新戦力の台頭「ほぼナシ」の藤川阪神 開幕直前に異例のスタッフ配置転換で現場ピリつく

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 2年ぶりの優勝を目指す阪神は昨23日、オリックスに敗れて3勝5敗4分けでOP戦の負け越しが決まった。

 先発した開幕3戦目の起用が有力な2022年ドラ2左腕の門別(20)が、6回途中2失点(自責0)で防御率0.00のまま、OP戦をフィニッシュ。同じ22年ドラ6左腕の富田(23)も開幕ローテ入りが決定的で、若手左腕の活躍に期待がかかる。

 打線も大山(30)がOP戦打率.360と好調を維持。近本、中野、佐藤輝、森下に続く5番として、新打線の核を担う。

 そんなチームを率いる藤川球児新監督(44)はしかし、必ずしも順風満帆だったわけではない。

 投手は実績のある西勇(34)や大竹(29)、伊藤(28)らが不調や故障で出遅れている上に、野手もレギュラーは昨季とほぼ同じ。新戦力として目立つのは、20年ドラ7の高卒内野手・高寺(22)くらいなのが現状だ。

「野手はもちろん、自慢の投手陣も一、二軍で力の差がある。ウエスタンの公式戦8試合で防御率は6球団唯一の4点台。前年までの岡田監督時代のメンバーでどこまで戦えるか、でしょう」(放送関係者)

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