(2)這うようにしてトイレに行く母親の姿に唖然

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 転んで体が痛いと連絡してきたおかん。すぐに病院で診てもらった方がいいと判断した私は実家近くに住む兄に連絡し、救急外来に連れて行くよう頼んだ。数時間後「腰周辺のレントゲンを撮ったが骨折はなく、湿布薬だけ処方された」と兄。大事に至らず良かった。けれど、いくつかの言葉が気になった。

「救急の先生は形成外科医だったらしく、詳しくはかかりつけの整形外科に行ってみてはと言われた」

 それじゃまだ安心していられないじゃないか(心の声)。

「おかんにいつ転んだのか聞いたら一昨日の夕方だって。ずっと我慢していたみたいだ」

 なぜすぐに言わない(心の声)。

 話を聞くほど疑問や不満が重なってしまった。これは自分の目で確認しないと安心できそうにない。翌日、実家まで車をとばした。フリーランス稼業の強みでもある。

 玄関を開け声をかけると和室から返事が聞こえた。部屋に入ると掘りごたつに座ってテレビを見ていた。思ったより元気なのかな。そんな安堵感は、おかんがトイレに立つ時に崩れ去った。

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