著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

渡辺徹とマヨネーズ愛「ありがとう!(撮影)しないでね!」と至福の表情で…

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 初めてお会いしたのは役者というより、バラエティー番組には欠かせない人気タレントになられてからでした。関西の有名店のシェフがゲストの好きなものを目の前で提供しながらのトーク番組で「マヨネーズを使った料理」という番組始まって以来、初の「調味料指定」でした。結果、料理は「エビマヨ」に決まり、関西で一番おいしいと評判のシェフに来ていただきました。

 渡辺さんは人懐っこいあの笑顔で、ひとりひとりの目を見つめながら、こちらの心の中へ入り込んできそうな親近感あふれる表情で握手をされ、見事な人ったらしぶりに私も一瞬でファンになってしまいました。その後、何度かご一緒しましたが、全く変わらない態度で、まるで旧知の間柄のように接してくださる。自然にこういうことができたから、名だたる女性タレントさんのサブにつかれて存在感を発揮されたのだと思います。

 そんな渡辺さんもマヨネーズのこととなると我を忘れて語る語る(笑)。「こんなおいしいものはない」「すべての料理はマヨネーズに通ずる」と大絶賛。マヨネーズ愛はとどまることを知らず「(白ごはんに)かけてかけて! 家じゃ女房に監視されてるからできないんだもん!」とマヨネーズごはんを懇願。お茶碗に少しだけごはんを入れてマヨネーズをかけると「ありがとう!(撮影)しないでね!」と至福の表情で召し上がるのでした。伺いたいことは山ほどありましたが、すっかりマヨネーズに持っていかれました。

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