本で読み解くNEWSの深層
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「電力」の曲がり角
化石燃料はもう終わり、次はEVへシフトだというが、実はこの問題にはシェール革命やフクシマ原発問題、さらにはパリ協定や中国の一帯一路戦略、トランプのアメリカ第一主義までが複雑にからむ。しかも背後には1…
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揺れるアメリカ
大統領選でのトランプ勝利以来、アメリカ政治に動揺のなかった日はないといわれる。あまりに不安定なトランプのアメリカの今。 ◇ あの大統領選のさなか、クリントン陣営の不用意なメールを捜査し、リ…
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ネットの転落?
インターネットはいまや格差社会の源泉とまでいわれる。一体なにがあったのか? ◇ 書名を見ると一瞬「え、そんなに?」と思うが、私的な日記をウェブに公開して多数が閲覧する「ウェブ日記」が日…
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改憲に喝!異見
自民党総裁選で改めて浮上した改憲への急加速に喝! ◇ テレビでもおなじみの若手法学者をはじめ「立憲デモクラシーの会」の主要メンバー8人が憲法問題をめぐる代表的なテーマを解説する。テーマ…
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中高年筋トレ法
中高年の間で筋トレが大流行。でもやり方を誤ると大変なことに……! 平日の午前中に近所のジムに行ったら中高年だらけだったなんていう経験は誰しもあるだろう。しかし問題は筋トレのやり方。見よう見ま…
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農の現在
農水省と経産省のデタラメ指針にふりまわされる日本の「農」。そのあるべき未来は――。 ◇ グローバル経済のもとで農業に何が起こったか。94年、NAFTA(北米自由貿易協定)が発効したメキシコ…
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ネット荒らしとプーチン政権のゆくえ
一昨年の米大統領選はやはりロシアの陰謀だった! ネット荒らしで米政治にワナをかけたプーチン政権だが、足元では年金改革への猛反発に手を焼いている。 ◇ 亡命ソ連人の息子として英国に育ち、冷戦…
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驕る権力
モリカケ問題はじめ続々噴出する醜聞を強引に抑え込む安倍政権。驕(おご)る権力は久しからずや。 ◇ 共同通信記者からフリージャーナリストになった著者は「特定秘密保護法や盗聴法、共謀罪法な…
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ヘイトの時代
酷暑に加えて議員の差別発言など、ヘイトの時代の暑苦しさはいよいよ募るばかりだ。 ◇ なぜ社会はヘイトに走るのか。反ヘイトのシンポジウム記録をもとに新たに書き起こした論考などを加えた本書…
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AIの脅威
購買履歴から消費性向を読み取り、雑踏から被疑者を見つけ出すに至ったAI。その脅威の全貌。 優秀な数学者としてコロンビア大教授にまで上り詰めながらも、高給にひかれて大手ヘッジファンドのクオンツ…
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メディアの危機
ネトウヨからの攻撃と権力への「忖度」、そして部数減に悩む大手新聞。まさにメディアはいま未曽有の危機に立ち往生している。 ◇ 「フェイクニュース」(偽ニュース)と並んで16年米大統領選で話…
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サッカー狂騒曲
ようやく終わったW杯。何とかメンツを保った西野ジャパンだが、どうやらサッカー界は問題山積? ◇ イタリアの名門クラブ、ユベントスがレアル・マドリードからC・ロナウドを1億ユーロで獲得という…
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EVシフト時代
「100年に一度の大変化」とトヨタの社長が危機感をあらわにするEV(電気自動車)への一大シフト時代がやってきた。 ◇ 「電気自動車」でなく、わざわざEVと呼ぶのはなぜか。実はEが「電気」と…
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【危機に立つEU】ますます右傾化しつつある欧州の行方は?
危機に立つEUが何とか持ちこたえているのはひとえに独メルケル首相の存在感のおかげ。しかし最近では組閣に難渋するほど右派勢力に押され、連立政権による閣内不一致も目立ってきた。読売新聞の外信記者による本…
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民主主義の危機、資本主義のワナ
民主主義を全うする難しさ、資本主義に任せることの恐ろしさ。世界はいま2つのリスクに立ちすくんでいる。 日本でもよく知られたフランスの人口学者を筆頭に仏独米の知識人を招いて昨年開かれた朝日新聞…
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是枝裕和
カンヌ映画祭で21年ぶりの日本人監督最高賞受賞。是枝裕和監督は「次」をめざすという。 ◇ 語り下ろし本には数日のロングインタビューで一冊作ってしまうようなものもあるが、本書は、なんと8…
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ギター小僧世代の逆襲
老舗ギターメーカー米ギブソン倒産のニュースにショックを受けた「いかすバンド天国」世代の中高年は多いはず。原因はなんと「若者のギター離れ」!? ◇ エレキギターの発明が音楽に革命をもたらした…
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仮想通貨
一獲千金の夢をかき立てる仮想通貨。しかしそこには未知のリスクが待ち構えている。 昨年4月の改正資金決済法によって一気に本格化した仮想通貨時代。昨年12月には年初の20倍、3年前の100倍を記…
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揺れる移民問題
人口増はもはや望めない少子高齢化ニッポン。そこで出てくる移民問題。「移民先進国」アメリカはどうなのか? ◇ キューバ革命後にアメリカに逃れ、ハーバード大学の経済学者になった著者。こうい…
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【リアルの中国】ユニコーン企業の成功の秘密は「人」にあり
チャイナマネー、格差社会、爆買い観光、共産党独裁……。バラバラな情報の向こうに横たわるリアルの中国とは? 中国生まれで日本の大学や商社で長年研究員をつとめてきた著者にも意外なことが頻発するの…