消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった
「『日本全体として必要となる量』は確保できており、一部で生じている『流通の目詰まり』についても、解消が進んでいる」──。ナフサ由来製品の供給不安を巡り、高市首相が先月16日の「中東情勢に関する関係閣僚会議」で、そう明言してから1カ月が経とうとしている。しかし、建築や医療現場などでの品薄・価格高騰は相変わらず。「目詰まり解消が進んでいる」は盛りすぎだ。
ナフサの供給不安で顕在化した問題のひとつが、塗料に欠かせないシンナーの不足だ。高市発言の2日前、赤沢経産相は14日の会見でシンナー不足に関し、全国のメーカーや卸に出荷を制限しないよう求めたことを理由に「解消済み」と強調。これに対し、塗装業者2300社で構成する日本塗装工業会(日塗装)は「政府発表と現場のサプライチェーンには大きな乖離が生じている」と訴えた。
「解消済み」発言から1カ月が過ぎようとしている中、現状はどうか。日塗装の担当者は「正直、状況は変わっていない」と明かし、こう続けた。
「シンナー流通の目詰まりが解消されていくという赤沢大臣の発言を受けて期待していましたが、3週間以上経っても現場にはモノが行き届いていません。シンナーだけでなく、塗装に欠かせない『ビニマスカー』と呼ばれる養生シートやローラーパッドなどの副資材も手に入りづらい状況が続いています。メーカーさんが通常通りモノを作って出荷するようになって初めて、われわれ塗装業が元に戻る感じですね」


















