(8)大丈夫と思い込んでいる親を説得するのは、専門家でも難しい

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 やっとの思いでおかんをショートステイに入居させた日の夜、旧知の管理栄養士から誘われていた「サルコペニア・フレイル」の勉強会に参加した。講師はこの分野では有名な先生で、以前から話を聞いてみたいと思っていたのだ。

 ちなみにサルコペニアとは筋肉量の減少、フレイルは心身の虚弱のことを指す。加齢による筋肉量の減少(サルコペニア)や心身の虚弱(フレイル)により、健康と要介護の中間のような状態を指すもので、適切な栄養と運動で悪化を防ぐことが大切との趣旨だった。

 話を聞いていて思った。これはまさにおかんの今の状態にピッタリだ。しかも骨折などによる社会復帰には「回復期リハビリテーション病棟」でのリハビリを勧めるとの話も出た。なんてタイムリーな話題なんだ。

 次のMRI検査で圧迫骨折が確定したら、おかんには近隣の回復期リハビリテーション病棟に入ってもらおう。決意を新たにした息子なのだった。

 しかし、あのおかんをどう説得すべきなのか。長時間の抵抗で疲れ果てていただけに、講師の先生には最後の質疑応答でぜひ聞きたいことがあった。

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