シニアな息子と母の介護物語
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(13)腰椎圧迫骨折治療のコルセット作りは、思いのほか大変
MRI検査でおかんの腰椎圧迫骨折が確定した日、担当医が提案したのはコルセットの装着だった。治療法としてポピュラーなものらしく、後日しっかり採寸した後、義肢装具士に作ってもらう必要があるという。 …
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(12)初めての要介護認定調査とMRI…昭和1ケタ女は強かった
回復期リハビリテーション病棟の候補を決めた翌朝は、ショートステイの居室で介護認定の訪問調査が行われた。入居初日に激しい抵抗があったことが頭から離れない息子としては、おかんが調査員に敵意を持たないか心…
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(11)リハビリ病院選びでは「スタッフの若さ」にこだわった
おかんのリハビリを任せられる回復期リハビリテーション病棟はどこなのか。3つの候補をこの目で見てきた結果、B病院は合格。C病院は補欠扱い、A病院は論外との結論に達した。 手術や投薬のための入院…
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(10)同じ回復期リハビリテーション病棟でも大きな違いがある
深夜に電話がかかってきた翌日。車で1時間かけ、おかんの様子をこの目で確かめようとショートステイに足を運んだ。部屋に入ると少し笑みを浮かべ、「あぁ、来たの」と歓迎姿勢を見せてくれた。ちょっと気が楽にな…
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(9)「足が、痛いよ」…母からの深夜の電話に不安が募る
おかんがショートステイで暮らし始めて3日が過ぎた。少しは慣れてくれただろうか。気になっているものの初日の強烈な抵抗と罵声が心の中に残っていて、電話をかけることを躊躇していた。 その代わり近く…
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(8)大丈夫と思い込んでいる親を説得するのは、専門家でも難しい
やっとの思いでおかんをショートステイに入居させた日の夜、旧知の管理栄養士から誘われていた「サルコペニア・フレイル」の勉強会に参加した。講師はこの分野では有名な先生で、以前から話を聞いてみたいと思って…
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(7)泣きながら抵抗を続け、罵声を浴びせかけられ…息子はへこんだ
「家に帰して。ここには絶対いたくない!」 ショートステイ初日。手続きを終え部屋に案内された途端、おかんは涙をボロボロ流しながら叫んだ。 嫌な予感は的中だった。ここまで強い拒絶になるとは…
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(6)肩を震わせ、しゃくりあげるように泣き出した
ショートステイに連れていく日の朝。支度を進めていると、 「……行きたくないよ」 おかんがボソッと呟いた。聞こえないフリをしていると、今度は「行かなきゃいけないの?」ときた。いや、あのね…
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(5)腰椎に圧迫骨折の可能性大…さて、どうする?
総合病院の待合室で待つこと約1時間。診察室に呼ばれ中に入ると、整形外科の医師は先日の救急外来の記録を確認すると「痛いところはどこですか」とド直球の質問を投げかけた。おかんが「腰と膝が痛い」と答えると…
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(4)「トイレに行きたい」「え…俺がやるの?」…病院の待合室で試練
おかんを近隣の総合病院に連れて行くのは簡単だと思っていた。なのに、のっけからつまずいた。玄関まで連れて行っても体を前に曲げられず、自分で靴を履くことができないのだ。上がり框に何とか座らせ、正面に回っ…
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(3)地域包括支援センターに相談…具体的なアドバイスに気持ちが軽くなった
今後の相談をするために向かった地域包括支援センターは、高齢者に関するよろず相談を受けてくれるところだ。どの自治体(保険者)にも設置され、主任介護支援専門員や社会福祉士、保健師が配置されている。おかん…
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(2)這うようにしてトイレに行く母親の姿に唖然
転んで体が痛いと連絡してきたおかん。すぐに病院で診てもらった方がいいと判断した私は実家近くに住む兄に連絡し、救急外来に連れて行くよう頼んだ。数時間後「腰周辺のレントゲンを撮ったが骨折はなく、湿布薬だ…
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(1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい
その電話は1月中旬の祝日、昼前にかかってきた。スマホの画面には「おかん」と表示されている。すぐに出るとしばしの沈黙の後、第一声が「あのね……、痛いの……」。弱々しい声だった。 嫌な予感がした…
