トランプ関税
-
6月15日に開催G7サミットはトランプ関税で「会議は踊る、されど進まず」状態に
情報通信が発達しリモートワークの時代に、赤沢亮正経済再生担当大臣は何度も飛行機でワシントンへ出向く。日本の朝貢、誠意を見せても日米通商交渉は一向に進展していないようだ。赤沢大臣のコメントは、毎回「米側に関税措置は遺憾だと伝え、見直し...
-
日本の自動車業界は「逆輸入車」でトランプ関税強行を乗り切れるのか
トランプ米政権の強硬な関税措置に対し、政府内では日本車メーカーが米国で生産する自動車を日本に逆輸入する案が浮上している。 トランプ大統領が日本で売れていないと主張する米国車は「GM、フォード」だと言うが、政府は米国産の日本車...
-
日米関税交渉で浮上した「貿易協定の見直し」に動揺する日本だが…「令和の不平等条約」を5年以上放置のツケ
「非常に突っ込んだ話ができた」 米国のトランプ政権が打ち出した関税引き上げを巡る2回目の日米両政府による交渉後、記者会見した赤沢亮正経済再生担当相(64)はこう説明し、手ごたえを感じていたかのような物言いだったが、一体何だった...
-
あり得ないような石破政権の愚鈍と無策 「令和の米騒動」という決起が国民には必要
おとなしい日本人はいまだ法外なコメを買わされているが、諸外国だったら暴動だ。備蓄米を放出しても価格が下がらないなら配ればいい。そもそも備蓄米なのに昨年の1.5倍もするおかしさや、今頃、買い戻し条件を見直すなど、これだけで内閣不信任だ...
-
焦るトランプ…米中合意の裏と今後 日本にとっての吉凶は?対抗カードはあるのか
敵意むき出しで関税合戦を演じた米中が一転、早期合意したが、この背景は明らかだ。中国製品が入ってこなくなれば、困るのは米国。 思い付きの朝令暮改は今後も続くだろうが、赤っ恥のトランプはどう出るのか。せめて日本からはむしり取るの...
-
庶民生活に忍び寄る“円安地獄”の足音…トランプ関税に翻弄され再び「1ドル=150円」も視野に
再び円安地獄が始まるのか。今年1月のトランプ米政権の発足から続いてきた円高基調の潮目に変化の兆しだ。米中関税戦争の「一時停戦」を受け、12日の東京外国為替市場は1ドル=146円前後から一気に148円台まで値下がり。約1カ月ぶりの円安...
-
石破首相「トランプ関税交渉で選挙対策」シナリオは水の泡…米中115%引き下げ合意は日本に逆風の恐れ
急転直下だった。 スイスのジュネーブで貿易協議を行った米中両国が12日、相互に課している追加関税を115%引き下げることで合意した、との共同声明を発表。米国の対中関税は145%から30%に、中国の対米関税は125%から10%...
-
ウクライナに「前提条件なし」「直接交渉再開」を自ら呼びかけたプーチン大統領の胸の内
ロシアとウクライナの間で「直接交渉」を巡る駆け引きが激しさを増している。ロシアが2022年2月にウクライナへ侵攻した直後、両国は複数回にわたって直接交渉に臨むも決裂。今回こそ停戦に向けた足がかりとなるか。 ロシアのプーチン大...
-
このままじゃ、無策石破と共倒れ 国民は「最悪シナリオ」に備える必要がある
実質賃金下落は拡大の一途、コメを筆頭に物価高も青天井。それなのに庶民の悲鳴をよそに、何もやらない愚鈍政権。 関税交渉も長期化必至で、その間、GDPはへたっていく。どうせ選挙も負けるだろうが、未曽有の混乱の中、庶民は覚悟と備え...
-
国難にヨタヨタの政権与党 こんな政権基盤じゃトランプに舐められるだけ
石破政権は英国に先を越された関税交渉をどう見ているのか。強がっているが、交渉のカードはあるのか。醜聞にまみれ、経済対策でも迷走の与党を見て、あのトランプが譲歩などするものか。 ◇ ◇ ◇ ウィンウィンということ...
-
新経団連会長に筒井義信氏が5月末に就任も…「トランプ関税」でいきなり試練に
官界通(以下=官) 企業の3月期決算の発表が続いている。「トランプ関税」の影響を100億円単位の減益と見込む輸出メーカーもあるが、「見通せない」とする企業が多いな。 財界通(同=財) それはそうだ。トランプ米大統領の高関税策は次...
-
石破首相「自動車関税」で敗北不可避…米英が先行交渉「低関税枠」で合意の衝撃
日米関税交渉の先行きが見えない。7日に開かれた自民党の関税対策本部の会合で、交渉担当の赤沢経済再生相は米側との2回目の協議に関し、「私からは改めて一連の措置は極めて遺憾だと伝え、見直しを強く申し入れた」と報告。「非常に突っ込んだ話が...
-
対米隷属を続ければ日本の繁栄と安全はない
第2次大戦以降、日本政府の米国に対する姿勢は、田中角栄内閣時代を除いてほぼ一貫している。それは、米国に隷属していれば、「経済は繁栄する」「軍事上の安全は保たれる」と信じてきた、ということである。 もっとも、日米両国間の歴史的...
-
トランプ関税の交渉カード「コメの輸入枠拡大」が日本の農業を潰すワケ
トランプ関税の交渉カードとして、米国産トウモロコシや大豆とともに政府が検討すると言われているのがコメの輸入枠拡大だ。備蓄米放出後も価格の高止まりや在庫の枯渇感が解消されない中、主食米の輸入拡大は需給や相場の安定に貢献するため、両国に...
-
関税交渉も門前払い…イカれたトランプ大統領とどう向き合うべきなのか
ジョークだとしても、とてもじゃないが、マトモに見えない教皇自画像。いよいよトランプ大統領の“危うさ”が露呈しているが、振り回される世界と日本はどう対応すべきなのか。一筋縄ではいかない脱米国外交が石破政権にできるのか。 ◇ ...
-
トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?
トランプ米大統領が慌てた米国債の金利上昇(価格は下落)。相互関税を発表したときは「いまこそ、われわれが発展する番」と高らかに宣言したのに、発動(4月9日)からわずか13時間ほどで、多くの国に対し「90日間の延長」を決めた。金利上昇は...
-
すでに敷かれているスケジュール 赤沢大臣は「米国の手のひら」で踊っている
2回目の関税交渉を終えて、赤沢は早期決着の見通しを喜々として語っていたが、成果を急いでいるのは米国だ。今月中旬にも再び訪米し、6月決着のスケジュールが敷かれている中、相手は「選挙前合意」をやりたい石破政権の足元を見ているぞ。 ...
-
2回目の日米関税交渉終了…過去に赤沢大臣が語っていた持論「交渉の鉄則」「非常にまずい交渉」の中身
赤沢亮正経済再生担当相(64)が1日午後(日本時間2日午前)、2回目の日米関税交渉終了後に記者会見。「日米両国間の貿易の拡大、非関税措置、経済安全保障面での協力などについて、具体的な議論を進めることができました」と語った。 ...
-
トランプ関税にはシャカリキ、庶民の暮らしは野放し…これが石破政権の正体なのだ
赤沢大臣が訪米する際、企業は毎日損を出していると強調していたが、それを言うなら庶民の財布も同じだ。物価高の根本原因に手をつけず、減税にもビビる政権のガンジガラメ。 ◇ ◇ ◇ 今度は何を迫られるのか。米国のトラ...
-
トランプ関税で「過去80年間の世界経済システムがリセットされた」 IMFの警告が示唆するもの
国際通貨基金(IMF)は、4月22日に公表した最新の世界経済見通しで、2025年の世界全体の成長率を2.8%と25年1月の前回予測から0.5ポイント下方修正し、26年も3.0%とした。 トランプ米政権の高関税政策により「ほぼ...
-
この暴君とどう付き合うべきなのか もう馬脚を現したトランプの虚勢
ウクライナの戦争は終結せず、ガザも泥沼、関税は次々撤回という案の定の「口先ぶり」。そんな中、世界は毅然と対峙する国と2国間ディールで擦り寄る国とに分かれている。関税交渉合意はそんなトランプへの助け舟となるが、脱米国のしたたかな戦略が...
-
トランプ関税が米国進出の日本ハウスメーカーを直撃…資材価格高騰→建築コスト増に耐えられるか
日本のハウスメーカーが進出を加速してきた米国の住宅市場も、トランプ関税に巻き込まれそうだ。住宅専門誌の記者は語る。 「住宅市場は、人口が増え、住宅不足も続く米国で数少ない成長市場。特にミレニアル世代とよばれる20代後半から40...
-
「トランプ関税は不良のカツアゲ」…米国で立憲議員シンジ・オグマの国会質問動画が大バズりのナゼ
「シンジ・オグマという議員の発言がこちらのSNSでバズっています」 NY在住ジャーナリストのシェリーめぐみ氏からそんな情報がもたらされたのは4月25日のこと。一体、何かと調べてみると、日本では産経新聞など一部で報じられたものの...
-
赤沢経済再生相「2回目」関税交渉に早くも不発の予兆…切り札の“ジープ特例”ほぼ効果なしと識者バッサリ
石破首相の最側近である赤沢経済再生相が30日から、3日間の日程で訪米する。今月17日の関税交渉に続き、ベッセント財務長官らと2回目の協議に臨む予定だ。前回の訪米ではトランプ米大統領の「想定外」の出席に泡食ったが、今回も「格下」らしい...
-
米欧の資産運用事業買収に賭けた? 奥田健太郎・野村HD社長の“最終コーナー”
官界通(以下=官) トランプ関税で証券市場も大きく揺れるなか、しばらく鳴りを潜めていた証券最大手の野村ホールディングスが動き出したな。 財界通(同=財) 4月22日に発表した、豪州の金融機関マッコーリーから米欧の資産運用事業を買...
-
キューピーは「世界の味」…訪日客が熱愛のマヨネーズ「卵サンド」人気も追い風
米中の貿易戦争は激しさを増すばかりだ。中国はトランプ関税に報復で対抗。今のところ、両者は一歩たりとも引かない姿勢を貫く。 トランプ大統領の標的は最初から中国である。中国は14億人の人口を抱え、食料難に直面。トランプ関税の影響...
-
産経世論調査では不気味な回答 自公政権のおぞましさを国民は分かっていない
もはや持たない自公政権。参院選での惨敗は必至だが、自公十野党連立を求める声が意外に多い。玉木首相なんて声もあるが、そんな事態になったら、どうなるのか。企業・団体献金は温存され、大企業優遇政治が続く中、国民民主が求める刹那のバラマキの...
-
国内自動車大手6社で減益4兆円の恐れ…トランプ関税と円高のWパンチで「我が世の春」の終焉
燃え尽きる直前に大きくなるロウソクの炎のようだ。自動車大手各社が24日、3月の米国販売実績を発表した。トヨタ自動車は前年同月比7.7%増の23万1336台、ホンダは13.2%増の14万7792台に。SUBARU16.6%増、マツダ1...
-
トランプ大統領は同盟国でも容赦なし…「自動車関税」で米国の譲歩が期待できない理由
「米国解放の日」を掲げるトランプ米大統領は、自ら閣僚レベルの関税交渉に出席し、ホワイトハウス執務室に赤沢経済再生担当相を招き入れた。 「日本との協議が最優先」だと直接言明するトランプ氏は上から目線で、赤沢氏が「蛇ににらまれたカエ...
-
トランプ関税「日本との協議を最優先」の意味
米国のトランプ大統領が発表した外国への関税措置(トランプ関税)を巡る経過を示すと、次の通りとなる。 ①世界各国からの輸入に一律10%②相互関税は、対米黒字が大きい国に上乗せして課税する。発表当時の税率(%)はベトナムが46、...