(12)初めての要介護認定調査とMRI…昭和1ケタ女は強かった

公開日: 更新日:

 回復期リハビリテーション病棟の候補を決めた翌朝は、ショートステイの居室で介護認定の訪問調査が行われた。入居初日に激しい抵抗があったことが頭から離れない息子としては、おかんが調査員に敵意を持たないか心配で仕方ない。

「何とか無事に終わってほしい」と願いながら施設に行くと、すでにケアマネの川石さんが来ておかんと談笑していた。

「何も心配いりませんよ。普段の生活をそのまま話してくださいね」

 優しく語りかけ、気持ちをほぐしていた。

 さすがだ。不安は少し小さくなった。それでも「認定されないと何をするにも自腹になってしまうからね。できないことは素直に話してよ」と念押ししておいた。

 やってきた調査員は川石さんと顔なじみのようで、和んだ雰囲気の中、調査が始まった。生活サイクル、炊事、入浴、排泄、趣味、ゴミ出し、外出の頻度、持病などの質問が中心だ。これに対し、おかんはことごとく、自慢げに「しっかりできている」と答え続けた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「風、薫る」“シマケン”はブーイングも…Aぇ! Group佐野晶哉には「オファー増」の追い風

  2. 2

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  3. 3

    “世界ランク1位”の座を捨てて甲子園へ 享栄・上江滝拓未「将来はプロかバスの運転手」

  4. 4

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 5

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  1. 6

    りくりゅう“ジュニア”に早くも金メダル期待 一般家庭の子にはない「血」と「資金」の強み

  2. 7

    高市政権が国民資産「強奪」計画! 現預金1100兆円を狙い撃ち、放漫財政のツケを庶民のフトコロに押しつけ

  3. 8

    ビートたけし&島田洋七「ほとんどリタイア」の現在地…「おお元気か?」と連絡し酒を酌み交わす

  4. 9

    日本ハムは「レイエス流出阻止」が最優先課題 優勝争い&新庄監督の去就以上に重大なワケ

  5. 10

    警察は田岡邸を没収し、兵庫県や神戸市の持ち物にしたらどうだ