著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

急逝した山田亮さんの思い出…悩んでいた広島訛りには「気にせんでええよ」とアドバイスしていた

公開日: 更新日:

 先日、うっ血性心不全のため51歳で急逝した吉本新喜劇の山田亮君。1997年のオーディションで合格して座員になりました。私は1990年から2000年まで2カ月に1本のペースで脚本を書いていた時に、何度か出演してもらいました。

 そんな中「どうしてもセリフが広島訛りになってしまうんです」と相談を受けたことがありました。広島生まれ、広島育ちの彼にとっては深刻な悩みだったのです。私は“お国訛りは武器”だと思っているので、「そんなん気にせんでええやんか、吉本が大阪弁がしゃべられへんのを承知でオーディションに合格させたんやから、訛りで責められるんなら吉本の方やと思うで。それと大阪人が一番嫌うのは“エセ大阪弁”やから無理してしゃべらん方がええし。広島弁のイントネーションがおもろかったら、周りが笑いに変えてくれるから気にせんでええよ」と答えていました。

 NSCでも関西圏以外の生徒には「千鳥がええ例やから、面白かったら関係ないよ」と最初の授業で伝えています。

 しばらくすると思った通り、辻本君がイントネーションをいじってくれて大きな笑いに変えてくれていました。

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