メジャーリーグ通信
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契約し不良債権化 やらずぶったくり筆頭はロッテのチェン
メジャーリーグには長期契約をした後、別人のように働きが悪くなり、不良資産化する選手が少なくない。中でも不良資産化の度合いが著しいのは以下の3人である。 ■チェン・ウェイン(35=元マーリンズ、…
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大統領の感染で危機…メジャーも救った「世界最高峰の医療」
「トランプ大統領、コロナで入院」 世界を駆け巡った話題ではあったものの、トランプは新型コロナ感染症の陽性判定から1週間と経たずに公務に復帰した。しかも、10月7日に公開したビデオメッセージで「…
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コロナ禍で明暗分かれたMLB レ軍は1780億円新球場が水の泡
今シーズン、メジャーリーグではコロナ禍で、チームによって損得が分かれた。 もっとも得したのはアストロズだ。ア軍は今年1月に球団ぐるみのサイン盗みが発覚し「社会の敵」となった。3月下旬に開幕し…
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コロナ禍で窮地? 球団経営者が発する悲観的情報の真偽
大リーグのレギュラーシーズンは現地時間27日に終わり、29日にアメリカン・リーグ、30日からはナショナル・リーグのプレーオフが始まる。 コミッショナーのロブ・マンフレッドが、レギュラーシーズ…
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MLB今季は感染防止で「乱闘禁止」…それでも残る2つの遺恨
今季MLBはコロナ感染防止のため「乱闘禁止令」が出ているにもかかわらず、実際はいくつも発生している。根深い遺恨がいくつも存在するからだ。 今季最大の乱闘はサイン盗み発覚で「社会の敵」になった…
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岸信介は米国で始球式 未完に終わった安倍首相の祖父超え
安倍晋三内閣が終わりを迎える。 通算で約8年8カ月にわたって首相を務めたことは、政策の内容や政権運営の適切さの是非を問わず、日本の憲政史上最長となる記録として長く人々の記憶にとどまることだろ…
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A.ロッド&ジェニロペ大物カップル メッツ買収失敗の舞台裏
米国では球団の買収が行われる際、地元と関係が深いスポーツ界の元スーパースターや芸能界の超大物が、自らも多額の資金を投じて投資家グループに加わって買収の先頭に立つことがある。 そのはしりとなっ…
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変化の遅い政界と比べても消極的な大リーグの「女性進出」
米民主党は、8月17日から4日間開催された党の全国大会で、前副大統領のジョー・バイデンと上院議員のカマラ・ハリスを正副大統領候補に指名した。 2008年、民主党大統領候補だったバラク・オバマ…
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Bジェイズ山口の好投は米大統領と加首相の“不仲のおかげ”
地元カナダで試合を開催する道を絶たれたブルージェイズが、開幕から18日が経過した8月11日に、ニューヨーク州バファローにある3A球団の本拠地セーレンフィールドを突貫工事で改装してホームゲームの開催に…
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トランプが大リーグの始球式を行う意味と過去のトラウマ
トランプ大統領が新型コロナウイルス感染症対策に関する記者会見の最中に、「8月15日にヤンキースタジアムで始球式を行う計画がある」と発言したのは7月23日のことだった。 2017年1月の大統領…
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選手契約の破談は簡単でも解除は困難…例外は禁止スポーツ
7月14日にブレーブスがキューバの暴れん坊ヤシエル・プイグ(29)と合意しながら、正式契約の直前に行われた検査でコロナ感染が判明したため入団が見送られた。 2015年12月には、当時マリナー…
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日割額補償で合意 サラリーキャップ制阻止は選手会の成果
大リーグの公式戦の開幕が7月23日に迫っている。3月に日程の変更が公表され、3月26日には5月下旬までの2カ月分の給与について、年俸を日割りした額を保証することで選手会側と大リーグ機構とが合意した。…
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分配金バブルが引き起こす球団経営者の「モラルハザード」
メジャーリーグは60試合に短縮して23日に開幕するが、米国ではコロナ感染者数が増え続けているため、全試合無観客で行われる可能性が高くなっている。 30球団の中には無観客になったことで大きなダ…
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コミッショナーが人種差別反対運動を静観する米球界の危機
5月末の「ジョージ・フロイド事件」に始まった米国内での人種差別に対する抗議活動は、世界各地に波及しつつ、今もなお続いている。 大統領として「人種差別の一掃」や「人々の融和」を強調して事態を収…
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人種差別問題を見て見ぬ振り 白人優位体質が染み込んだMLB
ミネソタで起きたジョージ・フロイド事件に端を発する反人種差別の波はあらゆる分野に押し寄せている。 それによって南北戦争時代のアトランタを舞台にした不朽の名作「風と共に去りぬ」は配信停止になり…
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米国の球団経営者たちが「トランプ再選」に期待する理由
2020年の国際政治の中で最大の関心事の一つは、米国の大統領選挙だ。 国連幹部が「史上最低の大統領」と批判しながら、根強い支持者をつなぎ留めることに成功しているのが、現職大統領で再選を狙うド…
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野球文化の土台を腐らせるMLBの極端な“テレビマネー依存”
■プレーオフ期間の拡大 大リーグ機構(MLB)と選手会の対立が解消されないため、7月初旬の開幕は実現不能になった。両者が対立しているのは、今季の給与の削減幅だけではない。公式戦の試合数に関して…
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年俸削減案で対立 労使“タフネゴシエーター”たちの交渉術
NBAが7月31日の再開案をまとめ、NHLが7月以降に行うプレーオフを従来通り7回戦制で実施する案を公表するなど、米国では新型コロナウイルス感染症で中止や中断していたプロスポーツが再始動に向けた動き…
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コロナ禍を利用した「マイナーリーガー大量解雇」の背景
現在、マイナーリーガーの大量解雇が進行中で、最終的に解雇者は1100人前後になる見込みだ。 一部では、これをコロナ禍の影響と報じているが、そうではない。昨年秋にマンフレッド・コミッショナーが…
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大リーグ公式戦再開前に…経営改善へ各球団がアノ手コノ手
「7月4日前後の開幕」に向けて、大リーグが動き出した。 突然地球を襲った宇宙人と人類の死闘を描くウィル・スミスの主演映画「インデペンデンス・デイ」(1996年)を参照するまでもなく、1776年…