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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

「嘘付き元通訳」だけじゃない! 米球界に黒歴史を刻んだ球団職員たちの仰天不祥事

公開日: 更新日:

 メジャーは3月28日に本格的なシーズン開幕を迎えたが、日本では依然として大谷翔平の専属通訳でドジャースの球団職員だった水原一平氏の違法賭博問題に関する報道があふれている。

 水原氏は違法なスポーツベッティングにはまって7億円近い負債ができ、それを極秘裏に大谷の口座から支払ったため、遠征先のソウルで解雇された。すでに米国の司法当局の捜査が始まっており、それが終わり次第、金額が大きいため、刑事裁判の被告人になり実刑判決を食らう可能性が高い。

 MLBでは2010年以降、球団の職員が重大な不正を働いて解雇され、裁判で実刑判決を受けたケースが何件もある。

 19年7月1日にエンゼルスのローテーション投手だったタイラー・スキャッグスが遠征先で、禁止薬物であるフェンタニルの過剰摂取で急死する事件があった。その後の捜査で違法薬物はエンゼルスの職員で広報ディレクターを務めていたエリック・ケイから供給されていたことが判明。ケイは解雇されただけでなく、起訴されて刑事裁判にかけられ22年10月に懲役22年という凶悪殺人犯レベルの判決を受けた。

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