トランプ関税
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裏金議員からの包囲網でついに白旗…無残な石破退陣の自民党と命運(中)
「選挙の責任は総裁の私にある」──。7日の会見で石破はそう強調していたが、だったら、なぜここまで粘ったのか。7月の参院選では必達目標の「自公50議席」をクリアできなかった。石破自身も進退をめぐって気持ちが揺らいでいたはずだが、「『退陣...
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「対米投資80兆円」にくすぶるトランプ政権の罠…関税合意に正式署名も波乱含み
〈全集中の呼吸で目的完遂目指します〉──。日米関税の交渉役である赤沢経済再生相は4日、通算10回目の訪米に向け、自身のXにそう書き込んだ。翌5日(日本時間)、トランプ米大統領が日本車などへの関税引き下げに関する大統領令に署名。今後2週...
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トランプ氏が大統領令に署名でもナゾのまま…日米交渉最大の焦点「対米投資81兆円」が本当に意味すること
7月22日に妥結した日米合意がおおむね反映された格好のようだ。 米国のトランプ大統領(79)が4日、自動車関税を現在の27.5%から15%に引き下げるなどとした日米関税交渉の合意を履行する大統領令に署名。改正規則や各種政府通...
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「8月29日」に日米で起きていたこと…値上げラッシュでさらなる物価上昇か? 日米関税交渉も暗礁に
内閣府は8月29日、日本経済の需要と潜在的な供給力の差を表す「需給ギャップ」が4~6月期に0.1%のプラスになったとの推計を発表した。 2023年4~6月期以来、8四半期ぶりに需要不足が解消した。すなわち、単純に市場経済下の...
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石破おろしは延長戦に突入…自民党のバカげた政争の裏で進む自動車業界へのトランプ関税直撃、損失は「1時間1億円」
真面目に練習せず、ルールを無視したラフプレーやスタンドプレーしか考えない選手ばかりがそろった野球チームが大事な試合で惨敗。怒った選手が試合直後から、自分たちのプレーを反省することもなく、敗因は監督の采配にあるとして「辞めろ」と詰め寄...
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関税15%の実施見通せず…国内自動車メーカーの減益拡大続く
日米貿易交渉の中心となっている米国への自動車輸出関税は7月、これまでの27.5%から15%に引き下げることで合意した(トランプ大統領が4月に決めた追加関税25%を半分に引き下げ、従来の2.5%を乗せ15%に)。 ところが合意...
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終わらないトランプ関税交渉…踊らされる赤沢大臣、土壇場の訪米中止の深層と日本の今後
ざわ……ざわ……。日米間で合意したはずの関税協議に再び不穏な空気が漂い始めた。交渉役の赤沢経済再生相は28日から3日間の日程で10回目の訪米を予定していたが、出発直前になってまさかの取りやめ。合意内容をめぐり、米国との間に横たわる「...
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赤沢経済再生担当相が訪米を急遽取りやめ…日米関税交渉“ナンチャッテ合意”がドタバタでハッキリ
一体何があったのか。 政府は28日、日米関税交渉を巡り、赤沢亮正経済再生担当相(64)が予定していた10回目の訪米を取りやめたことを明らかにした。 「米側に対し可及的速やかな相互関税の修正措置、自動車関税の引き下げを強...
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対米80兆円投資「言いなり文書」作成…関税合意“口約束”の大き過ぎるツケ、ますます深まる従属姿勢
〈任務完了しました〉――。日米関税合意を受け、交渉役である赤沢経済再生相が自身のXに、そう投稿してから早1カ月。合意内容を巡る日米間の溝は深いまま、赤沢はきょう(28日)から30日までの日程で訪米する予定だったが、今朝になって急きょ取...
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トランプ関税の混乱はこれからだ ハッキリ言ってこの株高は「真夏の夜の夢」
恐喝関税が招くのは米国の繁栄ではなく、インフレ。FRB議長を脅し、統計局長をクビにして、いよいよ、錯乱の大統領下で、あり得ないような株高が長続きするのか。日本市場も相互関税15%で浮かれているが、個人消費などメタメタの惨状。 ...
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合意文書交わさず口約束がアダに…見えない自動車関税の引き下げ時期で、国内大手7社の損失は2カ月で2000億円に
ダブル更新だ。12日の東京株式市場は、日経平均株価が取引時間中も終値も昨年7月以来となる史上最高値を更新した。株価上昇の要因は、トランプ米政権の関税措置への不透明感が薄らいだことだ。 連休前の8日、訪米した赤沢亮正経済再生相...
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米中関税の停止期限「90日間再延長」…トランプ大統領の恫喝に屈しない中国の粘り腰と、日本外交の情けなさ
「今日はこれぐらいにしといたるわ!」 吉本新喜劇でみられるセリフじゃないが、そんな展開になってきた。世界経済を大混乱させているトランプ関税を巡る米国、中国の交渉についてだ。 トランプ政権は1月の発足以降、中国産品への追...
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パレスチナ「国家承認」に石破政権が二の足…背景にチラつくトランプ関税の影
イスラエルが攻撃を続けるパレスチナ自治区に対し、「国家承認」する動きが相次いでいる。 オーストラリアのアルバニージー首相は11日、9月の国連総会でパレスチナを国家として認める方針を表明。フランスやイギリス、カナダなどに続いた...
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米大統領の支離滅裂いよいよ拍車…相手がトランプじゃ、赤沢が何度訪米しても無駄なだけ
ピストン赤沢と揶揄されているが、そのたびに閣僚から言質をとったところで、ひっくり返すのがトランプだ。文書がなければなさおさらだし、最近の言動には専門家からも「自己崩壊」との指摘がある。したたかな対米包囲網外交が必要なのだが、この政権...
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「適時」っていつよ? トランプ関税「修正協議」めぐる混乱を招いた赤沢大臣の緊張感のなさ
「言った、言わない」「すれ違い」「水掛け論」……。言い回しはともかく、グダグダな展開になっているのは間違いない。 7日に発動されたトランプ政権による新たな「相互関税」のことだ。 日本政府はこれまで、関税率が15%未満...
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15%上乗せ「トランプ関税」発動で日本経済に壊滅的打撃…「石破おろし」に拍車どころか退陣の決定打に
「話が違うじゃないか」──と、多くの国民が思ったに違いない。7日トランプ関税が発動されたが、これまで石破政権が説明していた内容とまったく違うものだったからだ。日本は想定以上の高い関税を課せられることになった。このままでは日本経済は壊滅...
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日米関税交渉は本当に合意?「文書なし」「ちゃぶ台返しOK」「裏で言いなり」…トランプ大統領は「日米貿易協定」で味を占めたか
ホントに「合意」したのだろうか。雲行きが怪しくなってきた。8回の交渉を経て“合意”に至ったとされる日米関税交渉のことだ。 米政府が6日に公示した「相互関税」に関する官報で、新たに設ける特例措置についてはEU(欧州連合)のみが...
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パレスチナ問題、相互関税…トランプ大統領のご機嫌をうかがうしかない石破政権の弱腰
トランプ米政権は、7月22日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)からの脱退を表明した。米国務省は脱退理由のひとつとして、ユネスコがパレスチナを加盟国として受け入れる決定を下したことを挙げ、「米国の政策に反するもので、ユネスコ内での反イ...
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食い違う日米合意、「相互関税」も日本は特例対象外…トランプ関税は「持久戦」待ったなし
♪文書もねえ 縛りもねえ 引き下げ時期は分からねえ 訪米9回ぐーるぐる──。地元の演芸会でカラオケを披露したことのある赤沢亮正経済再生相には「俺ら東京さ行ぐだ」に合わせ、反省を込めて、そう歌ってもらいたい。 合意文書もない、...
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「親の総取り」と勘違い? 関税合意でトランプ大統領が「契約金」と称した5500億ドルはバブル崩壊の不良債権総額に匹敵
「お前の物はオレの物、オレの物はオレの物」「投資と言う名のカツアゲ」「ヤクザ国家の恐喝、たかり」——。SNSでは驚きと批判の声が渦巻いている。衆参両院の予算委員会で質問が集中していた日米関税交渉に関するトランプ米大統領(79)の発言に...
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盗人に追い銭ではなかったのか 日米関税合意文書は「出さない」ではなくて「出せない」のだ
臨時国会で日米交渉の合意文書をなぜ出さないのかと突っ込まれて、相手が普通じゃないからとは驚くべき答弁だ。今後も話が違うとなれば、相手のせいにするのだろう。それでなくても米国産米の輸入優遇はWTO違反。ますます怪しい関税交渉。 ...
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日米関税合意“ご破算”の予兆…赤沢大臣は言い訳連発「法的拘束力ないが…」フワフワ答弁の情けなさ
「相手(トランプ米大統領)は普通の人ではない、ルールを変える人だ」──。日米関税合意に関する集中審議を実施した4日の衆院予算委員会で、石破首相はそう言い放った。トランプ大統領が「普通ではない」のは衆目の一致するところだが、国政選挙で惨...
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トランプ大統領が労働統計局長に“おまえはクビ!” 米国の雇用悪化で高まる「スタグフレーション」リスク
「You're fired(おまえはクビだ)」──。トランプ米大統領は1日、自身のSNSで米労働省のマッケンターファー労働統計局長を解任するよう指示したと表明。突然のクビ宣告に「政治介入だ」との非難が集まっているが、何があったのか。 ...
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トランプ関税交渉「負けっぷり」は日本と五十歩百歩だが…韓国合意も投資案件は《大統領である私自身が選定》に驚き広がる
「対米貿易黒字を抱える国の中で、これまでで最も低い数字」 7月23日。米国との間で相互関税、自動車関税ともに15%で合意したことを受け、石破茂首相(68)はこう胸を張っていたが、その“成果”は1週間しか持たなかったようだ。トラ...
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日米の相互関税は“不平等条約”…それでも株価が上がる不思議
毎日、異常に暑い。造園業者と話していたら、庭木も枯れる高温状態だという。花壇や果樹園などは朝晩、欠かさず十分に散水しないと草木が弱る。花の開花は少なくなり、果実は成長が悪くなる。コメ、野菜など農作物が心配だと言った。 そんな...
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日米関税引き下げは「合意文書なし」の口約束…チラつくトランプ大統領の“ちゃぶ台返し”
「日米合意の履行状況の進捗をしっかりと管理してまいりたい」──。「米国の関税措置に関する総合対策本部」の副本部長を務める林官房長官は29日の閣議後会見で、そう意気込んだが、不安は拭えない。何せ関税引き下げは合意文書すら存在しない口約束...
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「トランプ関税」決着の熱は冷めた? 2日間で株価2000円以上爆騰が一転、下落した要因
熱が冷めるのも早かった──。また株価が下落している。 28日の日経平均株価は、前週末比457円96銭安の4万998円27銭と、節目の4万1000円を維持できずに終わった。先週末(25日)の370円安につづき2営業日連続の下落...
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石破首相「しがみつき」の裏に何があるのか…日米関税交渉には密約説も
選挙後の首相の進退をめぐって、前代未聞の混乱とグロテスクの永田町。ロクでもないやからの党内抗争、政権交代を仕掛ける気もない野党には嘆息しかないが、首相が辞めない理由はそれだけなのか。いまだに詳細が明かされない関税交渉に専門家の疑念が...
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何から何まで見えない先行き 日米交渉がこの結末で株価高騰の異様
15%に安堵したのか、株価が続騰しているが、おかしなことだ。法外な関税をかけられ、GDPも下落必至なのに、刹那のマネーゲームの異様な市場。首相の進退も新聞辞令が先行するなんて前代未聞だ。その先の政局も見えない中、お呼びじゃない長老会...
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電光石火の背景に何が? 日米関税決着を花道に石破退陣報道…その裏側と今後
まさか石破首相の花道のためにあのトランプが譲歩するわけがない。国内では安堵の雰囲気が漂っているが、もともと貿易協定違反のふっかけ。25%が下がったことの代償は何だったのか。出来すぎた“怪しい”決着の裏の憶測。 ◇ ◇ ...