中道改革連合・小川淳也氏に聞いた「18の疑問」 火中の栗拾い代表就任から2カ月

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小川淳也(中道改革連合代表)

 真冬の総選挙で大勝した高市首相は「国論を二分する政策」を推し進めている。内閣支持率は高水準だが、国会前デモは拡大。民意は受け皿を探している。中道改革連合の結党から100日あまり。立憲民主党公明党の参院議員との合流機運はしぼんだように見えるが、どうするのか。独裁色を強める女性初首相の暴走を止める覚悟はあるのか。火中の栗を拾ったトップに聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ──立憲も公明も3月の党大会で合流時期を明示せず、来春の統一地方選は独自候補を擁立。3党で協力するとのことですが、合流は白紙ですか。

 大敗したので時間を置かなきゃと思っていたんですが、3党とも政党支持率が下がっている。悠長に構えていると体力を消耗する。危機感を強めています。できるだけ早く決着させた方がいい。片輪走行が続くと期待感や将来性につながらない。

 ──時期のメドは?

 いつだと言える環境にはありませんが、早いに越したことはない。政治イベントはサイクルがあります。まずは、今国会が閉じた後(会期は7月17日まで)。次は政党交付金の基準日(毎年1月1日)を控える12月。その先は来春の統一地方選、通常国会会期末、年末、再来年の参院選。節目を意識しながらということになると思います。

 ──落選者の一部が離党。「立憲に戻りたい」との声も上がっています。

 気持ちは分かるんです。立憲は自分たちでつくってきた組織。愛着、ホームシックはあって当然。ですが、中道で根を張るとすれば、中道の地方組織をつくり、中道の地方議員と党員がいる構造を最終的にはつくらないと。

 ──地方の立憲と公明を糾合するんですか。

 方向性が定まっていないことが最大の問題。いろんなバリエーションがあり得る。苦しみもがいているところです。

 ──GW明けに発表予定の衆院選総括で「拒否層の多さ」を問題視していると聞きます。好転に向けた戦略は?

 なぜ嫌われたのか。そこから出発しなきゃいけない。選挙互助会との疑いの目を今なお向けられています。それを凌駕する理念や政策、行動、実践が伴わないと払拭できない。前向きな取り組みで乗り越えていきたい。

 ──「小川中道」の看板政策は?

 競争力のある福祉国家を目指したい。安心して暮らせる社会はチャレンジ、競争性、成長性を育む。この間、いろいろ追われて怒涛でした。そろそろキックオフしなきゃいけない。

 ──資金難に直面し、年内に1億円調達が目標のクラウドファンディングを開始。裏金事件の舞台となった政治資金パーティーの奨励は批判もある。

 政治資金パーティーの印象は確かに良くない。ただ、誤解されている面がある。まず「パーティーの自粛はやめます」とハッキリさせた。「奨励します」とまで言ったのは、セミナー形式の勉強会です。参加者にとっても身になるものは勧めたい。2024年6月に政治資金規正法が改正され、パーティー券購入者の公開基準額を献金同様の「5万円超」に引き下げ、支払いは口座振り込みかクレジットカード決済限定(27年1月施行)。裏金化しようがないんです。政治資金の透明性を確保する法的環境が整った以上、自民党とフェアに競い合う土俵をつくらないと。2月に実施した惜敗者ヒアリングでも、正当な政治活動としての資金集めを規制しないでほしいという要望があった。そうした声には応えたい。クリーンな政治、透明性の高い政治、信頼される政治をしたい。最終目標は政権交代の受け皿となる実力をつけ、行き詰まった社会を正しく変革すること。そこに資するものは幅広く受け止め、致命傷になりかねないものは取り除く。全体感を忘れず、党運営にあたります。

 ──沖縄県知事選(9月13日投開票)の対応は?立憲が支援してきた玉城デニー知事は3選を期して出馬表明。自民が推す新顔との事実上の一騎打ちで、公明が与党時代に推進した米軍普天間基地の辺野古移設が争点です。

 新潟県知事選(5月31日投開票)は(公明と)対応が分かれている。沖縄もそろえるのは容易じゃないと思っています。地域の総支部長がデニーさんを応援するのは間違いないだろうし、私もシンパシーは強い。党中央は有志による自主的支援など、組織決定が難しい可能性も視野に入れつつ慎重に調整に入らなきゃいけない。

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