メジャーリーグ通信
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労使対立の激化は米球界の終わりの始まり 動画配信の一般化で視聴者は奪い合いの状況
労使協定の改定を巡り、大リーグ機構及び球団経営陣と大リーグ選手会(MLBPA)とが行っていた交渉が決裂した。 公式戦は当初予定されていた3月31日の開始が変更され、現時点で最速でも4月7日の…
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清原和博氏だけじゃない! 大リーガーによる「人命救助エピソード」3選
日本では清原和博氏の人命救助が話題になっているが、メジャーリーグでも現役の有名選手や元スター選手の人命救助がニュースになったことが何度かある。 2013年当時レッズの主砲格だったトッド・フレ…
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米大リーグの懸念は「ウクライナ問題」より物価上昇 娯楽費や遊興費の見直しも…
ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ問題を巡ってドイツ首相のショルツと会談した後に、記者会見でウクライナ国境からの部隊の撤収を加速させるかは状況次第であると語ったことは、米欧との交渉を有利に進めよう…
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高梨沙羅はスーツ規定に泣いたが…大リーグでも誤審が優勝の行方を左右する
北京冬季五輪では高梨沙羅の不可解な「スーツの規定違反」を筆頭に次々と疑惑の判定が発生している。 大リーグでも、不可解な判定は枚挙にいとまがないが、特にひどいのが次の5つのケースだ。 …
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選手会は米連邦調停局の仲裁を拒否…MLB開幕への道のりが依然遠い根拠
「政府が仲裁に乗り出したものの失敗する」といえば、すぐに思い出されるのが1994年から95年にかけてのストライキだろう。 当時大統領であったビル・クリントンが労使双方の代表をホワイトハウスに集…
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元楽天のメキシコ人右腕には厳罰下ったが…大リーグ「治外法権」の仰天
メジャー通算13勝右腕で楽天に在籍したことがあるセルジオ・ミトレは、一昨年7月に当時同棲していた19歳のメキシコ人女性リリアーナさんの1歳10カ月になる娘イネスちゃんを何度も殴打したうえ、性的な暴行…
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「米国プロ野球史上初の女性監督」が注目される本当の理由
右翼から本塁への送球がそれ、一塁手の頭上を越える暴投となったものの、遊撃手のデレク・ジーターが所定の守備位置を超えて中継し、駆け抜けざまに本塁に投げて走者をアウトにする。 ヤンキースとアスレ…
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メジャーリーグの組閣事情「カネも出すがクチも出す」オーナーの弊害
メジャーリーグはロックアウトで1カ月以上FA選手の契約やトレードが止まっている。 コーチの獲得や移動は対象外のため、ここにきて動きが見られた。メッツが年明けからコーチ陣の人選を開始したのだ。…
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竜巻被害への対応で露呈した大リーグ機構の思惑…労使対立を有利に解決するための手段に?
現地時間の12月10日にケンタッキー州など米国の南部から中西部の6州で起きた強い竜巻は、多数の死者や行方不明者をもたらす大惨事となった。 15日に大統領のジョー・バイデンがケンタッキー州を視…
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大谷翔平がFTXアンバサダーに就任 ギャラを株式で受け取るメリット
先月16日、大谷翔平が暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するFTXという企業のグローバル・アンバサダーに就任した。 役割はブランド・イメージの向上に寄与することだ。ギャラは公表されていないが、…
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MLBの「ロックアウト」はいつまで続く? 長期化で視聴者から見捨てられる可能性も
新たな労使協定の締結が期日までに実現しなかったことで、大リーグでは機構と経営陣による施設封鎖(ロックアウト)が始まった。 大リーグでロックアウトが行われるのは史上最長の労使紛争となった199…
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大谷翔平の通訳・水原一平氏の貢献度はいくら 日本語の年俸はスペイン語の約2倍!
大谷翔平の大ブレークの陰に通訳を務める水原一平氏の貢献あり――メジャーリーグの通訳への関心が高まっている。 2015年まで通訳は日本、韓国、台湾出身の選手にだけ許された特権だったが、16年か…
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インディアンスが来季から「ガーディアンズ」に改称する背景
世界大恐慌の直接の契機となった1929年の「ブラックサーズデー」、米国の財政赤字と貿易赤字の先行きを懸念して起きた1987年の「ブラックマンデー」と「ブラック」と名の付く曜日は世界経済と深く関係する…
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大谷翔平は満票だったが…メジャーで不可解なMVP選出は過去にごまんとある
メジャーリーグのMVP投票の結果が18日に発表され、大谷翔平が満票で選出された。大谷は当初から本命視されていたので順当な選出だったが、これまでのMVP投票を振り返ってみると、首をかしげたくなるケース…
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ストライキの懸念も…新労使協定を巡る交渉が難航するカラクリと波紋
新しい労使協定を巡る機構・経営陣と選手会の対立が深刻になっている。 米国東部時間の12月1日23時59分、現行の労使協定は失効する。もしそれまでに新協定が締結されなければどうなるか。経営陣が…
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今年のワールドシリーズは父親に軍配…メジャー歴代「ファミリー対決」の人間模様
今年のワールドシリーズを盛り上げるネタとしてメディアが盛んに取り上げたのは、ブレーブスのスニッカー監督と、その長男アストロズ・スニッカー打撃コーチによる親子対決だ。 この2人には、メジャーで…
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株価やエネルギー価格の高騰…物価騰貴の恩恵を受けるのはスポーツ界でも経営陣だけ
ネットフリックスで放送されている韓国のテレビドラマ「イカゲーム」が、世界で大きな話題を集めている。 米国では今年のハロウィーンの仮装は「イカゲーム」の登場人物が人気で、関連する衣装が売り切れ…
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大谷翔平オフはCM王が確実 気になるメジャー有名選手の出演事情と評判
大谷翔平は日本で7社とCMスポンサー契約を結んでいる。米国では昨季までMKBやエンゼルス球団のCM(シーズン開幕を告げるCM)に駆り出されたことはあったが、一般企業のCMに出演したことはなかった。そ…
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テキサス州知事の「ワクチン強制禁止」政策に悩まされる大リーグ
「ワクチンは安全かつ有効で、新型コロナウイルス感染症に対する最善の防御ではあるものの、接種は任意とすべきであり、決して強要してはならない」 米テキサス州知事グレッグ・アボット氏が今月11日に出…
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大谷に沸いたエンゼルスは「観客動員数」では負け組…二刀流の活躍でもファン呼び戻せず
今シーズンはコロナ禍が終息しない中で開幕したため、メジャーリーグ全体で見ると1試合当たりの観客動員数は1万8652人。一昨年に比べ(昨年は無観客)34%減少した。 この数字だけ見ると、どの球…