トランプ関税
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関税交渉決裂をどう見るか…石破は持たないだろうが、国民にもそれなりの覚悟は必要(後編)
政府は8日、新たなトランプ関税を受け、首相官邸で総合対策本部を開催。石破は「誠に遺憾」と言い、「事実上据え置きで、かつ協議の期限を延長するものだ」「安易な妥協を避け、守るべきものは守るべく厳しい協議を続けてきたからだ」などと強がって...
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関税交渉決裂をどう見るか 石破は持たないだろうが、国民にもそれなりの覚悟は必要(前編)
案の定、相手にされなかった赤沢交渉。成果ゼロの振り出しは戦略ミスか、交渉能力か、相手が悪いのか。現実的な妥協が必要なのか、突っ張るべきか。その場合のリスクなど、国民にも問われる変容した対米関係。 ◇ ◇ ◇ 予...
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トランプ関税交渉破綻!参院選前に「国難解決」のアテが外れ…与党の過半数割れにトドメ
淡い期待は見事に外れた。参院選まっただ中の日本政府に対し、トランプ米大統領が新たに税率25%の「相互関税」を課すと通告する書簡を突きつけた。石破首相は8日、「8月1日の新たな期限に向け国益を守りつつ、日米双方の利益となる合意を目指す...
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トランプ関税でボロボロ 日本は「攻めと守り」を重視すべし
7月3日に公示された参院選では、多くの新聞が「減税か給付か」を争点として報じているが、結果、減税ポピュリズムと外国人排斥の極右勢力の台頭を招いている。 確かに食料品の物価上昇は凄まじい勢いであり、物価対策は当然必要だ。代替財...
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「トランプ関税25%」通知が石破政権を直撃! 自民の参院選にも大逆風
極めて厳しい関税を突きつけられた。トランプ米大統領は、日本時間の8日午前1時すぎ、自身のSNSで石破茂首相宛ての書簡を公表し、日本からの輸入品に対し、25%の関税を課すと通知した。相互関税の上乗せ分の停止期限を今月9日から8月1日に...
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参院選投票日までに何が起こるか? 序盤情勢は「自公惨敗」…歴史的な地滑り、崩落が始まった
自公で過半数は微妙の世論調査。低すぎるハードルすらクリアできず、上がり目どころか、減税回避で集中砲火。政治とカネ、経済低迷、トランプ関税で、どこまで負けるかが今や焦点。 ◇ ◇ ◇ 参院選の公示後、初めての週末...
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脱米国の経済政策ができるのか? 関税交渉決裂…媚びるよりマシだが問題はその先だ
どうやら赤沢大臣は米国を完全に怒らせたようだ。裏を返せば妥協しなかった証拠で、それはそれなりに評価できる。問題はその先の処方箋だ。防衛費も含めて、法外な要求をしてくる暴君にどう対応するのがいいのか。その知恵と戦略が石破政権にあるのか...
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トランプ大統領が関税交渉で日本に「最後通牒」…赤沢経済再生相は“お役御免”必至でも自民から新交渉役が出ない不思議
予想されていた以上の展開に衝撃が走っている。 トランプ米大統領(79)が7月1日、日本との関税交渉について「合意は難しい」との見方を示したと報じられたからだ。 トランプ氏は大統領専用機内で記者団に対し、「日本と交渉し...
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トランプ大統領「コメ買え」脅しの絶妙タイミング…石破首相の“奥の手”参院選中の訪米プラン早くも頓挫
やはり“聖域”に手を突っ込む気らしい。 6月30日、トランプ米大統領が「日本はわれわれのコメを受け取ろうとしない。深刻なコメ不足になっているのにだ」とSNSに投稿した。 日本は年間77万トンのミニマムアクセス(最低輸...
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脆弱政権まともに相手にされず…アメリカから引導の石破政権
毎週訪米し、滞在を延長しても電話で済まされたり、袖にされる赤沢大臣。そりゃ、この政権基盤ではマトモに相手にされないだろう。自動車関税強行と石破政権の命運がいよいよ見えてきた。 ◇ ◇ ◇ 案の定の展開だ。 ...
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進まない日米関税交渉が自動車業界を直撃…日本企業への影響もジワリ
6月15日にカナダで開催されたG7サミットで、日米トップによる関税交渉で一致したのは「協議を継続」だけだった。なかでも自動車関税で依然日米の隔たりは大きく、トランプ大統領が主張する25%の追加関税の負担は、まだしばらく日本企業に続く...
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進まぬ日米関税交渉で日本が迫られる「悪魔のディール」…防衛費大幅増が膠着打開の取引材料に?
五里霧中の日米関税交渉の霧は一体、いつ晴れるのか。米国による「相互関税」の上乗せ分(14%)の猶予期限が7月9日に迫る中、担当の赤沢経済再生相は7回目の協議のため26日から訪米中。交渉が始まった4月16日から約10週間で7回にわたる...
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やがて防衛費大不況…このままではトランプにむしられるだけ
NATOに課せられた国防費5%の横暴はやがてアジアにも回ってくる。逆らえなければ、国民負担の大増税。 自動車関税とのダブルパンチで確実に日本経済はへたっていく。朝貢外交で媚びるのではなく、米国との距離の見直しが急務だ。 ...
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日米関税交渉7回目でも何も決まらず?MAGA“猿マネ”でヒンシュク買った赤沢大臣に問われる交渉人の資質
米国のトランプ大統領が突然打ち出した「相互関税」の上乗せ部分の発動猶予期限(7月9日)まで2週間に迫った。猶予の延長がなければ税率は10%から24%と大幅に引き上げられる予定だ。 トランプ政権はすでに4月3日に輸入車に対して...
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「Aiロボティクス」が第4次産業革命で急浮上
世界情勢は混迷の度を深めている。メチャクチャに近い。トランプ関税がそうだし、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのイラン攻撃など、まさしく「やったもん勝ち」の状況である。 国連は何の役にも立たない。国際ルール(法秩序)など、あ...
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石破政権という国難 米国隷従は日本も泥沼にはまるだけ
関税交渉があるから米国に逆らえないのはしょうがない、という意見があるがとんでもない話だ。このままでは防衛費を5%にされ、ホルムズ海峡にも自衛隊が行くことになる。石破官邸声明の逃げ腰、いつの間にかNATOの一員気取りの危うさ。景気も外...
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今後の進展も期待薄…関税交渉決裂は「米国に舐められている」が真相
新聞はハッキリ書いていないが、参院選前の決着を目指し、目いっぱいのメニューを出したのに、歯牙にもかけられなかった裏に何があるのか。赤沢大臣の毎週訪米が示すように見下ろされている2国関係。媚びるためにイスラエル批判を引っ込めても相手に...
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石破首相vsトランプ大統領の直接交渉は早くも敗色濃厚…「関税撤廃→引き下げ」に方針転換か
「国益を損ねることはない」──。日米関税交渉を巡り、そう繰り返してきた石破首相。カナダ西部のカナナスキスで開かれるG7サミット(現地時間16、17日)に出席するため、15日夜、政府専用機で飛び立った。サミットに合わせて開催予定の日米首...
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6月15日に開催G7サミットはトランプ関税で「会議は踊る、されど進まず」状態に
情報通信が発達しリモートワークの時代に、赤沢亮正経済再生担当大臣は何度も飛行機でワシントンへ出向く。日本の朝貢、誠意を見せても日米通商交渉は一向に進展していないようだ。赤沢大臣のコメントは、毎回「米側に関税措置は遺憾だと伝え、見直し...
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日本の自動車業界は「逆輸入車」でトランプ関税強行を乗り切れるのか
トランプ米政権の強硬な関税措置に対し、政府内では日本車メーカーが米国で生産する自動車を日本に逆輸入する案が浮上している。 トランプ大統領が日本で売れていないと主張する米国車は「GM、フォード」だと言うが、政府は米国産の日本車...
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日米関税交渉で浮上した「貿易協定の見直し」に動揺する日本だが…「令和の不平等条約」を5年以上放置のツケ
「非常に突っ込んだ話ができた」 米国のトランプ政権が打ち出した関税引き上げを巡る2回目の日米両政府による交渉後、記者会見した赤沢亮正経済再生担当相(64)はこう説明し、手ごたえを感じていたかのような物言いだったが、一体何だった...
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あり得ないような石破政権の愚鈍と無策 「令和の米騒動」という決起が国民には必要
おとなしい日本人はいまだ法外なコメを買わされているが、諸外国だったら暴動だ。備蓄米を放出しても価格が下がらないなら配ればいい。そもそも備蓄米なのに昨年の1.5倍もするおかしさや、今頃、買い戻し条件を見直すなど、これだけで内閣不信任だ...
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焦るトランプ…米中合意の裏と今後 日本にとっての吉凶は?対抗カードはあるのか
敵意むき出しで関税合戦を演じた米中が一転、早期合意したが、この背景は明らかだ。中国製品が入ってこなくなれば、困るのは米国。 思い付きの朝令暮改は今後も続くだろうが、赤っ恥のトランプはどう出るのか。せめて日本からはむしり取るの...
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庶民生活に忍び寄る“円安地獄”の足音…トランプ関税に翻弄され再び「1ドル=150円」も視野に
再び円安地獄が始まるのか。今年1月のトランプ米政権の発足から続いてきた円高基調の潮目に変化の兆しだ。米中関税戦争の「一時停戦」を受け、12日の東京外国為替市場は1ドル=146円前後から一気に148円台まで値下がり。約1カ月ぶりの円安...
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石破首相「トランプ関税交渉で選挙対策」シナリオは水の泡…米中115%引き下げ合意は日本に逆風の恐れ
急転直下だった。 スイスのジュネーブで貿易協議を行った米中両国が12日、相互に課している追加関税を115%引き下げることで合意した、との共同声明を発表。米国の対中関税は145%から30%に、中国の対米関税は125%から10%...
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ウクライナに「前提条件なし」「直接交渉再開」を自ら呼びかけたプーチン大統領の胸の内
ロシアとウクライナの間で「直接交渉」を巡る駆け引きが激しさを増している。ロシアが2022年2月にウクライナへ侵攻した直後、両国は複数回にわたって直接交渉に臨むも決裂。今回こそ停戦に向けた足がかりとなるか。 ロシアのプーチン大...
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このままじゃ、無策石破と共倒れ 国民は「最悪シナリオ」に備える必要がある
実質賃金下落は拡大の一途、コメを筆頭に物価高も青天井。それなのに庶民の悲鳴をよそに、何もやらない愚鈍政権。 関税交渉も長期化必至で、その間、GDPはへたっていく。どうせ選挙も負けるだろうが、未曽有の混乱の中、庶民は覚悟と備え...
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国難にヨタヨタの政権与党 こんな政権基盤じゃトランプに舐められるだけ
石破政権は英国に先を越された関税交渉をどう見ているのか。強がっているが、交渉のカードはあるのか。醜聞にまみれ、経済対策でも迷走の与党を見て、あのトランプが譲歩などするものか。 ◇ ◇ ◇ ウィンウィンということ...
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新経団連会長に筒井義信氏が5月末に就任も…「トランプ関税」でいきなり試練に
官界通(以下=官) 企業の3月期決算の発表が続いている。「トランプ関税」の影響を100億円単位の減益と見込む輸出メーカーもあるが、「見通せない」とする企業が多いな。 財界通(同=財) それはそうだ。トランプ米大統領の高関税策は次...
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石破首相「自動車関税」で敗北不可避…米英が先行交渉「低関税枠」で合意の衝撃
日米関税交渉の先行きが見えない。7日に開かれた自民党の関税対策本部の会合で、交渉担当の赤沢経済再生相は米側との2回目の協議に関し、「私からは改めて一連の措置は極めて遺憾だと伝え、見直しを強く申し入れた」と報告。「非常に突っ込んだ話が...