メジャーリーグ通信
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MLBではファンが順守すべきルールを明文化 人種差別と色仕掛けは「永久追放」に
メジャーリーグではファンが順守すべきルール(ファン・コード)を明文化しており、球場で著しい違法行為があれば、永久追放処分を受けるケースが少なくない。 よくあるのは、①フェンスを飛び越えてグラ…
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「9.11」から20年…米国同時多発テロが米国と米球界に与えた影響
世界を震撼させた米国同時多発テロ、すなわち「9.11」の発生から20年が経った。 「唯一の超大国」の米国にとって、1941年の真珠湾攻撃以降では初となる本土への攻撃は痛恨事となった。それだけで…
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MLBの審判は訴訟が大好き アンパイア歴40年の“誤審王”は選手を名誉毀損で訴え
訴訟大国アメリカではトンデモ訴訟がよく起きる。2016年には現役のヘルナンデス審判が「55歳になってもMLBが私をクルーチーフに昇格させないのはヒスパニック系である私への人種差別だ」としてMLBを告…
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新商品「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」にみる大リーグの商魂
大リーグが新たな商品を手に入れた。現地時間の8月12日に行われた「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」である。 野球映画の代表作「フィールド・オブ・ドリームス」にちなみ、撮影現場となったア…
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中田翔のようなチーム内暴力でお払い箱になるケースは、メジャーにはごまんとある
チームの後輩に暴力をふるって無期限出場停止になっていた日本ハム・中田翔が巨人に無償トレードされた。これは事実上の追放処分である。メジャーリーグでもチームメートに暴行した選手が追放されるケースが時々あ…
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サイ・ヤング賞右腕バウアーの休職措置が示す 米国社会のDVへの厳しい対応
昨年のサイ・ヤング賞右腕、トレバー・バウアー(ドジャース)の休職期間が延長を重ねている。 7月2日に女性への暴行疑惑を理由に制限リストに入れられた際の休職期間は、当初は1週間の予定であったも…
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「カナダの上野由岐子」が姉という投手も…オリンピアンを身内に持つ大リーガーたち
メジャーリーガーにはオリンピアンだった母親から高い身体能力を受け継いでいる選手が少なくない。 その代表格がメッツの長距離砲コンフォルトだ。彼の母トレーシーさん(旧姓ルイーズ)はシンクロナイズ…
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カナダ公式戦再開でブルージェイズとMLBは一層のコロナ対策が必要だ
ブルージェイズがカナダに戻る。 カナダが新型コロナウイルス感染症対策として入国制限を行っていたため、2019年9月29日のレイズとの試合を最後にロジャースセンターでの公式戦を行えないままであ…
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大谷フィーバーに沸く裏で…エンゼルスが抱える「深い闇」
2019年7月1日、エンゼルスの先発左腕タイラー・スキャッグス(享年27)が遠征先のホテルで突然死した。 それから2年が経過した今年6月29日、スキャッグスの遺族がエンゼルス球団と元広報部長…
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小さな変更を大きな改革として宣伝する大リーグ機構や球団経営者の思惑
大リーグ機構も球団経営者も、「ダイバーシティー」という言葉が広まる以前から選手の構成が多様であればあるほど、より優れた選手が登場することを知っている。それだけに1947年4月15日にひとたび「人種の…
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メジャー投手は失点急増…粘着物質取り締まり強化の余波
ピッチャーに対する粘着物質の有無を調べる検査が始まって2週間が経過した。 粘着物への依存度が高かったピッチャーは、この検査の導入で使用を控えざるを得なくなり、大きなダメージを受けているケース…
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メジャーが五輪に冷淡なこれだけの理由 機構や球団の態度や考えにも一理ある
「大谷とトラウトの対戦を想像すれば、これ以上の場面はない」 フィリーズの中心打者ブライス・ハーパーが昨年5月に行った発言は、オリンピックへの選手の派遣に消極的な大リーグ機構を批判するものだった…
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MLB滑り止め使用禁止をすり抜ける「ブレンドテクニック」
MLBは先週30球団に通達を送り、今後はルールブックにある通り、投手が指先に異物(滑り止め)を付けて投げる行為を全面的に禁止し、違反者には10試合の出場停止処分を科すことを伝えた。 これは、…
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キューバ五輪予選敗退の必然 相次ぐ亡命と深刻な人材不足
キューバ革命を率い、その後も長く最高指導者として君臨したフィデル・カストロは幼少期から野球に親しみ、「ヤンキースからスカウトされた」という噂がまことしやかにささやかれるほどであった。 それだ…
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マイナーで新ルール試験導入 適用で割食うのはDHの大谷
MLBのマンフレッド・コミッショナーは、ホームラン中心の野球では人気回復を図れないと悟り、方向転換して、ゲームを動きのあるものにつくり替えようとしている。 その第一歩として、今季、マイナーリ…
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ヤ軍「ブレークスルー感染」でCDC指針の問題点が明らかに
一時は1日当たりの新型コロナウイルスの感染者が世界最多であった米国も、最近では新規感染者の数が減少の傾向を示している。 ワクチンの早期実用化のためにトランプ政権が推進した「ワープ・スピード作…
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筒香にレイズ復帰の可能性 トレード「後日発表選手」とは
11日にレイズを戦力外になった筒香嘉智が、4日後にトレードでドジャースに移籍した。ド軍が急遽、筒香を獲得したのは、レフトのポロックが太ももの肉離れで戦列を離れたため、穴埋めに使う人材が必要になったか…
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“トランプ復権”で大リーグ機構は共和党との関係修復が急務
大統領退任後、日本ではすでに「過去の人」となった感のあるドナルド・トランプも、米国では依然として政界の「話題の人」のひとりだ。 4月21日のニューヨーク・タイムズに「北朝鮮の非核化に失敗した…
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最大の被害者は大谷翔平 飛ばないMLB公認球で本塁打数激減
今年のメジャーリーグは、いつになく本塁打が少ない。 例年、4月が終わった時点で本塁打数を2ケタに乗せる選手は数人出るが、今年は皆無。9本が最多だった。これは2009年以来の珍現象で、原因はハ…
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メジャー球団は温室効果ガス削減に10年以上前から取り組む
米政府が主催し、4月22~23日に行われた気候変動に関する首脳会談は、各国が温暖化ガスの排出削減目標を相次いで打ち出した。 日本が2013年度に比べて30年度に温暖化ガスを46%減少させる方…
