トランプ関税
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トランプ関税「日本との協議を最優先」の意味
米国のトランプ大統領が発表した外国への関税措置(トランプ関税)を巡る経過を示すと、次の通りとなる。 ①世界各国からの輸入に一律10%②相互関税は、対米黒字が大きい国に上乗せして課税する。発表当時の税率(%)はベトナムが46、...
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トランプに媚びれば媚びるほど逆効果…日米関税交渉で「何もやらない」という選択肢
世界中が揺れたトランプ相互関税だが、案の定というか、トランプは次々と撤回、見直しを迫られている。もともと、根拠なしのいい加減な脅しだから、市場の反乱にすぐよれる。だとしたら、交渉以前の石破政権も様子見でどうだ?自動車関税もやがて悲鳴...
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夏の参院選へ自民党は戦々恐々…トランプ関税「コメ献上案」浮上で地方の反乱が始まった
トランプ関税への“交渉カード”として浮上している米国産のコメの輸入拡大をめぐり、政府・自民党内の攻防が激化してきた。 政府は、高騰しているコメの値段が下がれば一石二鳥、とトランプ米国にコメを差し出す検討を始めているが、さっそ...
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(中)再び懸念される日韓関係「冬の時代」の到来…カギを握るのは「トランプ関税」
韓国大統領だった尹錫悦氏の罷免に肩を落とした日本政府の関係者は少なくなかった。1代前の文在寅政権下での歴史問題をきっかけに、日韓関係は「戦後最悪」と言われるレベルまで悪化したが、2022年に発足した尹政権が積極的な関係改善に乗り出し...
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7カ月ぶり「1ドル=139円台」も迫る円急騰リスク…制御不能の“トランプドル安”は底なし
円高が止まらない。トランプ政権発足以来、円高ドル安の傾向が続く中、22日の東京外国為替市場の円相場は節目の1ドル=140円を超え、一時139円台に上昇。昨年9月以来、約7カ月ぶりの円高水準に達した。 根底にあるのは、米景気へ...
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ディールには哲学で対抗する覚悟が必要だ
関税をめぐる日米間の交渉が進んでいる。トランプ政権の措置で日本経済が被る打撃は深刻だ。石破茂政権の正念場であることは論をまたない。 ただ、大方の経済マスコミや識者が垂れ流す「トランプ関税は世界経済をも脅かす暴挙。自由で公正な...
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他にも論点、争点は山ほどあるぞ 庶民の味方ヅラして消費税減税合戦の胡散臭さ
アベノミクスの総括、武器爆買いの無意味、米国依存からの脱却など、どこもウヤムヤの無責任。 永田町では選挙を前に各党減税、バラマキ合戦だが。人気取りで数字をいじるのではなく、哲学を聞きたいものだ。少子化・衰退国家の責任は誰にあ...
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“格下”石破政権は関税交渉本格化前から及び腰…日米貿易協定「米側の約束違反」頑なに明言せず
「深刻な懸念を有している」──。トランプ米大統領による関税措置について、石破政権が国会で繰り返す常套句だ。日米貿易協定で交わした「約束」を一方的に踏みにじられたのに、トランプ大統領の怒りを買うまいと平身低頭。これから交渉が本格化するが...
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「世界のモデル」とは大笑いだ 亡国の日米交渉に世界が嘆息
石破首相は、最優先で始まった日米関税交渉を「世界のモデルにする」と力んでいたが、世界はトランプ米国離れを加速化している。世界秩序を破壊し、民主主義も否定する暴君といつまで“条件闘争”で付き合うのか。必要なのは隷属同盟の見直しで、「や...
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石破自民に分断の危機…トランプ関税“交渉カード”に「コメ」浮上で農水族vs商工族のバトル勃発も
石破首相は週末もトランプ関税への対応に追われた。弾丸訪米から帰国した赤沢経済再生相と19日、首相公邸で会談。林官房長官や関係省庁の事務方も同席して、今後の方針をすり合わせたというが、米国側へ提示する“交渉カード”として浮上しているの...
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初回でハッキリ分かったことがある…日米関税交渉、石破首相じゃ無理だ
関税交渉の真相をてんで報じない大マスコミ。格下閣僚が一方的に要求されただけなのに、なぜ「次につながる評価」になるのか。向こうの土俵に乗せられて、右往左往の隷属外交の結末は、さらなる米軍の橋頭堡。 ◇ ◇ ◇ 想...
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「アメリカ車の販売」がまたも関税交渉の最難題に…半世紀にわたる米国のイチャモン体質と日本の無為無策
米国の関税政策を巡って16日午後(日本時間17日午前)に行われたトランプ大統領(78)と日本の赤沢亮正経済再生相(64)の会談。朝日新聞によると、トランプ氏はその際、赤沢氏に対し、「在日米軍の駐留経費負担」「米国製自動車の販売」「貿...
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何から何まで場当たりの仰天…目を覆う石破官邸の迷走、自爆に向けてまっしぐら
以前から官邸の弱さが指摘されてきた政権だが、この“国難”に煮詰まったか。補正の扱い、置き去りの物価高対策、トランプにもドタバタ、年金も先送りの大混乱。 ◇ ◇ ◇ 日本だけではなく、EU(欧州連合)など世界各国...
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関税交渉の“落とし穴”に…飛び入りトランプ大統領「安保タダ乗り論」展開、日本を脅した本当の狙い
想定外の飛び入り参戦で案の定、高関税と安全保障の一体化ディールを持ちかけた。交渉役の赤沢経済再生担当相は言葉を濁したが、17日の日米関税交渉の席で、トランプ米大統領にいわゆる「思いやり予算」の増額を突きつけられたのは確実だ。 ...
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大阪万博でも米国vs中国は火花バチバチ? 暗中模索の日米交渉と参院選
トランプ米大統領の関税政策は朝令暮改が相次ぐ。月刊誌は締め切りが早いだけに記事が陳腐化しそうだ。株式の投資判断をミスリードしそうである。 トランプ政権は、先週11日夜、「相互関税」の対象からスマホなどを除外すると発表。ノート...
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関税交渉で日本が持参した危険な「お土産」か…米国債追加購入の無間地獄シナリオ
いよいよ「トランプ関税」を巡る日米協議が始まった。交渉役として訪米中の赤沢経済再生相は17日明け方、いきなりトランプ米大統領らと会談。追加関税の対象から日本製品の除外を求めたが、問題は返礼に持参した“お土産”だ。渡米前から検討されて...
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理不尽な相手とウィンウィン? 日本に問われているのはこんな米国との関係見直しなのだ
赤沢大臣が訪米したが、何しに行ったのか? 自由貿易だけでなく、科学を軽視し、大学の自由を奪い、積み上げてきた歴史と秩序を壊す相手とウィンウィン? 世界は米国との距離を見直している。 ◇ ◇ ◇ 米国のトランプ政...
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トランプ大統領の“戯言”に騙されるな! 情報をいろいろ集めると「本当の狙い」が見えてくる
居酒屋で隣に座ったオヤジが静かに語りかけてきた。 「俺は数年前に妻と子供を交通事故で亡くし、今もその悲しみを引きずっている」と……。 世の中にこんな不幸な話があるものか。実際に聞いたのは初めて。思わず涙がこぼれてしまっ...
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国難に内心ニンマリ? 大阪万博ではしゃぐ石破首相に国民の絶望
初日からトラブル、失望、怒りが爆発している万博だが、首相だけはミャクミャクとバカ騒ぎ。折しも、国難に見舞われ、庶民は生活苦で青色吐息なのに、いい気なものだ。トランプのおかげで、石破降ろしも収まり、安堵の首相に国民の凄まじい怒りが渦巻...
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石破首相「トランプ関税」日米交渉へ怪しすぎる本気度…外務省の具申に「アベ案件だろ」と吐き捨て
いわゆる「トランプ関税」をめぐる日米交渉が本格化するが、先行きは極めて暗い。石破首相から米国との交渉役を任された赤沢経済再生相が16日から訪米。先立つ15日、官邸で向き合った石破首相は「しっかり信頼関係をつくり、日米双方がウィンウィ...
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トランプ関税が世界を翻弄…日本が迫られる「米国債100年償還への借り換え」に石破政権はどう向き合う?
「カナダやメキシコなどからアメリカに生産を移す複数の自動車メーカーへの支援策を検討している。彼らはアメリカで生産しようとしているが少し時間がかかるためだ」 14日、ホワイトハウスで記者団の取材に応じ、自動車に対する高関税策の影...
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「トランプ関税」で大恐慌前夜…今まさに50年周期の「カタストロフ」が訪れている
トランプ関税が2日に公表されたが、対中関税を145%に引き上げるとともに、関税の上乗せは90日間一時停止された。株暴落や米国債の投げ売りが起きるなど金融市場は異様に不安定化し、さながら大恐慌前夜の様相だが、これは一過性の現象ではない...
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参院過半数割れの予想もあるぞ 今さらバラまいても自公は選挙で勝ち目なし
これまでの失政、裏金、金権腐敗、献金しがみつき、庶民苛め、経済無策を棚に上げ、バラマキ給付、減税なんて、ちゃんちゃらおかしい税金私物化。米国も終わりだが、自公政権にも有権者は見切りをつけている。 ◇ ◇ ◇ い...
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石破政権vsトランプ関税は早くも「負け戦」確定か…交渉前から“お人よし”でカードを1枚失う
石破首相が「国難」と呼ぶトランプ関税の交渉に向け、最側近の赤沢経済再生相が16日に訪米する。翌17日にはカウンターパートであるベッセント米財務長官と協議するが、悲しいかな、米政府内では「ミスターアカザワ? 誰?」という程度の認知度。...
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トランプ関税の交渉役を茂木敏充元外相が受けなかったワケ
麻生太郎元首相が、トランプ関税の直撃に茫然自失、なす術なくへたり込む石破茂首相に三の矢を放った。トランプ米大統領が日本に対する関税引き上げを発表したのは2日。石破はようやく7日夜になってトランプとの電話会談にこぎつけ、関税協議の開始...
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石破自民「トランプ関税」延期でも安堵できず…猶予明けに待ち受ける“参院選地獄”
トランプ米大統領が「相互関税」の上乗せ分を90日間停止すると発表。寝耳に水だった日本政府は右往左往だが、この国の経済を占う上で今後の3カ月間が勝負の分かれ目となる。石破政権は来週にも交渉役の赤沢経済再生相を米国に派遣し、関税交渉に臨...
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「ひれ伏せば許してやる」の前例になるのか トランプと先陣切っての交渉は「利用されるだけ」の懸念
初入閣で、外交経験もない赤沢大臣が来週にも訪米するそうだが、米国がポチの日本を先頭に立たせた狙いはミエミエだ。赤沢は妙に「国益」を強調していたが、「決裂しても」の覚悟があるのか。窮地のトランプを助ける「悪しき前例」になりはしないか。...
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「トランプ関税」でいよいよ日米交渉へ…石破政権は禁じ手の「米国債売却」に踏み込めるか
「政府挙げての対応が不可欠だ」 石破茂首相(67)は11日、関税措置を巡るトランプ米政権との交渉を担当する赤沢亮正経済再生担当相(64)と首相官邸で会談。こう発言すると、来週にも訪米する赤沢氏は「全力で最優先で取り組んで、何と...
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世界経済は無秩序の混沌…理屈の通じない米トランプと交渉の無意味
トランプ大統領が相互関税90日間の延期を発表したが、いよいよ支離滅裂の加速化と見るべきだろう。理念なき関税を課し、市場の反乱に動揺して延期し、この間にすり寄る相手と交渉なんてムシが良すぎるというものだ。 ◇ ◇ ◇ ...
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トランプ相互関税に打つ手なし…株式市場はハッキリと軟調入り、移動平均線はそろって下向き
米国の相互関税は安全保障上の脅威に対処する国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく措置。4月5日に全世界を対象に基本税率、一律10%の相互関税を課し、各国ごとの上乗せ分の関税は4月9日に発動した。上乗せ税率は、中国34%、日本24%...