保阪正康 日本史縦横無尽
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シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(4)日本の米国に対する戦争通告は、外務省書記官でさえ気づかなかった
保阪メモの第22項目「駐米日本大使館の米人タイピスト」について話を続けていこう。 それにしても1等書記官の一人が、すぐに本省から送られてきた文書の束を次々と英文タイプで打っていけばいいではな…
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シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(3)太平洋戦争開戦前夜──タイプを打たせてはならないと言われた「3人の米国人タイピスト」
今回から歴史的にあまり知られていない史実を、私の取材メモをもとに整理してお届けしたい。「保阪メモ第22項目 なぜ駐米大使館の米国人タイピスト3人は、真珠湾開戦前に辞めたのか」について詳しく見ていくこ…
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シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(2)戦争下で歪んでいく日常、壊される常識…取材メモ約150通をひともく
これまで昭和史の正確な実証をめざして、延べ4000人の関係者に会ってきた、と私は書き、話してもきた。「本当か」と首をひねる向きも多いかもしれない。しかし30代の初めから80代半ばの今日まで、昭和史の…
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シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(1)4000人あまりの証言をこのまま墓場に持っていくわけにはいかない
これまで「憲法と日本人」シリーズを長期にわたって検証してきた。折々の政治、社会、文化などの動きに絡ませて、歴史との関わりを見てきた。月並みな言い方になるのだが、頭を抱えるほどの難問にぶつかったとき、…
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シリーズ「憲法と日本人」(51)「戦争ができる憲法」への現実味 今こそ改憲論議の歴史を見つめ直せ
昭和31年に開かれた憲法調査会法案に関する第1回公聴会について、もう少しの補足説明を加えておこう。私たちは79年の間、変わらずに続いてきている現憲法を改正するときには、どのような心構え、あるいは向き…
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シリーズ「憲法と日本人」(50)戦争に直結した大日本帝国憲法と、まずは「100年」生かすべき「非軍事憲法」
現在の時点で、なぜ70年前の憲法改正を前提とした「憲法調査会法案」の第1回公聴会議事録の内容を事細かに紹介したのか。言うまでもなく今後の改正論議では、幾つかの視点や論点が出されてくるであろう。しかし…
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シリーズ「憲法と日本人」(49)憲法を論じるならば過去・現在・未来を透視した姿勢が必要だ
憲法改正が現実に政治的課題となってきているというのに、その動きへの論じ方が十分に行われていないように思えてならない。現政権は憲法改正に使命感を持っているようだが、具体的にどのような方向で、いかなる内…
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シリーズ「憲法と日本人」(48)日米安保条約の片務性を指摘する改憲派の思惑と60年安保闘争
自民党の大坪保雄と政治学者の中村哲。この2人のやりとりの中で、もう一点注視しておく必要のある論点を紹介しておこう。それは集団安全保障に対する視点である。2人のやりとりの内容を以下に語っておきたい。 …
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シリーズ「憲法と日本人」(47)ある日突然戦争は起きない、「急迫不正の侵害」に至るには13から14の段階がある
自民党の大坪保雄の感情的な質問に、政治学者の中村哲の答えはいかなる内容であったか。 その答えの中には、「この点は憲法の性格、考え方が甘いと言われるかもしれませんが、ちょうどこの憲法ができまし…
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シリーズ「憲法と日本人」(46)今後の改憲論議が進む道を示唆する自民党議員の軍事第一主義の質問
自民党の大坪保雄と政治学者の中村哲のやりとりをもう少し見ていくことにしよう。 大坪の意見は、神川彦松とあらゆる点で共通点がある。つまり大日本帝国憲法のもとでの支配階級は、新憲法にこのような不…
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シリーズ「憲法と日本人」(45)公聴会で最後まで平行線をたどり続けた「全面的改憲論者」と「原則的護憲論者」
政治学者の神川彦松と社会党の飛鳥田一雄のやりとりは、平行線をたどり、2人の論は噛み合うところがない。飛鳥田は、やりとりの最後に苦情を述べている。 「はなはだ恐縮ですが、いろいろな憲法改正、ある…
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シリーズ「憲法と日本人」(44)冷戦の軍事拠点化で損なった日本の自主性、米国にへつらう中で議論される改憲論の危うさ
飛鳥田一雄(社会党)の、公述人の神川彦松への質問の中に、今こそ注目しておく必要のある内容がある。その点について触れておこう。 「憲法の改正論は、ニクソン副大統領(保阪注、のちのアメリカの大統領…
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シリーズ「憲法と日本人」(43)「二重帳簿」と指摘された小委員会の記録 自民党が公開を拒んだ「秘密議事録」とは
神川彦松の指摘をわかりやすく説くと、こういうことになる。当時、衆議院に憲法を論じる特別委員会なる組織が設置された。その中に14人から成る小委員会がつくられたのだという。 「その小委員会の記録と…
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シリーズ「憲法と日本人」(42)社会党の若き論客・飛鳥田一雄が質した「マッカーサー憲法」論者の虚実
拙著(「50年前の憲法大論争」講談社現代新書、2007年)は、昭和31(1956)年の衆議院内閣委員会公聴会(テーマは「憲法調査会法案について」)の議事録を基にした書である。当時、鳩山一郎内閣のもと…
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シリーズ「憲法と日本人」(41)ファシズムの担い手だった旧軍人政治家による戦後の知識人批判は笑止千万である
辻政信の質問に、中村哲は「(その指摘は)誤りでございません」とのみ答えている。そうすると辻は、居丈高に詰め寄るのだ。 戦後の昭和27年7月の「改造」には、「明治憲法は国民の政治的参加を認め、…
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シリーズ「憲法と日本人」(40)戦前から戦後へ時代に翻弄された憲法学者──軍人政治家・辻政信が中村哲に迫った「踏み絵」
まず辻政信は、中村哲に対して、「あなたは台湾の大学で憲法の講義をしていたが、旧憲法はあなたの学者的良心に一致したという考えのもとで講義をなさったのですか」とただしている。この質問は当時(昭和31年ご…
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シリーズ「憲法と日本人」(39)中村哲は、真崎勝次が主張した日本独自の民主主義の欺瞞を突いた
まず真崎勝次は、次のような自説を披歴する。かなりずさんなのは軍人ゆえであろう。 「民主主義という漠然たる考え方で日本が混乱に陥ったことは、今度が三回目であります。いわゆる鹿鳴館時代の民主主義流…
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シリーズ「憲法と日本人」(38)歪んだナショナリズムの系譜──占領憲法論の堂々巡りを排す
「戦力を否定するというのは、国家を否定することだ」という質問に、国際政治学者・神川彦松の答えは、それなりに一貫している。現憲法を「占領憲法」「マッカーサー憲法」とそしる論者の視点は、なるほど戦後社会の…
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シリーズ「憲法と日本人」(37)戦後においても国家総力戦の発想を露呈させた旧軍出身議員の危険性
神川彦松の自衛隊論は、実際の姿を明確に、正直に語っている。改憲側、護憲側を問わず、事実認識という点では、極めてまっとうだと言ってもよいであろう。そうはいっても、将来は「日本臣民の軍隊」と言いだし、委…
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シリーズ「憲法と日本人」(36)「警察予備隊だって自衛隊だってアメリカのために作ったものである」──親米右翼のご都合主義を突く
すでに少し触れたのだが、自衛隊の存在について、憲法9条との絡みでの論戦ももう少し触れておかねばならないであろう。社会党の片島港は、複雑な言い回しで、「現憲法をマッカーサーが作った」という言い回しをす…
