注目の人 直撃インタビュー
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堀潤氏「分断」テーマに映画 重要なのは“小さな主語”目線
与党か野党か、賛成か反対か、右か左か――。自国中心主義に傾斜するトランプ米国やEU離脱を決めた英国など、世界各国で「分断」が深刻化している。賛否が割れる原発政策や米軍基地問題を抱える日本も例外ではな…
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茂木健一郎氏 知識や洞察力のない人による教育改革は悲劇
英語民間試験や記述式問題の導入が頓挫し、大学入試改革に赤信号がともっている。安倍政権が進める教育再生の先には、どんな社会が待っているのか――。世界の教育事情を知る脳科学者の茂木健一郎氏(57)が小手…
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元顧問弁護士・山之内幸夫氏が語る山口組分裂の根源と行方
2015年8月に山口組の分裂騒動が勃発。司忍6代目組長が率いる6代目山口組と、4代目山健組の井上邦雄組長をトップとして結成された神戸山口組との対立抗争が続いていたが、昨年、6代目山口組の高山清司若頭…
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自民党稲田朋美氏 未婚ひとり親家庭の支援拡大から変化を
保守を標榜し、家庭のあり方を憲法に書き込もうとするほど「伝統的家族観」にこだわる自民党に変化の機運が生まれている。昨年末の税制改正で未婚のひとり親家庭にも税制優遇が拡大された。中心になって動いたのが…
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セコマ・丸谷社長 コンビニのビジネスモデルは終焉が近い
今や社会インフラとなったコンビニだが、大きな転機を迎えている。元日、24時間営業、食品の値引き販売の是非などをめぐり、本部と加盟店オーナーとの対立が表面化、政府も「あり方検討委員会」などを設置し、変…
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棋士・木村一基王位「中高年の星」が明かす限界突破の手筋
百折不撓――。20代がピークとされる将棋界で、昨年46歳3カ月にして初タイトル「王位」を手にした「中年の星」の座右の銘である。その言葉通り、挑戦権を獲得するだけでも至難のタイトル戦にこれまで6度挑戦…
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青学・原晋監督 日本陸上界の未来のため陸連を解体すべき
青山学院大学駅伝部は「2020年1月2、3日の箱根駅伝で優勝を逃すだろう」が定説になっている。その要因のひとつに10月14日の出雲駅伝の<5位>という成績が挙げられる。青学大は箱根駅伝を初制覇した2…
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考案者・中西進氏「令和とは自分を律して生きていくこと」
今年の世相を表す「今年の漢字」に「令」が選ばれた。新元号「令和」はまもなく元年が終わろうとしているが、国をリードするべき政権への不信感は募り、国民生活も青息吐息で先行きは不透明だ。これから私たちは、…
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大内裕和氏 民間背後の教育改革は格差拡大の失敗繰り返す
30年続いた「センター試験」に終止符を打ち、来年度から実施される大学入学共通テスト。「英語民間試験」は延期され、採点業務を民間に委ねた「国語・数学の記述式」も実施見送りの公算が高まっている。入試改革…
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神戸大大学院教授木村幹氏 日韓関係はICJ提訴で諮ればいい
戦後最悪の日韓関係は改善に向かうのか、さらに泥沼化するのか。安倍政権が発動した対韓輸出規制に反発した文在寅政権は報復措置としてGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄を通告したものの、土壇場で条件…
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西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”
最近はすっかり“安全運転”になっている小泉進次郎環境相だが、就任直後、まず発言に窮したのが福島第1原発の汚染水問題だった。前任大臣が離任直前「海洋放出しかない」と“宿題”を投げ、小泉氏の見解に注目が…
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谷口源太郎氏 東京大会で“五輪は不要”の声が広がればいい
本番まで約8カ月となった2020年東京五輪。膨れ上がる開催費用、暑さ対策、マラソン・競歩の札幌移転など迷走が続いている。東京大会は「五輪」という祭典の断末魔を世界にまざまざと見せつけることになるので…
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植野妙実子氏「表現の自由」の抑圧で民主国家は成立しない
列島を包む重苦しい空気に「表現の自由」が押し潰されそうだ。慰安婦問題を象徴する少女像などを展示する企画展が中止に追い込まれ、安倍首相の街頭演説にヤジを飛ばした市民は警察によって排除された。憲法とフラ…
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69歳で仕事も夜も現役バリバリ…清水国明さんの若さの秘訣
4度目の結婚をテレビで公表し、話題になったタレントで実業家の清水国明(69)。お相手は25歳年下のプロデューサー、奈穂さん(43)で、1歳になる息子にも恵まれていた。これで息子2人、娘3人、孫が5人…
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ペルシャ文学者が見たイラン訪問「外交には文化が必要」
トランプ米大統領が昨年5月にイラン核合意から離脱して以降、両国間の緊張が続いている。今年6月には安倍首相がイランを訪問、最高指導者ハメネイ師とも会談したものの仲介者としての役割は心もとなかった。孤立…
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西島和氏「八ツ場ダムが利根川を守ったというのは誤解」
大型台風が次々に日本列島を襲い、甚大な水害をもたらしている。一方、巨大ダムやスーパー堤防があったから被害を食い止められたという自民党政治礼賛の声がネットで飛び交っている。果たしてそれは事実なのか。河…
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稲村公望氏 日本郵政の迷走は民営化という構造改悪の結果
日本郵政グループが迷走している。かんぽ生命で、虚偽の説明による不正販売が大規模に行われ、同問題を追及したNHKに対して日本郵政が圧力をかけていたことも明らかになった。不祥事は郵政民営化がもたらした当…
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金丸信吾氏「拉致問題解決は国交正常化こそが一番の近道」
「最重要課題」――。安倍首相がこう繰り返す北朝鮮の拉致問題。2018年6月の米朝首脳会談以降、中国や韓国、ロシアが北との距離を縮める中、安倍は金正恩・朝鮮労働党委員長との「無条件の首脳会談」を打ち出し…
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投資家ジム・ロジャーズの忠言「日本株を買う予定はない」
新著「日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く」(講談社+α新書)がヒットしている。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並ぶ「世界3大投資家」のひとりとして知られるジム・ロジ…
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芸人・せやろがいおじさん「ネット言論」を穏便で建設的に
「いったん落ち着こ~!」「どない思てる~?」――。沖縄の海に向かって赤いふんどし姿で、こう叫ぶ“おじさん”がいる。「せやろがいおじさん」こと、お笑いコンビ「リップサービス」の榎森耕助さん(32)だ。毎…