参政党・神谷代表は早くも“ヒトラー思想”丸出し 参院選第一声で「高齢女性は子どもが産めない」
自公過半数割れが現実味を増す参院選である。憲政の常道に従えば石破内閣総辞職、野党第1党の立憲民主党を率いる野田佳彦代表を首班とする野党政権の誕生が視野に入るが、一方では石破-野田による消費税増税“野合大連立”のキナくささも漂う。
すべては選挙結果次第だが、石破自民は2万円の給付金バラマキと小泉米放出くらいしかウリがなく、野田立憲はサラリーマンが汗水垂らして積み立ててきた厚生年金の国民年金流用法案を交換条件に予算案に賛成して石破政権の延命に手を貸した。しかも両党ともに近い将来の消費税引き上げを公言してはばからない。どちらか選べと言われても、国民有権者からすれば、“古古古米”と“家畜のエサ”はどっちか? ほどの違いしかないだろう。
直近の世論調査を見れば、自民、立憲民主の支持率が共に伸び悩むのは当然だが、一時は第3の選択肢として期待された日本維新、国民民主が自壊の道をたどり、行き場を失った有権者の一部を過激な右派歴史観と排他的ナショナリズムを振りかざす参政党や日本保守党へと向かわせてもいる。
■生物学的差別化を政策に落とし込む危険