(7)泣きながら抵抗を続け、罵声を浴びせかけられ…息子はへこんだ

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「家に帰して。ここには絶対いたくない!」

 ショートステイ初日。手続きを終え部屋に案内された途端、おかんは涙をボロボロ流しながら叫んだ。

 嫌な予感は的中だった。ここまで強い拒絶になるとは思っていなかった。どう対処すべきか戸惑っていると、さらにこんな言葉を投げつけてきた。

「アンタは何でも勝手に決めてしまう」

「なんで嫌がっているのにこんなところに連れてくるの」

「私は自分で何でもできる」

「アンタたちの世話にはならないから家に帰して」

「どうなってもいいから家に帰して」

 知らない人が聞いたら親子仲が悪いのではと勘ぐるかもしれない。そんなことはない。むしろとてもいい関係のはずだ。なのに今、目の前の母親は息子からひどい扱いを受けているかのような形相で、泣きながら罵声を浴びせかけている。

 正直かなりへこんだ。それでも「はいそうですか」と家に帰すわけにいかない。落ち着かせるべく反論は封印し、ケガを早く治すためには必要なことだと説得を続けた。

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