年春、1992年のセンバツだった。 PL学園はちょうど低迷期で、甲子園に出られないまま、2年秋の新チー...
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PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密
PL学園は歴代、強力打線がウリだった。 前回「バットは指で握れ」という中村順司監督の指導を紹介したが、今では当たり前となっている「竹バット」での打撃練習を、どこよりも早く取り入れていた。 多少芯を外してもごまかせる金...
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「ホッとしています」阪神藤川監督が“二重の意味”で安堵したワケ…首位広島と1.5ゲーム差に再接近
「良い週末になったと思うのでホッとしてます」 阪神の藤川球児監督(44)は20日の広島戦後にこう言ったが、二重の意味で安堵したのではないか。 超満員の甲子園で広島に連敗して迎えたこの日、3連敗を阻止したのが、指揮官が1...
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阪神・藤川監督の肝煎りプラン「4番・佐藤輝明」実現へ…《実は就任当初から描いていた》の声も
肝いりがついに実現しそうだ。阪神の藤川球児監督(44)が佐藤輝明(26)を4番で起用するというのだ。 雨天中止となった13日の中日戦のスタメン表には、4番に佐藤輝の名前が記されていた。15日からのヤクルト2連戦(松山、神宮)...
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阪神藤川監督がリリーフ投手を酷使?いや、このやり方は面白い!さらなる成長を促す方法論
タヌキだな……と思った。2月の阪神の沖縄キャンプ。藤川球児新監督(44)に「抑えはどうするの?」と聞いた。 「まだぜんぜん決めていないんですよ」 新監督はこう即答したが、私は信じなかった。 後で聞けば、昨年11月の段階...
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今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した
東洋大がひとつの原点なら、もうひとつの原点は、高校である。 兵庫の宝塚シニアでプレーしていた中学時代、そこそこ名の知られた選手だった僕は、漠然と大阪の強豪・近大付属高校に進みたいと思っていた。父が同校出身で、よく練習を見に行...
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僕が東都大学リーグで過ごした4年間の濃ゆい思い出…入れ替え戦史上初の3試合連続本塁打を放った
東洋大の恩師・高橋昭雄監督はバントが大嫌いだった。 しかし、勝ち切れない時期が続いたことで、生意気にも「スクイズをやったらどうですか?」と進言したことがある。すると、「バカ野郎!」とこう怒られた。 「なめてんのか! 野...
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青学大に落ちた直後、「今岡ならOK」と東洋大学入学が即決定。PL学園の底力を知った気がした
PL学園3年春、学校に「青山学院を受けろ」と言われ、合格は決まっていると思っていたセレクションでまさかの不合格。その後、「青山学院は(国学院久我山の)井口資仁(ダイエー)を取るから、同じ内野手は取らない」という噂を聞いた。 ...
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元巨人投手が指摘する阪神・佐藤輝明「三振王」だからこその脅威…《投手の立場からすれば…》
昨8日の甲子園が最も沸いたのは、背番号8が代打で登場した八回だった。1点を追う無死一塁の場面。歓声を一身に浴びて打席に立った佐藤輝明(26)はしかし、空振り三振に倒れ、甲子園は一転して大きなタメ息に包まれた。 この日、「コン...
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藤川阪神のリリーフ酷使に賛否…「連投数に制限なし」宣言で救援陣3人が70試合超ペースのフル稼働
「連投に制限は設けていないので」 阪神の藤川球児監督(44)は、巨人に3タテを食らわした6日の試合後にこう言った。 中継ぎの石井大智(27)が1-0で迎えた六回から登板して今季初の3連投。3月29日の広島戦ではイニング...