著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(56)東條英機の内省、橋本欣五郎の怒声…取材ノートが明かす東京裁判「戦犯たち」の肉声

公開日: 更新日:
巣鴨プリズンから東京裁判法廷へ向かう東條英機元首相(2列目左端)らA級戦犯たち(1946=昭和21=年5月)/(C)共同通信社

 東京裁判において、A級戦犯たちが絞首刑になった真の理由は、実は戦時法規違反の残虐行為の責任を問われたためであった。もとより、このことは表面的な記録からは読み取りにくい。しかし、海軍は一人も絞首刑になっていない。陸軍でも戦争推進政策の中心人物(参謀本部の指導部に位置する幕僚ら)な… 

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