「ニューウイング」のカリスマ支配人吉田健さん厳選、泊まれる極上サウナ7選(前編)

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唐桑御殿つなかんサウナ(宮城・気仙沼)

 東京・錦糸町のスパ&カプセル「ニューウイング」の支配人・吉田健さんは全国のサウナーから絶大な人気を誇る。気になる施設を見つけると、時間をやりくりして全国を訪ねていく。そんなカリスマ支配人にGWに出かけたい泊まれるサウナを教えてもらい、それぞれの担当者に話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

■穏やかな海の癒やし。鮪立の自然感じる3タイプ

 100年近くカキの養殖業を営む家の女将・菅野一代さんが2013年に開業。唐桑半島の海辺に立つ、入り母屋造りの情緒ある民宿の屋外で3種のサウナが楽しめる(要水着)。

 1つ目の「サウナトースター」は、車の内部を改造。木造りの細部にまでこだわった室内に仕上げ、ハルビア製薪ストーブを使用する。大きな窓から山々を望みつつ、ロウリュが始まると、室内はあっという間に100度に上昇。熱波の対流に心地よく身をゆだねよう。ピンクのスカイタンクの水風呂は約12度だ。

 屋号でもある「つなかんサウナ」は元漁具倉庫を改装し、ツリーハウスをイメージしたサウナ小屋だ。2階部分のサ室には、モキ製薪ストーブを設置。7人は余裕で座れるベンチの窓から穏やかな鮪立湾を眺めながらロウリュが受けられる。火照ったら1階に下りて、銀の缶詰タイプの水風呂にザブン。

 その名もズバリ、「3つ目のサウナ」はNARVI製薪ストーブを使用した高天井の空間だ。ゆったりと滑らかな座面で横になったり、あぐらをかいたりしながら、ロウリュが始まると、凄まじい蒸気が立ち込める。それがこなれた熱波空間はまさに至福だ。

 黄色のスカイタンクの水風呂でひと息ついたら、大島亀山を一望できるウッドデッキで外気浴タイムだ。穏やかな海辺の雰囲気に癒やされる。

 予約制で、日帰り(午前11時~午後2時)でも利用できるが、宿泊客(1室基本料金1万2650円、休前日は+1000円)が優先だ。

「四季折々の鮪立の大自然の中で朝日や夕日を感じながら快適なサウナをお楽しみ下さい」(菅野一代さん)

(住)宮城県気仙沼市唐桑町鮪立81
(営)午後3時~翌午前10時
定休日・年中無休
(℡)0226-32-2264
入浴料金:「サウナトースター」4人まで5000円(1人追加ごとに+1000円)、「つなかんサウナ」同1万2000円(同3000円)、「3つ目のサウナ」同1万円(同2500円)

AMZA(大阪・千日前)

 大阪・難波のド真ん中にあり、6階の展望風呂からはミナミの街並みを一望──。アクセス抜群の男性専用スパ&カプセル施設は、日本最大の全426室を完備。3タイプから選ぶオリジナル設計のカプセルルームは、ビジネスホテル以上の満足感が得られる。それでいて入館料1600円~、宿泊料金(チェックインは正午~*カプセル利用は午後3時~、チェックアウトは午前10時)は3200円~と安い。GWでも割安のカプセルは5000円台だ。

■ビジホ以上の満足感で極上熱波イベントも大人気

 本格サウナは3種。まず、IKIサウナは3段ベンチ定員30人。前面がガラス張りの開放的な空間の中央に巨大IKIストーブが設置されている。設定は約90度。オートロウリュのほか、プロジェクションマッピングや迫力の音響を駆使したイベントは大人気だ。アウフグースは毎日8回行われ、スタッフの中には日本選手権や熱波甲子園に出場経験がある人もいて、極上の熱波パフォーマンスが楽しめる。

 瞑想フィンランドサウナは85度前後のマイルドな設定で定員12人。「ZIELの電気ストーブで穏やかな熱気と温度、湿度がうまく調和して心地よい空間で体の芯から安らぎますよ」と森下寛史店長。セルフロウリュもできるという。

 そしてグエルスチームサウナは、スペインのグエル公園を模した色鮮やかな室内で定員12人。ハーバルの香り漂う水蒸気で45度に保たれ、暖かい蒸気で汗が落ちる。

 風呂は、定番の冷水風呂17度のほか、信楽焼陶器製の寒冷壺風呂14度も備えている。水風呂が苦手なら、冷気シャワー完備で室温0度のペンギンルームもある。外気浴スペースからもミナミの街を望め、気分爽快にととのうはずだ。

(住)大阪府大阪市中央区千日前2-9-17
(営)正午~翌午前10時
定休日・年中無休
(℡)06-6633-1000

サウナサン(長崎・佐世保)

 港町佐世保で人気の男性専用スパ&カプセル施設は今年で創業44年目。老舗だけに宿泊料金は通常カプセルが一般で1泊5200円、プレミアムタイプが同5900円(チェックインは午後4時、チェックアウトは通常が午前10時、プレミアムが午前11時)。どちらも朝食サービスがうれしい。

「お帰りなさいの精神で心の贅沢が得られる施設です」と温和な2代目社長・足立琢哉さんが胸を張るように、長崎滞在の拠点にしたくなるサービスぶりだろう。

 さて、高温サウナはヒノキ造りの4段ベンチで定員20人。メトス製大型電気ストーブが室温を98度に暖めている。5分ごとにオートロウリュがあり、じんわりとした輻射熱を味わえる。木曜、土曜、日曜の午後2時、5時、9時にはロウリュ&アウフグースイベントを開催。プロ熱波師のイベントもあるというからHPは要チェックだ。

■水風呂は大人10人ゆったりのキンキン天国

 さらに、薬草スチームサウナと和香サウナも用意。前者はアロマ漂う蒸気ムンムンの54度、定員7人で、後者は日替わりでお茶やハーブなどの香りを楽しむ78度、定員3人。3つゆっくり楽しみながら好みを見つけ、しっかりと温まったら、水風呂だ。

 通称サウナサンシステムの水風呂は竹炭入りで13~15度。大人10人がゆったりできる大型のキンキン天国は、水風呂好きにとってたまらないだろう。

3階にはコワーキングスペースが

 2020年のリニューアルで、3階にはコワーキングスペースが設けられている。デスクには電源やWi-Fiが完備されているから、仕事もここで対応できる。

(住)長崎県佐世保市塩浜町6-15
(営)24時間
定休日・年中無休
(℡)0956-23-3000

※価格やメニューなどは取材時のもので、変わる可能性もあります。訪問される際はご注意ください。

▽吉田健(よしだ・けん) 長崎県出身。ニューウイング支配人。日本初のサウナ施設といわれる東京温泉でのバイトをキッカケにこの業界へ。その後、病院の清掃などを経て縁あって旧ウイングに入社。「心地よい導線と秩序を大切にする」改善で業績を立て直し、全国的な人気施設の地位を確立。数多くのイベントを仕掛ける中、食事スペースにラジオブースを設け、サウナ室に音声を流している。他施設の支配人や業界のキーマンが登場することも。

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