語り部の経営者たち
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ぱど 倉橋泰社長<3>社内ベンチャーから独立へ
1987年、ぱどを設立。倉橋は編集長、荏原製作所の役員が名ばかりの社長に据えられた。 「ぱど」は、横浜地域を皮切りに創刊号30万部を発行したのだが、実は、いきなり肩透かし状態に陥っていた。 …
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ぱど 倉橋泰社長<2>副社長との出会いで風が吹く
荏原製作所時代のあだ名は“スピッツ”。 「キャンキャン吠えて、誰にでも噛みついていましたから」 本物のスピッツは臆病だから吠えるといわれているが、倉橋の場合はその逆。怖いもの知らずの噛…
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ぱど 倉橋泰社長<1>日本一の発行部数を誇るフリーペーパー
ぱどは、同名のフリーペーパーを屋台骨に、地域密着型の情報誌やネットサイトなどを展開するベンチャーだ。 同誌は「PERSONAL ADVERTISING」の略から名付けられたように、個人広告主…
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ゼンリンデータコム清水辰彦社長<4>ドローン用飛行地図も
ゼンリンデータコムは住宅地図で培った地図データを主にBtoBビジネスに活用している。 社長の清水辰彦は言う。 「ゼンリンの住宅地図のシェアはおそらく97%くらいだと思うんです。同業者は…
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ゼンリンデータコム清水辰彦社長<3>カーナビのシェア85%
ゼンリンデータコムは住宅地図で知られるゼンリンの関係会社だ。地図データをデジタル化し、通信システムにつなげることで、地図アプリ「いつもNAVI」などを開発している。 データコム社の社長、清水…
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ゼンリンデータコム清水辰彦社長<2>ホームレスから英語を習う
ゼンリンデータコムは、個人向け地図アプリ「いつもNAVI」や企業向けに地図データをサービスしている会社だ。親会社のゼンリンが住宅地図の製作で培ったノウハウとデータをシステマチックに運用している。 …
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ゼンリンデータコム清水辰彦社長<1>住宅地図作製の舞台裏
ゼンリンデータコムは住宅地図で知られるゼンリンの関係会社だ。データコム社は、地図データを消費者向けモバイル、企業のソリューションビジネスなどに提供している。従業員は約400人。売上高は160億円。社…
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オーシャナイズ菅澤聡社長<4>目標は高水準の無償教育
学生が無料でコピーを利用できる「タダコピ」、多彩なサービスを提供する会員制サービス「スマートキャンパス」と、学生をターゲットに事業を拡大してきたオーシャナイズ。2015年からは小中高生を対象とした新…
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オーシャナイズ 菅澤聡社長<3>サークル組織から“企業”へ
会社を起こしてしばらくは、まるでサークルのような会社運営が続いた。経営に関する会議も、役員とインターンシップの計10人ほどが全員参加し、合議制で物事を決めていたという。だが、タダコピの設置大学が増え…
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オーシャナイズ菅澤聡社長<2>営業先で現れた“救いの神”
広告入りの紙を使用することで、無料コピーを学生に提供する「タダコピ」。2005年、当時慶大3年生だった菅澤聡氏が、仲間4人と事業化の模索を始めた。「事業を始める、会社を起こすといっても何から手を付け…
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オーシャナイズ 菅澤聡社長<1>「無料コピー機」がヒット
裏に広告が入った紙を使用することで、学生が無料でコピー機を使える「タダコピ」。2005年、当時慶大生だったオーシャナイズ社長の菅澤聡氏(33)が、学生起業で始めた事業だ。 現在はさまざまなサ…
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ファンケル 島田和幸社長<4>親子3代で使う根強いファンも
ファンケルは無添加の化粧品、健康食品を売る1部上場企業。今年の4月に社長になった島田和幸は、就任後すぐに動いている。 「以前、化粧品、健康食品が2つの子会社に分かれていたのを1つにしました。そ…
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ファンケル 島田和幸社長<3>カリスマ創業者から受けた薫陶
島田和幸がファンケルの社長になったのは今年の4月だ。入社した2003年からは管理部門にいて、13年に常務、グループサポートセンター長になってからは会長に復帰した同社の創業者、池森賢二にいちばん近いと…
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ファンケル 島田和幸社長<2>サプリメントという言葉を広めた
ファンケルは横浜に本社を置く化粧品、健康食品の会社だ。直近の年間売り上げは963億円で、従業員数は945人。東証1部上場企業である。 今年の4月に社長に就任した島田和幸は大学を出た後、スーパ…
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ファンケル 島田和幸社長<1>2人のカリスマから直接学んだ
ファンケルは東証1部上場企業。化粧品と健康食品の製造販売をしている。創業者の池森賢二は、肌にやさしい無添加の化粧品を開発し、自ら顧客に届け、ファンを増やしていった。そういった立志伝中の人物から見込ま…
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グローバルトラストネットワークス 後藤裕幸社長<7>ニッチからグローバルへ
2015年、携帯電話事業に進出し、外国人向け「GTNモバイル」の販売を始めた。 日本の携帯電話業者は、顧客に2年のリース契約を結ばせる。 「これは、日本ならではの“ガラパゴスルール”な…
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グローバルトラストネットワークス 後藤裕幸社長<6>月3000件の相談に対応
もちろん、大家が外国人を敬遠するにはそれなりの理由がある。だからこそ、多くの家賃保証会社が手をつけようとしなかった領域でもある。 GTNの生活サポート部門には、1カ月3000件の電話相談があ…
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グローバルトラストネットワークス 後藤裕幸社長<5>家族的経営に切り替え
設立当初は、社内でも問題を抱えていた。お国柄や民族的な違いによるトラブルが続出し社員同士の不協和音が絶えなかったのだ。 「実は、同じ国の間でも軋轢がありました」 中国人は出身地による差…
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グローバルトラストネットワークス 後藤裕幸社長<4>成約数3カ月で1件
売却資金をもとに新たな事業に取り組もうと考えたとき、自らが20人近くの韓国人の連帯保証人になった経験から思いついたのが、家賃保証サービス事業だった。 試しに、外国人の友人知人に聞いてみると、…
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グローバルトラストネットワークス 後藤裕幸社長<3>韓国に特化したベンチャーで軌道に
19歳の時に挫折を味わい、1年間ひきこもった。しかし、後藤社長にとっては、この時期が起業家になるベースをつくった時期でもあると言えるだろう。 毎日、新聞やテレビのニュースばかり見ていた。高校…