(12)初めての要介護認定調査とMRI…昭和1ケタ女は強かった

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 回復期リハビリテーション病棟の候補を決めた翌朝は、ショートステイの居室で介護認定の訪問調査が行われた。入居初日に激しい抵抗があったことが頭から離れない息子としては、おかんが調査員に敵意を持たないか心配で仕方ない。

「何とか無事に終わってほしい」と願いながら施設に行くと、すでにケアマネの川石さんが来ておかんと談笑していた。

「何も心配いりませんよ。普段の生活をそのまま話してくださいね」

 優しく語りかけ、気持ちをほぐしていた。

 さすがだ。不安は少し小さくなった。それでも「認定されないと何をするにも自腹になってしまうからね。できないことは素直に話してよ」と念押ししておいた。

 やってきた調査員は川石さんと顔なじみのようで、和んだ雰囲気の中、調査が始まった。生活サイクル、炊事、入浴、排泄、趣味、ゴミ出し、外出の頻度、持病などの質問が中心だ。これに対し、おかんはことごとく、自慢げに「しっかりできている」と答え続けた。

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