スピリチュアル系YouTube動画のシナリオ作成は、もうAIの仕事に 「会社を辞めた時のために副業に取り組んできたのに」と嘆くシニアの徒労感
【第12回・後編】スピリチュアル系YouTube動画のシナリオを書いて稼ぐLさんの場合
「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。
◇ ◇ ◇
(前編からの続き)
今、60歳定年企業においては、定年を迎えた人の9割近くが、同じ勤務先や関連会社への継続雇用を選んでいる。ただし雇用延長や再雇用によって与えられる椅子に「温情残留」しても、非正規雇用になり、給料が激減する人も多い。
そのため、シニア社員の中には副業をしている人もいる。
従業員数1000名ほどの非上場の電機メーカーで、35年以上勤務してきた神奈川県在住のLさん(61)もその一人だ。現在は嘱託社員として週3日勤務となり、月収は現役時代のおよそ3割の15万円程度になった。
そこでLさんは空いた時間で、スピリチュアル系の「YouTube動画のシナリオライター」という副業をして、月5万円程度の副業収入を得ているという。
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