注目の人 直撃インタビュー
-
俳人・金子兜太氏「アベとかいう変な人に痛切な危機感」
気迫ある毛筆で書かれた「アベ政治を許さない」のプラカードは、昨夏の「安保法制反対」運動のシンボルだった。揮毫したのは、現在96歳の俳句の大御所・金子兜太氏。南方で終戦を迎え、1年3カ月の間、米軍の捕…
-
小林節氏が真意を語る 「残された選択肢は第3の旗のみ」
違憲の安保法による立憲主義の破壊は許さない――。野党共闘による安倍政権打倒を最前線で訴えてきた憲法学者の小林節氏が、政治団体(国民怒りの声)を立ち上げ、参院選に自ら出馬する。比例区でのオリーブの木構…
-
「今言っておかないと」 赤川次郎氏が国家統制社会に警鐘
赤川次郎氏は言わずと知れたベストセラー作家だ。ユーモアあふれる軽妙なミステリー小説の旗手。そのイメージを覆すような意欲作「東京零年」が、本年度の吉川英治文学賞を受賞した。国民の自由は巧妙に奪われ、権…
-
八角信芳理事長にズバリ聞く「協会」「白鵬」「貴乃花」
角界は今、活気づいている。初場所で大関琴奨菊(32)が日本出身力士としては59場所ぶりに優勝、先場所も同じく大関稀勢の里(29)が開幕10連勝で土俵を盛り上げた。そんな中、相撲界の舵取りを担うのが八…
-
セブン&アイ鈴木会長を熟知…勝見明氏が語る“引退の真相”
カリスマの引退はあまりにも突然だった。セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼CEO(83)は、自身の提案したセブン―イレブン・ジャパンの社長人事が取締役会で否決されたことから、身を引く覚悟を…
-
三枝成彰氏が批判「安倍政権は教養のなさを反省すべき」
夏の参院選の前哨戦となる衆院2補選が告示された。注目は野党が統一候補を擁立した北海道5区。野党が勝利すれば、アンチ安倍は大きなうねりとなるだろう。参院選の野党共闘にも勢いがつき、戦争法廃止が射程に入…
-
東大地震研究所・平田直氏 「首都直下型の予知は不可能」
東日本大震災から5年が経過し、日本列島は平穏を取り戻したかのように見えるが、本当にそうか。地震予知の“権威”である東大地震研究所地震予知研究センター長の平田直氏は近著「首都直下地震」(岩波新書)で改…
-
NPO代表・駒崎弘樹さん「保育所増設こそ最強の成長戦略」
「保育園落ちた日本死ね!!!」――匿名の投稿者の叫びに、自身のブログでいち早く“返答”したのが認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏。「政府が待機児童対策で困っているようなので、具体策を出して…
-
五輪後「新国立」は廃墟に…建築家・伊東豊雄氏が懸念語る
まさに仏作って魂入れず。新国立競技場の建設計画は再び撤回し、「B案」を採用すべきだ。3年前に建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー賞」に輝いた日本を代表する名建築家・伊東豊雄氏が憂える現計画の重大…
-
“安倍首相の天敵”山尾議員…無知な総理の改憲論議に異議
安倍首相が一番嫌いな女性議員と言われる山尾志桜里議員。国会審議では舌鋒鋭い追及や、ひるまない姿勢が際立つ。しかも理路整然。首相の憲法観の乏しさや無知を浮き彫りにしたのも、「保育園問題」で政府を動かす…
-
甘利問題なぜ動かず 弁護士・郷原信郎氏「検察の忖度」指摘
「まさに絵に描いたようなあっせん利得」――。甘利明・前経済再生相をめぐるUR(都市再生機構)への“口利きワイロ疑惑”で、発覚当初からこう指摘した弁護士の郷原伸郎氏(61)。先月の衆院予算委の中央公聴会…
-
国際弁護士・猿田佐世氏 予定調和の日米関係を打破すべき
次の米大統領は誰になるのか。日本への影響は?スーパーチューズデー以降、米大統領選への関心が高まっているが、ここで押さえておきたいのは、こと日米関係に限って言えば、誰がなっても変わらなかった過去がある…
-
政治学者・中島岳志氏 「政治と宗教の接近」を強く危惧
安倍政権下で全体主義がよみがえるのではないか。またまた学問の世界から、こんな問いかけがわき起こっている。昨年は立憲主義を否定する安倍政権の暴挙に対して、憲法学者が立ち上がった。 今回はという…
-
保阪正康氏が語る<下>「安倍政権は戦前と同じ行政独裁」
「今の時代は戦前の独裁政治と同じになりつつある」――。歴史と真正面に向き合ってきたノンフィクション作家の保阪正康氏(76)はこう言った。安倍政治の右傾化、言論への圧迫、そして何よりも立憲主義を理解せず…
-
保阪正康氏が語る<上>「慰安婦を巡る日韓合意は野合です」
歴史作家の保阪正康氏(76)は「安倍首相の無知が怖い」と言った。昨年暮れの日韓合意、戦後70年談話などについて話していた時だ。その際、比較対象として出てきたのが天皇の終戦記念日の言葉だった。浅薄で無…
-
経済学者・小黒一正氏「高インフレのリスクが迫っている」
黒田日銀の異次元緩和の限界は、このところの株式相場を見れば歴然だが、この人の意見も明確で冷徹だ。元大蔵官僚で気鋭の経済学者・小黒一正氏(法大教授)が看破した「明日なき日本経済の実態」は恐ろしい。 …
-
藤田孝典氏 “下流老人”は「バカにするな」と声上げるべき
安倍政権が低所得の年金受給者1人あたりに3万円を払う方針だが、来年の参院選を見据えた「バラマキ」もいいところだ。こんな目くらまし政策で、高齢者の貧困問題が解決するわけがない。日本人の9割がふとしたき…
-
春名幹男・早大客員教授「米軍が守ってくれるなんて幻想」
つい最近、来年度の米軍基地への思いやり予算がちっとも減額されないことが分かったが、驚くのはまだ早い。スッタモンダした集団的自衛権行使の大前提は「イザというときは米軍が日本を守ってくれる」だったのに、…
-
ジャーナリスト堤未果氏 「国民皆保険の切り崩しは始まっています」
臨時国会を拒否し、2日間の閉会中審査でTPP審議をはぐらかした安倍政権がバラマキを始めた。最も反対の声が大きい農林水産業界を黙らせ、国民が売国条約の全容を知る前に承認に持ち込もうというハラなのだが、…
-
100歳のジャーナリストむのたけじ氏「民衆は自ら声上げよ」
戦時中、朝日新聞記者として中国や東南アジアでの惨禍を目の当たりにした後、終戦の日に新聞人としての戦争責任を取る形で辞表を提出した気骨のジャーナリストである。現在100歳。先月31日、戦争の動乱期のた…